東京エリア戦略 ビジネスの勝敗は商圏で決まる

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  • KADOKAWA (2020年2月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784046044891

作品紹介・あらすじ

エリア戦略とは、どこに店を出せば儲かるか、どこに会社を置けば繁栄するか等を戦略的に考えるものである。
著者は店舗開発のコンサルタントとして17年間、大手チェーンから個人店まで3万件の企業の「どこに出すか」を共に考え、サポートしてきた人物だ。

そんな著者が今強く感じているのは、「不透明な時代こそ、どこのエリアがアツいのか、自社との相性がいいのはどのエリアかを徹底的に考えるべき」ということだ。
そして、「その答えは、これまでどおり数字とにらめっこをしていても見つけられない」ということである。

実は、エリア戦略というものはビジネスモデルと切っても切れない関係にある。
たとえばウーバーイーツなどのデリバリーサービスは、「出店場所(立地)命」だった飲食店に革命をもたらし、テイクアウトをもたない店舗に新たなお客様を運んできた。
またたとえば今元気のいいスポーツジムのチェーンは、「意識高い系」をターゲットにせず、「都心以外のエリアに出店」することで拡大を続けている。
コインランドリーも新たな客層を開発することで盛り上がりを見せている。かつ面白いことに、地元のクリーニング屋とは競合しない。

セブン‐イレブンとスターバックスコーヒーはいずれも人口の多い街に多く店舗を構えているが、2社にはエリアについて大きな好みの違いがある。
「エリアのイメージだろう」と思った人は、半分正解だが、まだ足りない。

他にも、あえて人の少ないエリアに出店することで対抗するチェーンや、ビジネス街で成功する青果店などがある。

著者は街歩きをこよなく愛し、時間を見つけては「実地調査」に赴く。数字だけでは課題を解決できない時代、街歩きの面白さを入り口にエリア戦略の奥深さを知り、仕事に活かしてほしいと願っている。

みんなの感想まとめ

ビジネスにおけるエリア戦略の重要性を深く掘り下げた本書は、店舗開発や立地選定に悩む人々にとって貴重な指南となります。著者は17年間の実績を基に、成功するための立地選びや商圏の分析方法をわかりやすく解説...

感想・レビュー・書評

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  • 店舗開発の仕事をすることになったので読んでみた。
    知っている人にとっては常識なのかもしれないが、全くの素人には参考になった。

  • 住宅購入エリア選びの参考にもなる

  • 浅く広く
    参考になります。

  • 面白かった。分かりやすく軽く読める。コロナ最初期の執筆なので(2020.2)、なんだか今読むと切ない。東京オリンピックのマラソンが北海道に、とか、懐かしすぎる。

  • 確かにこのような分析は成り立つな、と思う。がコロナにより大きく変動したと思うので、アップデート版が早く読みたい。

  • これからの東京はどうなっていくのか。書店をブラブラしていると、3万件を調査してきた「歩くコンサル」が全解説という文字が目に入ったので買って読んでみた。





    著者は店舗展開のコンサルタントをしている。そんな著者は、どこの出店していいのかという「エリア戦略」に悩んでいる。




    そこで、出店する立地より広い範囲である商圏の現状とこれからを東京23区を中心に探っている。




    この本は、2020年2月発行なので、また状況が変わっている部分もあると思うが知っている限りで類似する書籍をみかけたことがないので興味深い。




    数字と計算だけではもう勝てないとして、エリア戦略の大転換時代について取り上げている。



    店を出店すると言っても人気のある店ならどこでも行けるなんて思ったらひどい目にあう。イートインとテイクアウトの関係に着目している。スターバックスとコメダ珈琲店を比較している。




    スターバックスの場合、都内の店舗ではテイクアウトとイートインがほぼ半々と言われている。



    その一方、上島珈琲店は、テイクアウトとイートインで1:9で圧倒的にイートインが多い。




    スターバックスは立地によってテイクアウト専門あるいはイートイン用と分けている。




    ゆったり過ごせるコーヒーチェーン店としてコメダ珈琲店をあげている。コメダ珈琲店のスタイルは、ゆったり過ごせるように間隔があり、イスも長時間座りやすい。




    著者は、スターバックスが一番出店している千代田区に、コメダ珈琲店が1店舗もないことを大手と言ってもエリア戦略の違いがあると指摘している。




    大手町や丸の内にコメダ珈琲店が店を構えてもイートインで長時間粘られたら収益が上がらないからなあ。




    新ビジネスモデルとエリア戦略-変化できるものだけが生き残るでは、いろいろな事例を取り上げている。




    気になったのはなぜ街角の「たい焼き店」が成功するのかだ。著者は以前、たい焼き店に訪れる理由について調査したことがある。絶対たい焼きが食べたいという鋼のような意志を持っているわけではなく、偶然あるいはそこに店があったからという理由だった。




    そうなると、人目につく立地に出店する必要があると述べている。都内のエリアだと駅周辺がいいとしている。




    そう言えば、西武百貨店池袋店の地下に三省堂書店や無印良品に向かう通路のそばにたい焼き店がある。その名は「味咲き」だ。この前を通ると数人の人が並んでいる光景を目にする。まさに立地条件のよさを生かしている。ちなみに抹茶クリームあんという珍しいたい焼きを売っている。





    東京23区といってもそれぞれ個性がある。東京をひとくくりにするのは、アフリカをひとくくりにして理解するようなもので、それぞれの特徴をとらえないとヤケドする。




    街にも世代交代があると述べている。一例として日本橋を取り上げている。コレド日本橋、コレド室町といった三井不動産がこのエリアで再開発を進めている。




    以前は、日本橋三越、日本橋高島屋などの年齢層の高い人たちが訪れていたが、世代交代してきているという感想を述べている。




    コロナウイルスと言う長いトンネルに入り込んだまま光が見えない現状から東京はどうなっていくのか。非常に気になる。

  • 目新しい情報はなく、すでに多くの人がわかっているであろう内容をまとめた感じで物足りなかった。
    東京都内はどこでも均質化しつつあるため、その土地に応じて、今ある特徴と新たな価値を融合させ、ときには取捨選択をしながら、個性を打ち出していく必要がある。その観点から考えると、まず地域のブランディングがあり、その方針に則って商業施設等を配置していく必要がある。要するに、チェーン展開する店舗ではなく、地域に応じて特徴的なコンセプトを持つ店舗が求められるようになる。
    “表参道”に行こうではなく“〇〇カフェ”に行こうという、消費者の来訪目的が明確になったと今、地域のコンセプトに合致した店舗であることが、人気を得るためには必須だ。
    地域ブランディングの段階から商店も参画するなど、戦略的な出店計画が求められるが、そこについての考察が欲しかったというのが本音である。

  • 2020.07.18 さらっと東京の今と各企業の出店戦略を理解することができた。これからは人口減少&高齢化社会。それを前提にクレバーな出店戦略が必要であることがよくわかった。

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著者プロフィール

株式会社ディー・アイ・コンサルタンツ代表取締役社長。1974年、埼玉県さいたま市生まれ。2003年、大学時代からアルバイトをしていたディー・アイ・コンサルタンツに入社。売り上げ予測の仕組みづくり、新規出店のための調査、出店戦略立案など、数多くのコンサルティングに従事し、2014年、取締役に就任。都市型・郊外型の飲食・小売・サービス全般、とくに大企業チェーンを得意とする店舗開発コンサルタント。

「2020年 『東京エリア戦略 ビジネスの勝敗は商圏で決まる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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