本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法

  • KADOKAWA (2019年6月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784046043795

作品紹介・あらすじ

本を選び、読み、活かすにはどうすればいいか

・1行たりとも読み飛ばさない
・何百年も残った古典は「正しい」
・何かを学ぶなら「厚い本→薄い本」の順

 還暦ベンチャー(ライフネット生命)、
古希学長(立命館アジア太平洋大学)にして、
稀代の読書家が、

 ・本を読むことの楽しさ
 ・本の選び方、読み方、付き合い方
 ・本を活かせる人の習慣
 ・「自分の頭で考える力」をつけるためのコツ

 などを、深く、やさしく解説します。


(本書は、小社から刊行された同名の新書を、加筆・改筆の上、再編集したものです。)

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすい言葉で、本の素晴らしさを伝えてくれる本。
    「人」「本」「旅」で自分を磨いて来た出口さんならではの、言葉が凝縮されていました。

    「人」「旅」はすぐに増やせるものでもないので、「本」との出会いを少しでも増やしたいと思わずにいられません。

    著者によると、ある分野を学ぶためには、厚い本からがおすすめとのこと。
    薄い本、分かりやすい本から入ってみようと思ったことからそもそも逃げ道を作っているようにも思えます。

    本の醍醐味を最近感じてないのを少しでも感じられるようになりたいものです。

    就寝前の読書を少しでも復活させたい!

  • 頭を打たれた。読書好きとは出口治明さんのことを言うのだろう。ある分野がわからないのは、単純に自分の勉強不足。高校時代に先生から「青春時代に人類の遺産を全部自分のものにするぞ!ぐらいの気持ちで本を読んで、勉強しなさい」と言われたことを思い出す。分かりやすさで有名な出口治明さんですが、それ以上に膨大な読書量と知識量がインプットされている。とても、追い付けるはずもなかろうが1ミリでも近づいていきたい。今日が人生で一番若い時なのだから。

    以下は抜き書き

    リベラルアーツ
    自由7科
    文法学、修辞学、論理学、算術、幾何、天文学、音楽

    まとまった知識は、本から得る。
    直近のニュースは、新聞で得る。
    百科事典の代わりに、インターネットを使う。

    ひとりひとりが「これは、本当なのか」と問いかけ、自分の頭で考えて、選び、自分の暮らしを大切にしていかなければ、良い生活を送ることも、良い仕事をすることも、叶わない。


    出口流マイルール
    ・新しい分野の勉強
    ①関連書籍を7~8冊読む
    ②「厚くて、難解そうな本」から読み始めて、輪郭をつかむ
    ③最後に「薄い入門書」を読んで、体系化する
    ④本で学んだ後は、実際に体験してみる

    休日の午前中は図書館
    昼休みも図書館

    歴史書は過去60年間で5000冊は読んでいる
    同時代の歴史書は3~4冊読んでリンクさせる


  • 最近読んだ中で1番です。

    読書術(How)よりも、どうして読書することが大切か?(Why)が腑落ちしました。そして、教育と教養の違いにも納得です。娘達に生きていくための武器である「教育」を授けられているか?自信がなくなりました。

    読書中毒といえる著者の読書量にはただただ圧倒されますし、1字1字読まれているのに驚く程に早く1冊を読まれているのもすごいです。

    「知りたがり」ですが、最近は小説を始め、新書、古典を読むパワーがなかった私ですが、この本に大いに刺激されたので、まずは10ページを、1冊1冊読んでいきたいと思います。

    『教育とは、人間が生きていくために必要な「最低限の武器を与えること」です。』

    『日々、自分の頭で考えて次々と選択していくのが、人間の人生です。人間が、この社会でより良い生活を送るためには、この日々の選択を少しでも正しいものにするために、自助努力(勉強)が必要です。そして、日々の選択の判断材料となるのが、「教養」です。』

  • 著者の本の読み方、付き合い方についてまとめた本。

    稀代の読書量を誇る著者からにじみ出るエッセンスが凝縮されている。取材から起こしている本ということもあり、平易な表現で記述されているので、今まで読書の習慣がなかった人にもお勧めできる。

    以前の新書版を読んだかどうか覚えていなかったが、必要なところは最新の状況にあわせた記述となっており、これまでの著者の考え方や自分の軸の持ち方の再確認をする意味でも、価値ある時間を著者と共有できたとの考えている。

    私は本を読むときは線を引く(付箋を貼る)し、書き込みもするし、ビジネス本も読むし、必要なタイミングで再読もいとわないところが著者の付き合い方とは異なるものの、これは本当に人それぞれだろう。

    いくつか気になった本も紹介されていたので、今度また読んでみたい。こうして「読みたい」本が増えていくのだけれど、それははうれしい悲鳴であり、贅沢というものかと思う。

  • 古典大事

  • ネット保険会社のパイオニアとなったライフネット生命の創業者であり、ビジネスマンの中でも当代きっての読書家である出口治明氏による初の新書書き下ろしです。出口氏の「自分の頭で考える力」をつける読書論です。




    本書はライフネット生命の創業者であり、ビジネスマンの中でも当代きっての読書家である出口治明氏による初の新書書き下ろしです。出口氏の「自分の頭で考える力」をつける読書論です。僕もツイッターやフェイスブック上で出口氏とつながりがあり、2016年の僕の誕生日にはメッセージも送っていただき、大変恐縮したことを今でも鮮明に覚えております。

    出口氏はビジネスマンとしての人生を保険業界でずっと歩んできたことは御周知のとおりだと思われますが、驚くべきはその読書量であり、「旅」と「読書」から多くを学んできたとおっしゃるだけあって、
    「むちゃくちゃ忙しかっただろうに、よく今までここまで本を読んで来られたのだなぁ。それも「名著」と呼ばれるような難しい本や分厚い古典ばっかり。」
    と思うほど本書に紹介されている本も重量級の古典ばかりで、逆に言えばそういうものを読んで自らの血肉にできたからこそ、出口氏の「現在」があるのかなと、読み終えた後にそんなことを思ってしまいました。

    本書にいわく、
    「1行たりとも読み飛ばしてはいけない。」
    「何百年も残った古典は「正しい」。」
    「何かを学ぶなら「厚い本→薄い本」の順。」
    などなど、読んでいて自らのまだまださ加減や、
    「もっと古典を読まないとなぁ…。」
    という、「飢え」にも似たような思いにとらわれたことを、ここに記しておきます。

    本書の中では終始一貫して
    「何のために本を読むのか。」
    「どのように読めばいいのか。」
    「どのような本を読めばいいのか。
    といったことが記されており、改めて本の世界の「奥深さ」を教えられました。

    ※追記
    本書は2019年6月21日、KADOKAWAより加筆・改筆の上、再編集し『本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法』として単行本化されました。

  • 中々の学びがたり、自分のこれまでの本に対する向き合い方を見直させてくれた。

    古典を読むべきという考えは私も大賛成であったが、どうも手につけられなかった。
    ⇨岩波の薄い本から挑戦しようとおもう。

    また最近流行りの速読ではなく、熟読。
    これも感覚的に重要なのがわかる。

    改めて、本への興味が湧いた一冊になりました。

  • ①新しい知識を学ぶときは分厚い本から読み、最後に薄い入門書を読んで体系化する。

    ②本で学んだ後は実際に体験してみる。

    ③本は面白そうな本を素直に読んでいけばいい。

  • 先日APUで、出口学長とランチを一緒にいただく機会があった。お話し聞いていると、とにかく話題が豊富で「教養のある」方だと感じた。またとても気さくな人柄を感じさせる面が多くあり、行く先々で様々な人々が挨拶をしてくる。そうした出口学長を形成している要素の半分以上が、これまでに読んだ本だということがわかる。本書はそうした本の数々が紹介されている。9頁にウォーラーステインが取り上げられ、『あしたのジョー』も紹介されているが、巻末に挙げられた本はほとんどじっくり読んだことのない文献ばかりで恥ずかしい。

    ちなみにこの他は旅と人とのこと。「旅」に引き寄せてこの時を振り返ってみると、出口先生には別府の竹瓦温泉を強くお勧めいただき、その日の夜実際に訪れた。宿から道中にかけての光景や、建物の構え、お湯そのもの、温泉の入り方等、体験したことは未知のことばかりだった。人生の思い出深い一場面となった。

  • 出口さんという人間を研究していくと、
    出口さんは「人・本・旅」によって自分自身を磨いてきたことがわかる。

    それぞれの割合が、
    人2.5割、本5割、旅2.5割だ。

    ということは、
    出口成分の
    半分くらいは本である。


    では、
    どんな本を読んできたのか?

    「古典」
    である。

    そう、
    出口さん=古典
    と言ってもいい。

    古典を読む。
    楽しんで読む。


    人間世界の面白さに触れることができる書。

  • ・古典を学ぶ(「古典を読んで分からなかったら、自分をアホやと思いなさい。…一方、現代の本を読んで分からなければ、書いた人間がアホやと思いなさい」何十年、何百年とたった今日でも残っているということは、時代背景に依らず人間の本質を捉えている)
    ・同じ分野の本を7,8冊挙げ、「厚い本」から体系的に学ぶ
    ・本を「食べる」ように、徹底的に読み込む
    特に、ネクタイを締めて正座をする気持ちで読む、と表現されていたのが印象的だった

    本の読み方、選び方について筆者の実体験、知見をもとにまとめられた一冊。全体の半分以上が本の紹介であり、他の方も挙げられていたように全部の本を読むつもりでもなければ、やや無駄が多いと感じた

  • 読書とは本との対話であり、著者の思考を追体験すること。読み飛ばしたり速読したりするより、じっくり読んだ方が良い。色々な本を読んでみたいと思える一冊だった。

  • たくさん本を読んできた方の視点を知ることができたかなと思います。この本一冊で活字中毒者の出口さんの人となりが少しでもイメージできた気がします。同じように、本を通して人を知ったり、社会を知ったりできるんだろうなと思いました。
    おすすめ本の記載もあったので、細々読んでみようと思います。

  • 知識人の出口治明さんの本の読み方についての本。
    現代に求められるのは、「自分の頭で考え、進んで行動し、新しいアイデアを生み出せる人材」。そのためには、教育だけではなく、教養が必要になる。その教養は、①人②本③旅で培われる。

  • 内容をかなり忘れていた。人間の生きる意味とはメインシステム外にどう関わるか、というのは目から鱗だった。『貞観政要』を昔読もうとしてたなぁ。この本のおかげで、本の選び方の一例がわかった。

  • 最初の10ページを読んで、その後読むかどうか判断する、ある分野を集中的に学ぶのなら、分厚い本から読む、時間の重みに耐えた「古典」を読むべき、本と真剣に向き合う、といったところが印象的でした。何より著者おススメの書籍が圧巻でした。それらを少しずつ読んでいきたいと思います。

  • 衝撃的な本。

    ラストの推奨図書のセクションで、湯水の如くおすすめ本が挙げられている。

    出口氏は図書館を愛用していることから、ほとんどの本は今彼の手元にはないのだろう。それでも一冊一冊鮮明に内容を記憶しているのは、まさに彼が面白いと思う本だけを読み続けたからなのだろう。

  • ビジネス書より古典、歴史書、優れた小説を読むべきだ。すべてのビジネスは、人間と人間がつくる社会を相手にしているのですから、「人間とはどういう動物なのか」を理解することを優先した方がいい。

    この本の中で出口さんがおっしゃってた言葉です。

    お恥ずかしながら、今まで、私は古典も小説も苦手としていました。古典は難しくてよく分からないし、小説はあまり感情移入ができず入り込めない、そして読む目的がよく分からなかった、という理由です。

    しかし、この言葉と、多くのオススメ本の紹介を読んで、好奇心の枝葉が広がっていくのを実感しました。

    ご自身で自分のことを「活字中毒者」とおっしゃられてましたが、本を読み込んだ方にしか分からない好奇心で満ち溢れた色鮮やかな世界の見え方を教えてもらいました。

  • 尊敬する読書家の出口さん。数々の著書を拝読してきたが、読書論に特化した本として、今回も学ばせていただいた。

    本から学べるのは、人間の普遍的な部分。他人の人生を追体験することが、生きる上で血肉になる。優れた本は、実体験に勝る、と。本読みたい。

  • 著者が興味を持った本の紹介が主な内容。実際にこれらの本を手にして読むつもりでもない限り、あまり意味のないページが多くを占める。

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著者プロフィール

出口 治明(でぐち・はるあき):立命館アジア太平洋大学(APU)名誉教授・学長特命補佐。ライフネット生命創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年~2023年、APU学長。2024年1月より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『0から学ぶ「日本史」講義』シリーズ(文春文庫)、『歴史を活かす力』『日本の伸びしろ』(文春新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『一気読み世界史』(日経BP)、『ぼくは古典を読み続ける』(光文社)、『逆境を生き抜くための教養』(幻冬舎新書)、『出口治明学長が語る 人生が楽しくなる世界の名画150』(星海社新書)、『働く君に伝えたい「考える」の始め方』(ポプラ社)等多数。

「2024年 『人類5000年史Ⅵ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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