世界「新」経済戦争 なぜ自動車の覇権争いを知れば未来がわかるのか

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046045294

作品紹介・あらすじ

新型コロナウイルスの先にある経済の形を自動車という「窓」を通して探る一冊。

ガソリン車から電気自動車へのシフトが推し進められ、
将来的には、自動車がITとつながり、自動車革命が起きることが予想されている。
そうなれば、その市場を狙うべくさまざまな新興企業が参入し、これまでの自動車を頂点とした構図はあっさりと崩れさってしまうだろう。
今、「新たな市場」を目指して、各国の争いが熾烈化している。

電気自動車で国の根幹産業を育てたい中国。
米中戦争の手を緩めないアメリカ。
電気自動車が遅れ、中国にすり寄るドイツ。
この波乱の時代を果たして日本は生き残れるのか?

本書では、ドイツ在住であり、世界のエネルギー政策に精通する作家・川口マーン惠美氏が熾烈化する世界「新」経済戦争に迫る。


目次

第1部 自動車の産業化に欠かせない国家の力
 第1章 それは二人の「夢」から始まった
 第2章 大衆化に成功したアメリカの戦略
 第3章 世界から日本のGDPが羨まれた時代
 第4章 ドイツにとって自動車とは自由の象徴
 第5章 冷戦の終結は世界経済をどう変えたのか

第2部 「電気自動車シフト」の裏側を見抜く
 第6章 ディーゼルゲートをめぐるドイツの事情
 第7章 「地球温暖化を止める」という理想主義
 第8章 電気自動車が世界に広がらない理由
 第9章 電気自動車は本当に「地球にやさしい」のか

第3部 「新」経済戦争はどの国が制するのか
 第10章 ITシフトした大国・アメリカの野望
 第11章 激化する米中戦争と変わる世界地図
 第12章 ITと自動車が新たな巨大市場を生む
 第13章 「新しい生活」は自動車革命から始まる
 終章 熾烈な「新」経済戦争を日本は勝ち抜けるか

感想・レビュー・書評

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  • この本の目的は、「自動車を通して世界経済を俯瞰する(p1)」こと。

    「世界「新」経済戦争を勝ち抜くのはどの国か(p10)」という小見出しを見て、そうか、これは企業の対決、というよりは、国の戦争なのか、と今更ながら現状把握。

    推し進めようとしているけど本当に環境に優しいのかわからない電気自動車や、なぜか颯爽と登場したグレタ氏の話など、
    自分の中にあったもやもやを言語化してくれた。

    本文はコロナ前に書かれた本だが、今の現状を把握するのに必要な本だと感じた。

    それにしても、「「産官学」で戦うしか日本に残された道はない(p245)」とあったが、産官学でまとまろうとしても、日本は難しいんじゃないかな…。
    コロナワクチンも作れないし、それらの必要な基盤に国はお金だしてくれなそうだしねえ。

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著者プロフィール

作家・ドイツ在住

「2021年 『メルケル仮面の裏側   』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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