世界のエリートが学んでいる教養書必読100冊を1冊にまとめてみた
- KADOKAWA (2023年11月29日発売)


- 本 ・本 (688ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046055521
作品紹介・あらすじ
超大ボリューム688p(書籍版)の”鈍器本”が誕生!
累計100万部突破! 『MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』シリーズ最新刊のテーマは教養=リベラルアーツ。
「ウクライナ戦争の原因とは何か?」「ビジネスの交渉がうまくいかないのはなぜか?」「意見が割れているチームをどうまとめればよいか?」
問題の本質を捉えるために必要なのが教養だ。私たちが日々遭遇する多くの問題は、知識や経験だけで考えても答えは出ない。
しかし、教養を身につければこれが変わる。教養とは過去の賢人たちが蓄積してきた膨大な知識の宝庫だ。だから教養を身につければ、見えなかった問題と対応策が見えてくる。逆に自分の経験と知識だけで考えるのは、完全武装した強大な敵と丸腰で戦うようなものだ。
では教養はどうすれば身につくか。それは名著を読むことだ。名著は賢人たちの知識の結晶だ。それらは「知的に面白く、かつ生きる上で役に立つ」からこそ、時代を超えて読み継がれてきたのである。(「はじめに」より)
リベラルアーツ(哲学、政治、経済、社会、文学、宗教、東洋思想、アート、歴史、数学、サイエンス、テクノロジー)を網羅。
誰でも明日の仕事や人生に生かせるように解説するのが本書オリジナルポイント。
紹介する本も100冊! プラトン『ソクラテスの弁明』からマックス・ウェーバー『プロ倫』、世阿弥『風姿花伝』、ダーウィン『種の起源』、アインシュタイン『相対性理論』といった古典から『ビーイングデジタル』など最新書までを網羅※100冊の書目はカバー画像エリア、試し読みの目次に掲載
社会やビジネスの前提が根底から変わるVUCAの時代に必要な「100の叡智」が一気に手に入る。
頭のいい人がもっている「深く考える」力が身につく1冊。
感想・レビュー・書評
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700ページをかけて教養書100冊を紹介してくれる書籍。半年間以上かけて読了。
毎朝一冊分を読み、そこで得られた知識や気づき等をXにて発信を続けたところ著者の永井さんと思しきアカウントから日々いいねとリツイートをいただいた。
これが励みとなって続けられた。
その結果として多くの学びを得られ、教養書を手に取るきっかけにもなった。
永井氏の読書量とそのエッセンスを抽出し、ご自身の考察を含めたアウトプットする力に驚愕。私にとって多くの影響を与えてくれた本の図鑑であり、今後も本を手に取る際の参考にしていきたい。
改めてこのようなまとめ本を出していただいた永井さんに感謝の意を表したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間をかけてゆっくり読むことにする。ここから自分が深めたい本をさらに読むことにする。
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この本はどこから読んでも良いように関連した本に飛べるように紹介されている。メモに1〜100の番号を付けて読んだら☓を付け迷子にならないよにした。すると、読みたい本が沢山でてきた。
それにより分かったこと。
興味ある分野はどんどん読めるが苦手な分野は残っていく。連動して興味ある読む本を決めて多読しているが それが如実に現れる。苦手とする分野は読むのに時間を要する。やはりそれはその分野の本に接していなかったという事だ。サイエンスを頑張ろう。
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よくあるタイプの、名著一覧・ダイジェスト版だが、冒頭の年表が秀逸。ありそうでなかなかない。名著を時系列に並べてみて見えてくるものもある。
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感想
教養とは。知識とは異なる。より抽象度が高く時間を超えて受け継がれる。人類の種としての蓄積。その一端に齧り付く。どう使うかは自分次第。 -
▲持ってるが読んでない本
1 ソクラテスの弁明
2 キリスト者の自由
3 方法序説
4 ノヴム・オルガヌム
5 人性論
6 純粋理性批判
7 精神現象学
8 ツァラトゥストラはこう言った
9 プラグマティズム
10 精神分析学入門
11 現象学の理念
12 存在と時間
13 論理哲学論考
14 自由からの逃走
15 夜と霧
16 エルサレムのアイヒマン
17 実存主義とは何か
18 野生の思考
19 全体性と無限
20 監獄の誕生
21 なぜ世界は存在しないのか
22 政治学
23 統治二論
24 社会契約論
25 コモン・センス
26 自由論
27 国富論
28 資本論
29 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
30 自殺論
31 贈与論
32 雇用、利子、お金の一般理論
33 資本主義と自由
34 メディア論
35 消費社会の神話と構造
36 管理される心
37 正義論
38 歴史の終わり
39 正義のアイデア
40 論語
41 老子
42 ブッダの真理のことば・感興のことば
43 般若心経
44 十七条憲法
45 古事記
46 正法眼蔵
47 歎異抄
48 立正安国論
49 五輪書
50 ▲武士道
51 ▲論語と算盤
52 日本的霊性
53 日本の思想
54 ガンディー 獄中からの手紙
55 抗日遊撃戦争論
56 現代中国の父 鄧小平
57 普遍的価値を求める 中国現代思想の新潮流
58 歴史とは何か
59 文明の生態史観
60 マッキンダーの地政学
61 昭和史 1926-1945
62 アメリカの世紀と日本 黒船から安倍政権まで
63 ▲銃・病原菌・鉄
64 文明の衝突
65 ▲サピエンス全史
66 アート・スピリット
67 風姿花伝
68 茶の本
69 「いき」の構造
70 ピアノ音楽の巨匠たち
71 ディスタンクシオン
72 ファウスト
73 罪と罰
74 種の起源
75 ソロモンの指環
76 利己的な遺伝子
77 ワンダフル・ライフ
78 意識はいつ生まれるのか
79 ▲沈黙の春
80 ロウソクの科学
81 相対性理論
82 エントロピーと秩序 熱力学第二法則への招待
83 カオス 新しい科学をつくる
84 ホーキング、宇宙を語る
85 エレガントな宇宙
86 時間は存在しない
87 科学と仮説
88 科学革命の構造
89 二つの文化と科学革命
90 数学序説
91 統計でウソをつく法
92 いかにして問題をとくか
93 素数に憑かれた人たち
94 因果推論の科学
95 通信の数学的理論
96 人月の神話
97 ビーイング・デジタル
98 テクノロジーとイノベーション
99 AI 2041
100 CRISPR -
世界の古典名著を時系列に並べ、1冊ずつ概要を紹介している本。
1冊ずつ概要を紹介してくれているだけではなく事例とともに紹介してくれているので、理解に易しい。辞書的な使い方にはなるが、1冊ずつ気になった本を読みたくなる本。 -
2023年8月末に脱稿の本。
[目次]
・書籍と時代(年表)
・はじめに
第1章 西洋哲学
Book1『ソクラテスの弁明』ソクラテス/プラトン
Book2『キリスト者の自由』マルティン・ルター
Book3『方法序説』デカルト
Book4『ノヴム・オルガヌム(新機関)』ベーコン
Book5『人性論』ヒューム
Book6『純粋理性批判』イマヌエル・カント
Book7『精神現象学』C・W・へーゲル
Book8『ツァラトゥストラはこう言った』ニーチェ
Book9『プラグマティズム』W・ジェイムズ
Book10『精神分析学入門』フロイト
Book11『現象学の理念』エドムント・フッサール
Book12『存在と時間』ハイデガー
Book13『論理哲学論考』ヴィトゲンシュタイン
Book14『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム
Book15『夜と霧』ヴィクトール・フランクル
Book16『エルサレムのアイヒマン』ハンナ・アーレント
Book17『実存主義とは何か』J・P・サルトル
Book18『野生の思考』クロード・レヴィ=ストロース
Book19『全体性と無限』レヴィナス
Book20『監獄の誕生』ミシェル・フーコー
Book21『なぜ世界は存在しないのか』マルクス・ガブリエル
第2章 政治・経済・社会学
Book22『政治学』アリストテレス
Book23『統治二論』ジョン・ロック
Book24『社会契約論』ルソー
Book25『コモン・センス』トーマス・ペイン
Book26『自由論』ミル
Book27『国富論』アダム・スミス
Book28『資本論』マルクス
Book29『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ウェーバー
Book30『自殺論』デュルケーム
Book31『贈与論』マルセル・モース
Book32『雇用、利子、お金の一般理論』ジョン・メイナード・ケインズ
Book33『資本主義と自由』ミルトン・フリードマン
Book34『メディア論』M・マクルーハン
Book35『消費社会の神話と構造』ボードリヤール
Book36『管理される心』A・R・ホックシールド
Book37『正義論』ジョン・ロールズ
Book38『歴史の終わり』フランシス・フクヤマ
Book39『正義のアイデア』アマルティア・セン
第3章 東洋思想
Book40『論語』孔子
Book41『老子』老子
Book42『ブッダの真理のことば・感興のことば』ゴータマ・シッダッタ
Book43『般若心経』玄奘
Book44『十七条憲法』聖徳太子
Book45『古事記』天武天皇
Book46『正法眼蔵』道元
Book47『歎異抄』親鸞
Book48『立正安国論』日蓮
Book49『五輪書』宮本武蔵
Book50『武士道』新渡戸稲造
Book51『論語と算盤』渋沢栄一
Book52『日本的霊性』鈴木大拙
Book53『日本の思想』丸山眞男
Book54『ガンディー 獄中からの手紙』
Book55『抗日遊撃戦争論』毛沢東
Book56『現代中国の父 鄧小平』鄧小平
Book57『普遍的価値を求める 中国現代思想の新潮流』許紀霖
第4章 歴史・アート・文学
Book58『歴史とは何か』E・H・カー
Book59『文明の生態史観』梅棹忠夫
Book60『マッキンダーの地政学』H・J・マッキンダー
Book61『昭和史 1926-1945』半藤一利
Book62『アメリカの世紀と日本 黒船から安倍政権まで』ケネス・B・パイル
Book63『銃・病原菌・鉄』ジャレド・ダイアモンド
Book64『文明の衝突』サミュエル・ハンチントン
Book65『サピエンス全史』ユヴァル・ノア・ハラリ
Book66『アート・スピリット』ロバート・ヘンライ
Book67『風姿花伝』世阿弥
Book68『茶の本』岡倉天心
Book69『「いき」の構造』九鬼周造
Book70『ピアノ音楽の巨匠たち』ハロルド・C・ショーンバーグ
Book71『ディスタンクシオン』ピエール・プルデュー
Book72『ファウスト』ゲーテ
Book73『罪と罰』ドストエフスキー
第5章 サイエンス
Book74『種の起源』ダーウィン
Book75『ソロモンの指環』コンラート・ローレンツ
Book76『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス
Book77『ワンダフル・ライフ』スティーブン・ジェイ・グールド
Book78『意識はいつ生まれるのか』ジュリオ・トノーニ/マルチェッロ・マッスィミーニ
Book79『沈黙の春』レイチェル・カーソン
Book80『ロウソクの科学』ファラデー
Book81『相対性理論』アインシュタイン
Book82『エントロピーと秩序 熱力学第二法則への招待』ピーター・W・アトキンス
Book83『カオス 新しい科学をつくる』ジェイムズ・グリック
Book84『ホーキング、宇宙を語る』スティーブン・W・ホーキング
Book85『エレガントな宇宙』ブライアン・グリーン
Book86『時間は存在しない』カルロ・ロヴェッリ
Book87『科学と仮説』ポアンカレ
Book88『科学革命の構造』トーマス・クーン
Book89『二つの文化と科学革命』C・P・スノー
第6章 数学・エンジニアリング
Book90『数学序説』吉田洋一/赤攝也
Book91『統計でウソをつく法』ダレル・ハフ
Book92『いかにして問題をとくか』G・ポリア
Book93『素数に憑かれた人たち』ジョン・ダービーシャー
Book94『因果推論の科学』ジューディア・パール
Book95『通信の数学的理論』クロード・E・シャノン
Book96『人月の神話』フレデリック・P・ブルックスJr.
Book97『ビーイング・デジタル』ニコラス・ネグロポンテ
Book98『テクノロジーとイノベーション』W・ブライアン・アーサー
Book99『AI 2041』カイフー・リー/チェン・チウファン
Book100『CRISPR』ジェニファー・ダウドナ/サミュエル・スターンバーグ
・参考文献&ウェブサイト等 -
自分の教養のなさに嫌気がさして、
一読してみました。
分かりやすく解説されてて、これ以上知りたいなら原書読んでね!みたいな感じでとてもタメになりました。
著者プロフィール
永井孝尚の作品





