前だけを見る力 失明危機に陥った僕が世界一に挑む理由

  • KADOKAWA (2022年1月27日発売)
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  • 本 ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046055781

作品紹介・あらすじ

真のポジティブシンキングの持ち主、そのGRIT「やり抜く力」とは?

2019年FIFAクラブワールドカップに出場を果たしたサッカー選手、松本光平。
トレーニング中の事故で失明の危機に直面するも
「再びクラブワールドカップの舞台に立つ」ため動き始めた。

そしてついに、再びクラブワールドカップに出場できるところまできた。
鋼のようなメンタリティを持つ“決して諦めない男”が、そのルーツと決意を語り伝える。

足首骨折や肩脱臼など数々のケガに悩まされるも、本人はいたって前向きにサッカー人生を送る。
なんの確約もなく海外に渡って契約を勝ち取ったり、フィジー、NZなど辺境の地でプレーしたり、さまざまな武勇伝を持つ。

失明の危機を含め、松本光平がこれまで経験してきたものは、一般的に考えれば「困難」とも思えるものばかり。
しかし、その状況を超ポジティブとも言える姿勢や、鋼のメンタリティによってくぐり抜けてきた。
そんな松本の経験談、エピソードが詰まった、どんな困難な状況になっても「前を向こう」と思える力が漲る“パワースポット”的一冊。

〈目次〉
【第1章】突然、異国の地で光を失って
 〈解説〉ブラインドサッカーとロービジョンフットサル
【第2章】15歳での「禁断の移籍」
 〈解説〉関西サッカー界の育成事情
【第3章】チーム探しの日々
 〈解説〉プロ経験のない選手の海外移籍事情
【第4章】新天地での新たな目標
 〈解説〉知られざるオセアニアサッカー事情
【第5章】感慨なく終わった夢舞台
 〈解説〉クラブワールドカップとはどんな大会か?
【第6章】再び光あふれる舞台へ
 〈解説〉コロナ禍とクラブワールドカップ

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    蜘蛛の糸のようなメンタル。何か起きても衝突せず一度受け入れる。全てを自分の糧として成長に繋げる。メンタルの広さと好奇心の強さが必要。

  • 著者の「鋼のメンタル」にあやかりたいです。

    [NDC] 783.4
    [情報入手先]
    [テーマ] でーれーBOOKS2023/エントリー作品

  • 松本光平選手がたどってきた道は、失明危機に陥ったことに隠れてささいなことにも見えるけれど、一つひとつの事象を取り上げて積み重ねると、あの山中幸盛(鹿介)も顔を曇らせるくらいの艱難辛苦の連続だ。それでいて、この明るさ……。

    読みながら「オレ、無理っす」と、たじろぎそうになる。それでいて前向きな読後感を得られるのは、「しなやかなメンタリティ」というワード。「鋼のメンタリティ」だなんて、ふつうの人にとってはハードル高いけど、「しなやか」であれば、なんか自分にもできそうな気にさせられる。でも実際には、「鋼」よりも難しいのかもしれないんだろうなあ。

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著者プロフィール

1989年生まれ、大阪市出身。サイドバック。セレッソ大阪U-15、ガンバ大阪ユースを経て高校卒業後に渡英、2014年にニュージーランドのオークランド・シティFCで海外でのプロキャリアをスタート。2019年11月にニューカレドニアのヤンゲン・スポートに期限付き移籍し、オセアニア代表としてFIFAクラブワールドカップに出場。2020年5月にトレーニング中の不慮の事故で失明の危機に陥る。手術後は懸命なリハビリを続け、2020年12月に古巣であるオークランド・シティFC加入が決定。

「2022年 『前だけを見る力 失明危機に陥った僕が世界一に挑む理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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