他がままに生かされて

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 110
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046050878

作品紹介・あらすじ

「きっと、弱い自分を認められるはず」
弱さを強さに変える。毎日を必死に生きる人々にエールを。

ロックバンド・THE ORAL CIGARETTESで、作品の作詞作曲を手掛けるフロントマン、山中拓也。
彼が紡ぐ、人間の本質を表す言葉は、なぜ多くの若者を虜にするのか。そして、いかに生み出されるのか。
生死をさまよった病、愛する人の裏切り、声を失ったポリープ手術、友人の死etc.
そこには数多の挫折や失敗があり、周りにはいつも支えてくれた家族や仲間、恩人たちの存在があった。
山中拓也は、これまでもこれからも、他に生かされて我がままに生きていく。

そんな彼の半生や人生観。過去と未来のこと。今の時代に伝えたいことを綴ったエッセイ。
故郷・奈良の思い出の地巡り、ドイツや国内で撮影した作品写真、貴重なレコーディング風景など撮り下ろし写真も多数収録する。
2021年に30歳という節目を迎える、人間・山中拓也のすべてをさらけ出した一冊。

山中拓也の吐く言葉は、何よりも弱くて強い。



【出版社からのコメント】山中さんは多くを語りません。ただ、発する言葉選びは丁寧で重く、心を打ちます。初めて生のライブを見た時は、その迫力に、音に殴られるような感覚を覚えました。ああ、この音と言葉が組み合わさり、多くの人々を虜にしているのだ、と腑に落ちました。純粋に言葉だけを紡いでもらったら、どれだけ純度の高いものが生まれるだろう?言葉を生業にする者として圧倒的な好奇心を抱き、出版をお願いせずにはいられませんでした。

感想・レビュー・書評

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  • 「山中拓也さんも不器用すぎるほど人間でした。」

    人間は間違えるし、意見だって矛盾する。
    過去はこう思ってたけど、今は違うなんてこともある。
    でも、そうやって変化していくことが成長であり、人間性を磨くってことだと思った。

    「人にかけた言葉で自分が救われることもある気がする。」これすごい分かるなぁ。
    だから僕たちは〝言葉を吐く〟
    ある意味では自分を救うために。

  • 方向性の違いという言葉は少なくとも片方、もしくは両方に熱いものがないと発生しないものだと思ってたから、無機質で冷たい関係という感覚が出てきたことに驚いた

  • 学生(らいすた)ミニコメント
    ロックバンドのボーカルが紡ぐ言葉が虜にされる背景を感じ取ることができるからです。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/658309

  • 彼の言う “ ロックは弱い人間が鳴らす音楽 ” という言葉の意味が、より理解できたような気がした。

  • 僕が大好きなアーティスト、THE ORAL CIGARETTESのボーカル山中拓也のエッセイ本。
    ライブやフェスでは圧倒的なカリスマ性を見せる彼だが、それは努力や苦しみの上でのものだと知り、更に魅力的な人だと思った。
    さて、彼のことが気になり始めたそこの君、ぜひ僕とフェスに行きましょう♪

  • 大好きなバンドもここまで来るのに紆余曲折を経てきたのを知った!今まで以上に大好きになった!

  • 大好きなTHE ORAL CIGARETTESボーカル、山中拓哉初のエッセイ本。
    ライブで「死だって感じたっていい みんなに寄り添えるなら」と言ってくれたMCに厚みがかかった。色々なものを背負っていきてきたんだなって。

    私の自己啓発本です。

  • ファンとして、
    彼の隠れた苦悩や辛さ、考え方を知れてよかった

  • 昨日、作者ご本人を横浜アリーナで見て、歌の上手さに鳥肌がたった。
    昨日は、BLUE ENCOUNTのワンマンライブで、横浜アリーナへ。
    シークレットゲストとしてステージに呼ばれて「灯せ」をフォーリミのGENちゃんと3人で熱唱。震えるほど感動。
    2015年からオーラルが好きで、ライブを度々見に行っている。
    興味深く読んだ。
    高校生の時に本気で結婚を考えるほど好きな彼女がいたんだね。やまたく。フラれちゃったらしいけど。
    メンバーについても(京都大学、神戸大学!めっちゃ高学歴)
    温かい言葉がたくさん。
    パラデジャで「アルカラ」からもらった言葉にもウルっときた。パラデジャへ行き、あの空気を楽しんだのでわかる。最高だった。
    共同生活のことも興味深い。
    ポリープについても、そのライブには行けなかったが、DVDで見た。
    ラブシャのステージで手術するために活動を休止する発表があり、次の年のラブシャの大きいステージで「エイミー」で号泣したことを、よく覚えている。
    山中拓也さんは人を惹きつける魅力をたくさん持ってる。
    強い人だと思っていたが、ヴォーカリストとしての不安や悩み、自分に対するコンプレックスなどに苦しんでいたことを知る。
    山中拓也さんは、すごいヴォーカルだと思っている。
    これからの活躍にも期待している。

  • オーラルの弱さを肯定して、それを原動力に変えてくれる音楽のルーツを知ることができる一冊です。
    彼の苦悩を知ることで、これまでライブのMCなどで口にしてきた言葉、作り出してきた音楽一つ一つの背景を知ることができ、読み終わるとこれまでの点と点が繋がった感覚になりました。

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著者プロフィール

1991年、奈良県生まれ。ロックバンド・THE ORAL CIGARETTESのヴォーカル&ギターであり、楽曲の作詞作曲を担当。音楽はじめ、人間の本質を表すメッセージ性の強い言葉が多くの若者に支持されている。17年には初の武道館ライブ、18年に全国アリーナツアーを成功におさめ、19年の初主催野外イベント「PARASITE DEJAVU」では2日で約4万人を動員。2020年4月に発売した最新アルバム『SUCK MY WORLD』は週間オリコンチャートで1位を獲得。

「2021年 『他がままに生かされて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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