どんな咬み犬でもしあわせになれる 愛と涙の“ワル犬”再生物語
- KADOKAWA (2021年1月28日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784046050861
作品紹介・あらすじ
「殺処分ゼロ」というスローガンに代表されるような動物愛護の機運が高まりつつあるものの、「誰の手にも負えない」ことを理由に保護の網から漏れ、殺処分される犬はまだまだ後を絶ちません。とくに扱いが難しい秋田犬や柴犬などの日本犬、暴れや噛みつきがひどい犬、そして人に飼われたことのない野犬などの問題犬は、愛護団体にすら引き取られないことがあります。そんな犬たちを専門として保護し、飼い主の手に負えなくなってしまった超問題犬を専門に扱うのが、ポチパパこと北村紋義氏。YouTube「ポチパパちゃんねる 保護犬たちの楽園」で犬との暮らしを発信しています。体罰を一切使わず根気よく接する、愛情あふれるトレーニングと、それによって生まれ変わった犬たちの、愛情あふれる感動物語。保護犬を迎えること、自分に合った犬の選び方、信頼関係の結び方など、北村氏による「犬との向き合い方」や実践アドバイスもふんだんに収録しています。
みんなの感想まとめ
「どんな咬み犬でもしあわせになれる」というテーマを通じて、著者は犬との信頼関係の築き方や、問題犬の再生に向けた愛情深いアプローチを紹介しています。保護犬たちとの経験をもとに、根気強く待つことで犬たちが...
感想・レビュー・書評
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我が家の保護犬も咬み犬で、苦労してきました。
北村さんのYouTubeを拝見、実践して解決したので、うちの犬には、ポチパパさんの方法が合っていた模様。
愛犬を迎えて1年半になる現在「構ってほしいション」がどうしても直らないので、改めて本を手にとってみました。
この本では一貫して、愛犬の不安や恐怖を理解し、信頼・主従関係を結ぶことの重要性を説いています。
うちの犬に当てはめてみても、心当たりがありまくりでグサグサ。
もともとが、1歳近くまで劣悪なペットショップの狭いショーウィンドーの中しか知らなかった子です。退屈を紛らわせるために、自分の糞尿をいじっていたのは想像に難くありません。
保護され、前の飼い主さんの元にいたさいも、同居の飼い猫に危害を加えるなど問題行動が多かったため、ほとんどの時間がケージの中。構ってもらえるのは、排泄物を片付ける時くらいだったようです。
(前の飼い主さんが、ドッグトレーナーに相談したり教室に預けたりと、そうとう努力なさったこと、手に負えないとわかったさい、譲渡がスムーズにいくよう、かなりのお金をかけてメディカルチェックや去勢をしてくださったこと、クレートやトイレ、フィラリア薬などを譲ってくださったことを書き添えておきます。決して、愛のない飼い主さんではありませんでした)
つまり、我が家の犬にとっては、構ってほしいサイン=排泄と、強く結びついているのです。
そこで、この本にある
・不安を理解すること
・主導権を握ること
・過去を見ずに、現在の愛犬を見てあげること
を、トイレトレーニングに応用することに。
まず、かわいそうという考えを捨て、オムツを装着。オシッコを失敗されても掃除をしなくて済むようにし、わたし自身の心の余裕を確保しました。
同時に、排泄のサインを見せるたびにトイレへ誘導してあげていたのを、一切やめました。誘導しないとトイレシートからはみだしてしまったり、見当違いのところで排泄してしまう癖があったのですが、オムツがあれば怖くありません。
結果、ほんの1日で、犬の中から「排泄サインを見せればご主人が来てくれる」という考えが抜けたようです。無駄に排泄のサインを見せることがなくなりました。
また、「さみしい過去があったから、できるかぎり構ってあげたい」という考えをゴミ箱にダンク。
構ってサインは無視。遊んであげるときは、わたしから誘ったときだけ、というのを徹底しました。
かなり心が痛みましたが、続けているうちに、主導権が飼い主にあることを理解したようです。
遊ぶときは全力で遊び、撫でるときは集中して撫でる、その他のときにはゆるくアイコンタクトなどでコミュニケーションをとり合う、とても楽な関係になりました。
こちらの心地よさが愛犬にも伝わったのか、以前よりもリラックスして過ごしているように見えます。
トイレも、オムツを外していても、不思議とシートの真ん中でできることが多くなりました。
この本には、トイレのしつけについては書かれていません。
しかし、犬の心に寄り添うこと、犬ではなく飼い主が主導権を握る大切さなど、犬との付き合い方のコツを学ぶことで、どんなしつけにも応用できるようになっています。
犬を飼うさい、ぜひ参考にしてもらいたい1冊です。問題にブチ当たったとき、力になってくれるはずです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【概略】
鉄工所を経営していた40代の著者、一匹の犬を飼い始めたことで彼の人生が変わった。ただの犬の飼育ではなく、ひどい噛み癖・ネグレクト被害・吠え癖といった理由で飼育放棄を受けた犬、保護された犬、しかも大型犬を中心に預かり、再び社会復帰するべく手助けをするドッグメンタリストとしての生活に。その多くの経験から語られる「どんな咬み犬でもしあわせになれる」という著者の考えに触れる。
2022年10月18日 読了
【書評】
ちょっと思うところがあり、手に取ってみた。出会いは YouTube から。小学校低学年の頃から犬という存在がずっと家庭の中にあり、雑種・ハスキー・ミニチュアピンシャー・トイプードル等々と触れてきたものの、犬との距離感は他の家族(とりわけ両親)と比べると遠かった自分、YouTube 動画、そして本書から、「いかに自分と犬達との信頼関係が築けていなかったか?」を知ったよ。
昨今のペット飼育は「愛玩」という要素が非常に強く、手軽に面倒くさくないことに重点が置かれる風潮、あるのかもしれない。でもやっぱり忘れてはいけないのは、生き物なのだよね。そして、飼う側が抱いてしまう「期待」が、時としてその生き物に合わないことがあって。期待を押し付ける前に、整えないといけないこと、沢山あって。そういったことの重要性を、著者は自らの経験と、沢山の保護犬との経験から昇華してる。その方法は、(本当に一見すると)誤解を招くような・・・でも、それはまるで単語脳が本質を無視して使われた単語に過敏に反応するのと同じ。実は著者が重要視しているのは「待つ」なんだよね。それは本書と併せて YouTube 動画を観るとすごくわかる。
今回、冒頭の「ちょっと思うところ」、実はちょっとどころではなく本当に多岐にわたって「思うところ」があって、それで著者の動画内での立ち振る舞い・考え方に、今の自分が大きく欠けているところ・しっかりと会得しないといけないマインドだ!という感じで反応してしまった。
単なる犬の飼育という枠に収まらないよ。それは本質を見抜けていない。学ぶこと、沢山あると思ったね。 -
真剣に向き合う人の言葉は沁みる
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著者のポチパパさんは 犬に咬まれても動じない人で
咬まれても 気持ちを落ち着けて
保護犬が 心を開いてくれるまで じっくり待つ人です。
当初は 自分が大型犬と暮らしたいから
という事で 保護犬を引き取っていたけど
大型で咬む犬がいる事を知って そしてその犬たちは
人に慣れなければ 殺処分になってしまう事を知り
彼らが 咬むことをやめるように させていったのです。
根気強く 犬たちと 対話して
信頼を得ていった事が 書かれている本でした。
著者は 本だけではなく
咬むから 捨てるという人が増えないようにと
どういう風に 対処していくかなど You tubeに 発信しています。
人を信じていたのに 人に捨てられ 殺される犬が
いなくなる 世の中に なると いいですね~~~ -
YouTubeのポチパパチャンネルを観ていて、紹介されていたので読んでみた。
すごい方なので、ずっとトレーナーを仕事にしてきた方なんだと勝手に思っていた。
2010年から始めたと書かれていて、とても驚いた。
犬のことはもちろん勉強になるし、人ってやる気になればいつからでも、遅くないんだと思わされた。
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著者プロフィール
北村紋義の作品
