- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046051806
作品紹介・あらすじ
TikTokでフォロワー170万人を超し、
今、最も注目されるクリエイターの一人であるケチャップ。
そんな華やかな姿とは対照的に、
これまで躁うつ病・パニック障害・自律神経失調症を患い、
決して理解されることのないさまざまな悩みや葛藤とともに生きてきた。
2020年2月、TikTokにて初めてトランジションの動画を発表。
ちょうどコロナ禍の自粛と相まってフォロワー数は日に日に増加した。
そして、自分のやりたい表現ができる生活になると、不思議と病気の発症も抑えられた。
「もっと普通の生活をしなさい」
「派手な浮く格好はやめなさい」
「精神疾患は普通じゃない。心が弱いだけ」
そうした「間違った正義」を押し付けられた、これまでの日々。
誰もが憧れる大人気クリエイターとなった今、
そうした「普通」の価値観に悩まされるすべての人に贈る
自身初の自伝的エッセイ。
他人に合わせて群れるのではなく、正しいのはいつも自分。
本書でありのままの人生を赤裸々に告白し、悩める人々の未来を拓く。
感想・レビュー・書評
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TikTokで190万人のフォロワーを持つトランジション系クリエイターの
彼女がかいた1冊。過去に躁うつ病・パニック障害・自律神経失調症を患った経験から自分らしさ・個性を発信していくことの重要性を感じ、2020年2月からTikTokでの動画投稿を開始。そのきっかけを描いた本。
彼女が大事にする”青の世界観”が表現された本の装飾。
表紙、本編も白地に青文字、青の写真と自分自身も青色大好きなので
すごくわくわくした!
彼女と同じ病気の人のために書かれたメッセージがたくさん詰まっている
けども、対人関係や、SNSの付き合い方、ネットからの情報が
たくさんあふれている現代社会での考え方など凝り固まった自分の
考え方をほぐしてくれるメッセージが溢れていて、色んな人が共感できる、
自分の苦しい気持ちがすっと軽くなる、
新しい発見のある1冊になっていると思った。
中でも”多様性社会への理解”について、彼女の”ケチャップ”という
名前に対して表現される”青の世界観”。人は、「ケッチャプなのに
青いんですね?」という言う。この言葉が”普通=当たり前!”の世界で
あり、多様性が認められている社会になりつつあるはずなのに、
その言葉が自然と自分の中からも浮かんでいた。
”普通=無難、人と同じにみられることの安心感”みたいなものに
自分の中にあるんだって気づかされる。
それも全部悪くないけれど、どこかで個性を認めないって言ってる
双極にある考え方をしている自覚がなかった。そのことで、どこか
他人を傷つけてしまっていたのかもしれないと感じた。
人間関係があれば言葉の行き違いはきっと修正出来るけど、
顔が見えないネット社会での言葉の重みって本当に大きいし、
それを意識しながら、苦しみすぎず、自分らしく生きていきたいと
思えた。
自分自身が感情の波が一定じゃなくて、すごく不安定な時に
この本を読み始めたらすごく刺さりすぎて、受け止める容量が
なさすぎたので、もしかしたら同じように、刺さりすぎる人には
ちょっと苦しいのかもしれないと思ったので、★1つ減らして
います。
著者プロフィール
ケチャップの作品
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