乃公出でずんば 渋沢栄一伝

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 49
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046048806

作品紹介・あらすじ

2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公・渋沢栄一。

江戸末期から明治・大正・昭和へ――日本という国がまさに変わろうとした激動の時代を生き、
東京第一銀行(現・みずほ銀行)、東京証券取引所など、今に続くさまざまな企業の礎を築いた。

関わった企業・団体の数は500とも言われるが、
「日本資本主義の父」と称される渋沢の行動力の源は、
幼少期に身に付いた「俺がやらねば誰がやる」の気概にあった。
そして、儲けること・道徳心を持つことの大切さを生涯忘れなかった。

本書では、そんな奇跡のような人生を歩んだ渋沢栄一の生涯に、
白洲次郎、吉田茂、松下幸之助などさまざまな評伝を描いてきた作家・北康利が迫る。
そこには、これまで伝わってきた「日本資本主義の父」という言葉だけでは物足りない、
渋沢栄一のあまたの顔が浮かび上がってくる――。

感想・レビュー・書評

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  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001190838

  • 日本に資本主義を導入し、幕末を終わらせた人物。
    どこまでも自分事として国を思い、行動する。

    現代の日本企業のそこかしこに面影。

    ・知識を吸収する吸収魔、絶えず提案する建白魔、人と人とを結びつけてやまない結合魔
    →何事に対しても、改善策はないかと考える。リスクを取ってでも自分の意見として出す。そのことが、彼に人生のチャンスを与え続ける

    ・蚕が孵化するように「君子豹変す」

    ・八百万の神の一柱としての国づくり

  • プロローグ 俺がやらねば誰がやる
    第一章  両親から学んだ商いの道と慈悲の心
    第二章  幕府瓦解
    第三章  明治政府出仕
    第四章  近代資本主義の父
    第五章  国家は国民が支える
    第六章  国際平和を希求して
    第七章  人の生涯をして価値あらしむるはその晩年にあり

  • 渋沢栄一の偉人伝。明治維新前後は誰を主人公にしても面白いが、ビジネスのイメージが強かった渋沢も幕末の動乱の渦中の人物であった事をしっかり知って描かれていた。
    明治維新後は若干中弛みした感じだが、晩年まで衰えぬ情熱に感動を覚えた。

  • 近現代の評伝の第一人者、北氏の最新刊は渋沢栄一。なんとタイムリーでありがたい。
    渋沢栄一の生涯、その実績は何となく知っていた積もりだったが、実は初見のことばかり。同時代の実業家・政治家の群像が鮮やかに描かれていることもまた良かった。
    他書を読まずに言う資格はないかもしれないが、本書は渋沢栄一伝の決定版ではなかろうか。さすがは北氏。

  • 論語と算盤の後に読んでみた。

    渋沢氏の人間性が読み取れる。多角事業をたくさん設立し、成功させたイメージだが、とても人間味溢れた人物像も読み取れる。

    ドラマを見て、これも読むと、いろいろな渋沢氏の人間性を感じ取れそうだ。

  • 実力はもちろんだが、じつは直感的で色を好んだ、ある意味人間味のある素直な人だと思う。

    道徳と経済の両方を考えた当時のパイオニア。
    しかし今は脱炭素化に進む今はエシカル消費を見越したグリーンウォッシュに傾倒していく時代。

    道徳「も」大事ではなく、道徳「こそ」経済成長だと考えられる。

    マインドセットの中に彼の行動力や先見性、人間性を加えることができてもそのまま再現性は低いと思った。

    あくまで当時のお話として読む意義はある。

  • はじめての渋沢栄一本だったが、商業の観点から広く書かれていて、おもしろかった。尾高、穂積など法学者と渋沢の深い関係も興味深い。

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著者プロフィール

1960年、愛知県生れ。東京大学法学部卒業後、富士銀行に入行。富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長、業務企画部長等を歴任し、2008年、みずほ証券を退職。本格的に作家活動に入る。著書に『白洲次郎 占領を背負った男』(第14回山本七平賞受賞)、『福沢諭吉 国を支えて国を頼らず』『吉田茂 ポピュリズムに背を向けて』『吉田茂の見た夢 独立心なくして国家なし』『同行二人 松下幸之助と歩む旅』『思い邪なし 京セラ創業者稲盛和夫』などがある。

「2021年 『乃公出でずんば 渋沢栄一伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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