知りたくないではすまされない ニュースの裏側を見抜くためにこれだけは学んでおきたいこと

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046040794

作品紹介・あらすじ

知りたくないけれど、これを知らねば国際政治の先行きは読み解けない!トランプ大統領誕生から米中貿易戦争までをみごとに予言した著者だから語れた、ビジネスパーソンが知るべき「地政学2.0」。

感想・レビュー・書評

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  • 最近、「ニュース女子」のコメンテーターとして登場しているので、彼の分析力についてある程度の予備知識があったのだが、その期待値を裏切らない良書でした。
    特に、衝撃だったのは第7章「アメリカは敵と味方を取り違える天才だ」というインドネシアの軍幹部の発言を裏付ける内容・・そして間違えるだけではなく同盟国(かつての南ベトナム)を見捨てることも彼らの国益次第だという点は日米安保を金科玉条にしている日本人には耳の痛い話である。
    さらに第8章「未来を読み解くDIMEという考え方」も示唆に富む、不正事件を起こした日本の会社に中国系企業が食指を伸ばしてくるのはハイテク技術を盗もうというしたたかな狙いがある(P226)など・・
    米国の原理原則は「頼りにならない味方は守らない」という冷徹さを持っていること、国益は与えられるものではなく勝ち取るものである、など本書には寸鉄人を刺すような視点が数多く提供されています。
    一読をお勧めします。

  • アメリカの保守派に属する人々が、どういった信念で行動しているかが分かる、数少ない良著です。

    日本だけでなく、アメリカのメディアも左傾化していることがよく分かりました。

  • これを読めばトランプの言動が腹落ちする。

  • ●重要な事は、アメリカの世界戦略がどうなっているのかと言う対極の議論をまず理解することだ。アメリカは、困窮した同盟国に兵器や装備を与えたり、軍事的な助言や援助を与えることができるが、その国が最終的に勝利を得ることができる意思や、自助努力を与えることができない。その国が自分自身で解決しようとしていることが大切なのだ。アメリカはベトナム戦争の教訓から、「自助努力をしない同盟国を守ることはできない」と考えるようになった。
    ●戦争論によると18世紀においては戦争は未だ政府だけが関与する出来事で、国民は単にその道具に過ぎなかった。フランス革命以降、戦争は国民の関与するものになった。戦争は国民全体のものとなりその性格は変化した。
    1980余年「ワインバーガー・ドクトリン」の発表。「アメリカの軍隊を外国に派遣する際には、アメリカ国民に支持されていると言う十分な証拠がなければならない」
    ●アメリカの有名な歴史学者であるチャールズ・ビヤード博士の「ルーズベルトの責任、日米戦争はなぜ始まったか」
    ●アメリカに関するマスコミ報道で気をつけないといけない事は、「アメリカは」と言う表現で紹介されるのは「民主党を支持するアメリカ」が多いということだ。
    ●昔からアメリカは共和党の方が圧倒的に強かった。しかし恐慌により「資本主義はもうダメだ」と言う空気が世界中に蔓延する。そして新たに登場したのがニューディール政策と呼ばれる、政府による経済への積極介入を掲げた民主党のルーズベルトであった。これらのニューディール連合に戻るべきことにアメリカ共産党およびソ連のスパイが大量に入り込んで、民主党の政権を国家社会主義、共産主義と牽引していくのだ。
    ●「ネオコン」VS「アメリカファースト」ネオコンと言うのは、民主党系の左からの転向者たちである。正確に言えば、ソ連のトロツキストの系譜を組む人たちのことだ。「世界中にアメリカ軍を派遣して民主主義と言うものを輸出すれば、世界を良くなる」と言う考えの人たち。

  • 江崎先生に叱られる
    阿倍を許すヤツも、非難するやつも
    自分の目でみて、何をしているかで是非を決めろ
    何をしたか、していないかである

    難しいから江崎道朗の本をみる

    阿倍ダメじゃん
    他もダメダメじゃん
    誰か、救世主が出てこないのか!!

  • すげえ。

    てか、当たり前のことをいろんな人脈から淡々と描いてる感じ。
    こう言うことが表に出ないマスコミというか、左の戦略のすごさも感じる。

    米国でさえそうなんだから、某国と近く、顔立ちも似てて、国益が相反する日本で何が行われているか、推して知るべし。

    米国は徹底して実利の国。のくせに、神への信仰で成立した国。
    単純なカウボーイでありながら、敵と味方を取り違える天才。

    独立と平和は与えられるものではなく勝ち取るものだ。

    もひとつ言えば、勝ち取ったものを守り続けるのは、勝ち取るより難しい。

    30年後に、日本、あんのか。

    ああ、もう一個、日本を滅ぼす力があるのは、ソ連と中国、そしてアメリカ。よってこの三ヶ国の内情を死に物狂いで調査し、その上前をはねるつもりで立ち向かわないといけない。

    敵味方関係なし。

  • 政治は綺麗事ではできないことがよくわかり、かつ綺麗事を口にしておくことも必要なことがよくわかる本。行政、政治の関係者は是非こういうドロドロした中で四つに組んで戦ってほしい。そういう人たちには、それに見合う報酬もきちんと払う必要ありますが。

  • 非常に面白くて一気に読了してしまいました。
    「虎ノ門ニュース」で著者である江崎道朗先生の事を知り、是非、先生の知見をもっと知りたいと存じ立ち、早速入手しページを開きました。米国政府やそれを取り巻く組織がどういった性格のモノであるのか、戦後戦略や米国の国情。それに日本をどう見ているのか!が詳細に解説されていて目から鱗と申しますか、これまで知らなかった歴史的事実や経緯、そしてこれからの覇権に対する戦略など興味深い話の連続で読んでいてとても面白かったです。
    これから先生の他の著書にも手を伸ばして「コミンテルン」や「ヴェノナ文書」など見識を広げたいと思います。

  • 1984 ワインバーガードクトリン
     アメリカの軍隊を外国に派遣する際には、十分なテストを行い、また、軍隊を外国に派遣するということが、アメリカ国民と選出された国会議員たちによって支持されているという十分な証拠がなければならない

    シュラフリー女史
     共和党を支持する保守派の関心は、家族政策、景気対策、治安維持など国内問題であって、外交には関心があまりない
     マスコミの大半が民主党支持で、アメリカ保守派の意見を取り上げてくれるのは主にラジオ
     アカデミズ、大学はリベラル派が主導権を握っている

    保守運動は、第二次大戦後ルーズベルト民主党によって構築されたニューディール連合からアメリカを取り戻す運動から始まる(官僚、学者、労組、マスコミなど民主党支援ネットワーク)

    トランプを支持したのアメリカや日本のマスコミが報じないもう一つの共和党を支持するアメリカだ

    歴史的に、共和党と民主党のどちらが強いかというと、圧倒的に共和党

    リンカーンから満州事変までほとんど共和党

    ニューディール連合にアメリカ共産党とソ連のスパイが大量に入り込んだ

    アメリカの対外政策をめぐる、強い日本派と弱い日本派、孤立主義と干渉主義、アメリカ・ファーストとネオコンこの3つの対立軸を理解する

    アメリカ陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊

    海兵隊のカウンターパートがなかった
    2018/3/27 第一水陸機動連隊ができる

    米海兵隊が建てた日本の軍人の記念碑 飯田房太海軍大尉

    日本を取り巻くアジア太平洋の危機は、ハワイのインド太平洋軍の動向に注目

    2016 オバマのアメリカ 映画
    オバマはアメリカの破壊を目論む社会主義者だ

    正確にいえば、日本に伝えられているのはアメリカのリベラルの歴史だけであって、アメリカの保守派の歴史はほとんど伝えられていない

    第二次大戦後アメリカの保守派は負けてばかり。勝利を収めたのはレーガン大統領

    インテリジェンス、とくに中国の軍事的脅威や共産主義に対する米軍の保守派の情報戦を理解することが大切

    ナバロ教授 2013 Death by china (youtube)

    パンダハガー vs ドラゴンスレイヤー

    米中もし戦わば

    政治にとって最も大切なのは、経済・景気。トランプ政権のスキャンダルや人事抗争ばかりを報じるマスコミ報道でなく、経済政策と株価を含む景気の動向によって政権を浮沈を判断するのが大切

    アメリカは敵と味方を取り違える天才だ

    未来を読み解くDIMEという考え方
     diplomacy, intelligence, military,economy

    ペンス演説
     不公正な貿易慣行、ハイテク技術を盗もうとしている、アジア太平洋地域での軍事的挑発、人権弾圧、信教の自由の弾圧、借金漬け外交による対外戦略、内政干渉、アメリカのマスコミ対策、アメリカへ留学している中国人留学生に対する環指と言論の自由の弾圧、大学やシンクタンクへの圧力


    自らの国益は与えられるものでなく、勝ち取るものである

    日本の強み
     金融資産、外交力(インド太平洋戦略)、

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著者プロフィール

江崎道朗 えざき・みちお
評論家。1962年(昭和37年)東京都生まれ。
九州大学文学部哲学科卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフなどを経て2016年夏から本格的に評論活動を開始。主な研究テーマは近現代史、外交・安全保障、インテリジェンスなど。社団法人日本戦略研究フォーラム政策提言委員。産経新聞「正論」執筆メンバー。2020年 フジサンケイグループ第20回正論新風賞受賞。
主な著書に『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』(祥伝社新書)、『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(第27回山本七平賞最終候補作、 PHP新書)、『日本占領と「敗戦革命」の危機』(PHP新書)、『日本は誰と戦ったのか』(第1回アパ日本再興大賞受賞作品、ワニブックス)、『フリーダム』 (展転社)、 『天皇家 百五十年の戦い』 (ビジネス社)、『日本外務省はソ連の対米工作を知っていた』(育鵬社)、『インテリジェンスと保守自由主義』(青林堂)など。

「2020年 『ミトロヒン文書 KGB(ソ連)・工作の近現代史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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