教育が変われば、社会が変わる 三菱グループの教育財団が本気で教育に取り組んで見えてきたこと
- KADOKAWA (2023年3月30日発売)
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感想 : 10件
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784046060907
作品紹介・あらすじ
企業が本気で教育に取り組んだら見えてきた
日本の教育の現状・課題と、
教育の在り方を変える方法とは何か?
三菱グループの創業150周年記念事業として設立された
「一般財団法人 三菱みらい育成財団」。
助成の対象を15歳から20歳までと定め、
公立・私立高校の授業プログラムをはじめ、
NPO、企業などが行う教育プログラム、
大学で行う教養教育、教員の養成まで、
幅広く支援を行っている。
財団のコンセプトは「心のエンジンを駆動させる」。
若者が自ら主体的に考え、動くための力を身につけられるようなプログラムを採択し、助成している。
心のエンジンが駆動している人が増えれば、将来の日本はもっと活力に満ち、新しい産業が生まれてくるだろう。
ゴールまでの道のりは長いが、助成先と真摯に向き合い、教育現場に一つずつ変化を起こしていくことで、教育改革を実現しようとしているのだ。
本書は、三菱みらい育成財団の取り組みや調査から見えてきた、
日本の教育の現状・課題を整理し、新しい教育の在り方を紹介する1冊だ。
なぜ、三菱グループが150年の歴史の中で初めて教育に助成することになったのか。
なぜ、15歳から20歳までの世代にフォーカスをあてる必要があるのか。
三菱みらい育成財団の取り組みの実態と展望を明らかにしながら、
日本の教育を変えるために、企業・教育関係者・保護者ができること、すべきことをお伝えする。
みんなの感想まとめ
教育の在り方を根本から見直すことをテーマにした本書では、三菱みらい育成財団の取り組みを通じて、日本の教育の現状と課題が浮き彫りにされています。特に、若者が主体的に考え行動する力を育むためのプログラムが...
感想・レビュー・書評
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370/サ/
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三菱グループの創業150周年記念事業として設立された
「一般財団法人 三菱みらい育成財団」が実施してきた事業の記録みたいな本。
一番興味深いと思った記述は「おわりに」だった。
「おわりに」は財団の理事長が書いている。
「そもそも教育に何の知見もない三菱グループが(中略)、ひとことで言えば「三菱金曜会」に集うグループの中mが抱く危機感と自省の念がその出発点にあった。
バブル崩壊後30年にわたって日本の経済が低迷を続けたのは、新たな価値を生み出すための事業変革をなしえなかった私たち企業経営者の責任である。」
なんか、すごく潔さを感じた。
教育の現場ではトライしたいことはあるけれど、予算の制約でできないことがある。
財団が給付する資金で実現できることがたくさんあるんだという事例集でもあった。 -
配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10278331 -
学びとは何か、について改めて考えながら読んだ。「学ぶ」ということは、単に知識や情報を吸収し、求められる答えをアウトプットするということではなく、人間として成長することなのだと思う。
今の時代、このような学びの場が求められてはいるが、現状では教師と呼ばれる立場の者たち自身が、そのような教育を受けていないので(さらに言うと、今までの教育のスタイルに順応できた者たちが多いので)、なかなかその形を変えるのが難しいとは思う。
「教え手の心のエンジンが駆動していなければ、生徒の心のエンジンなど駆動させられない」(p253)。本当にそうだ。教育の現場が、教師とか生徒とかの立場に関係なく、たくさんの心がぶつかり、あるいは共鳴し合う、そんな躍動感溢れる場になったらどんなにステキだろうか。 -
詰め込み+暗記型の大学受験を経験している身としては、現代の高校生のおかれている状況を大変だな、と思う一方、うらやましいなと、も感じた。
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【請求記号:370 サ】
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「心のエンジンを駆動させる」
昨今、リスキリングなどの社会教育に力を入れているが、学校教育により予算や資源を投入すべきではないか。リスキリングも大事だが、そもそも学生のうちに勉強をしておけば、リスキリングの必要もないし、リスキリングのための素地ができているはずだから。
こういった取組が助成や補助ではなく、普通になれば学校も楽しくなるし、社会がより良くなるのではないだろうか。 -
学校教育改革が進まないことの
ボトルネックは大学入試にあると思うので、
高校教育に着眼しているのは良いと思う。
著者プロフィール
崎谷実穂の作品
