知らない人を採ってはいけない 新しい世界基準「リファラル採用」の教科書
- KADOKAWA (2019年1月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046041166
作品紹介・あらすじ
社長、人事、マネージャーだけじゃない! 「いい人いない?」といわれている現場リーダーも必読の書。
リファラル採用のリファラルとは、英語の「referral」。依託、推薦、紹介を意味します。
リファラル採用を一言で言うと、「社内外の信頼できる人脈を介した、紹介・推薦による採用活動」。米国を中心に世界中の企業で採用の柱になりつつあります。
「何か横文字使ってるけど、それってオレが知ってる縁故採用じゃないの?」と思われた方、正解です。ただ、最初の接点は縁故採用に近いかもしれませんが、社員の紹介だからといって、無条件で入社できるのではなく、しっかり面接し採用の可否を決定します。つまり、広告媒体の代わり、紹介会社の営業マンの代わりが会社の社員になるということです。
ただ単に社員に知り合いの紹介をお願いするだけでは機能しません。そこにいくつかの仕組みやしかけを入れることによって、採用そのものが劇的に変わるのがこのリファラル採用です。(本書プロローグより抜粋)
リファラル採用は、真剣に取り組むことで7つものメリットを得ることができる。
1 採用コストを大幅に削減できる
2 社長と会社に合う人財を採用できる
3 入社後の社員の定着率が向上する
4 会社の魅力と課題を見える化できる
5 会社の魅力を継続的に向上できる(経営変革の実現)
6 幹部と社員が経営者目線をもつ(究極の人財育成)
7 みんなの心が1つになる
これらをすべて享受するためには、欲しい人材像の設定、人脈の棚卸し、運用ルールの設定、魅力の設定、課題の設定、中期経営計画策定、アピールブックの制作といった準備に始まり、継続的に成果をあげるための運用ルール設定も必要となる。そのすべてのコツと注意点をカラー図解で詳細に解説する。
感想・レビュー・書評
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リファラル採用について、おおかたわかる本だと思う。
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◯得たいもの
自社に合ったリファラル採用の仕方の要素を掴む
うまくいくリファラルの仕組みは理解したし腹落ちもした。
GCの文化にも合ってるなと感じたので筋は悪くない。
タイミング見計らって動かそうと思う。
自分の気づきとしては、正直リファラルのポテンシャル見誤ってたなと。
やり方によっては確度全然高められる。
具体的に考え方が変わったこと
・1回目のアプローチのハードルを高く考えていた点
・自分でやるのでは無く組織で実行すべき点
・短期で結果を求めがちだった点
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・自社の魅力洗い出し
・社員への告知方法、ターゲットをしっかり伝える
・選考フローの工夫
・全社巻き込み手法
あたり -
縁故採用の活用を、ここまで丁寧に解説した本は、他にないのでは。
これまで以上に、人材を探し続けなければならない時代に突入している。
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リファラル採用のメリットは採用コストの抑制だけでなく、経営の見直し、社員のエンゲージメント向上にもつながると思う。採用の一手法という捉え方よりも、経営の質を高めるための施策という意識を持つと良い。よって、人事に単独で管理させるのではなく、経営者にもきちんとしたコミットメントが求められる。