- KADOKAWA (2019年9月2日発売)
本棚登録 : 86人
感想 : 6件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784046044921
作品紹介・あらすじ
~お札の肖像から探る意外な歴史エピソード!~
先日、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎が新紙幣(2024年度~)の肖像に選ばれ、話題となった。
だが実は、肖像のセレクトには「時代背景」や「印刷技術の制約」が絡んでいる。
「時代背景」の観点では、戦前は皇国思想の影響で、天皇と国に尽くした人物(藤原鎌足など)が採用された。
「印刷技術」の観点では、福沢諭吉が起用されるまでは偽造防止の印刷技術が未熟で、偽造しにくいヒゲの人物が優先で選ばれている。
さらに、新旧紙幣の肖像は、実は互いに関連性を持ちつつも、その人物像に「対照的な違い」があることも面白い。
例えば現五千円札の樋口一葉は、貧困のなか活躍した女性作家だが、実は“女”を利用するしたたかさもあったとされ、
新紙幣では、女性の高等教育に尽くした清廉な津田梅子が採用された。
以上、本書では「紙幣の肖像の背景」を検証し、そこにある“知の発見”を読者に提供していく。
みんなの感想まとめ
紙幣の肖像を通じて日本の歴史を探る本書は、2024年度からの新紙幣に選ばれた渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の背景を深く掘り下げています。肖像選定には時代背景や印刷技術の影響があり、戦前の皇国思想や偽造...
感想・レビュー・書評
-
九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1334825詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50171611 -
2024年度からの新紙幣の肖像に、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎が選ばれました。この紙幣の肖像には、時代背景や印刷技術の制約が関係しています。さらに、新旧紙幣の肖像は、実は互いに関連性を持ちつつも、その人物像に「対照的な違い」があり…。これまでの日本の紙幣に選ばれた肖像画とともに、その歴史を振り返る一冊。新紙幣に選ばれた3人についても知ることができます。
-
新しい紙幣の背景だけでなく、これまでの推移もよくわかった。
意外と奥が深く興味深い。 -
タイトルから類推できるように、日本の紙幣に肖像画が使われた人物たちを軸にした、その人物が生きていた時代や、その人物の生涯にスポットを当てた一冊。
切り口としては面白いですが、人物の陰陽・正負でいえば、陽の面・正の面に、より多くの紙面が割かれていたため、個人的には物足りない本でした。
もっと陰の面・負の面について知りたかったのですが、紙幣に肖像画が使われるような人物については、そういう面は、扱いにくいのかもしれませんね。
著者プロフィール
加来耕三の作品
