新版 ヒロインは、なぜ殺されるのか

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  • KADOKAWA (2023年4月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784046060945

作品紹介・あらすじ

自立して自らの人生を生きようした魅力的なヒロインたちは、映画のなかで、なぜみんな死んでしまうのか? 出てくる映画を1本も知らなくても、今読んでも、刺激的な発見に満ちたフェミニズムの名著が待望の復刊! 現代も繰り返し描かれる、男社会の勝手な女性観、消費されるヒロインたちをフェミニスト目線であざやかに読み解く。復刊にあたり、本書と合わせて見たい映画30本を紹介する最新「Feminist Film Guide」を収録。

みんなの感想まとめ

現代社会における男性中心の価値観と、そこから排除される女性の姿を映画を通じて鋭く分析した作品です。著者は、ヒロインたちがなぜ物語の中で命を落とすのか、その背後にある社会的構造や性差別の問題を明らかにし...

感想・レビュー・書評

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  • 今の世界は男社会でそのルールからはみ出す人間を排除する世界。現代という世界に生きている自分も、知らずに性差別、人種差別をしてきたかもしれない。
    そんな世界の女性の厳しい現状を映画を通して、テレビでも活躍していた田嶋陽子がとき解く。
     世界は昔から男尊女卑が続いているが、特にキリスト教、イスラム教の一神教が席巻した中世以降、顕著になる。考えてみると日本は古来、アマテラや卑弥呼のように神、象徴として女性を敬ってきた。それが男は戦いに外へ、女は家庭の中へ。いつのまにか女性の自己主張ははしたないとなった。この本でも、そんな凝り固まった社会観に女性も染まってしまい、尖った女性を攻撃するのも女性がする。その結果、社会が、男が理想とする女を女性は演じることが吉とされてきた。
     芸能人、ミュージシャン、政治家、財界人が権力、財力さらには暴力を持ったとたん女性を物のように扱う事件が頻繁に起こっている。
     自分が自分の主役になること。無能な親父が高給をもらい威張っている社会だが、よっぽど優秀な女性はたくさんいる。女性の社会進出をもっと願いたい。

  • 祝復刊

    フィルムの中の女|田嶋陽子|新たな家族論を見て、家族について本を読む、by匠雅音(2008.11.03)
    http://www.rin-5.net/251-500/442-film_onna.htm

    『ヒロインは、なぜ殺されるのか』(田嶋 陽子):講談社+α文庫|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000193182

    「新版 ヒロインは、なぜ殺されるのか」 田嶋 陽子[ノンフィクション] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322209000333/

  • 映画評のように分類されているが、たぶんフェミニズムとかジェンダーのところに分類されるのがいいのだろう。
    ここで取り上げられている10本の映画をわたしは1本も観たことがないのだが、なるほどそういう視点があるのかと考えながら読了。

  • うおー、おもしろかった
    田嶋陽子先生の著書を読んだのは初めて。ヒロインが殺される映画を取り上げて、そのヒロインが作中でどんな存在だったのか。そしてなぜ死なねばならなかったのか、その死はどんな意味があるのかを論じている本
    こういうフィクションのなかに横たわる社会や構造を読み解く本は大大大好物なので楽しく読めたし、こういうかたちで女(ヒロイン)ってめっちゃ殺されとる!なんか役割を負わされて男のために殺されとる!と履修中の機動戦士ガンダム「逆襲のシャア」と「閃光のハサウェイ」が頭の中をビュンビュンよぎった(笑)
    男と男の友情のために殺されたり、自己犠牲を強いられたり、家父長制に取り込まれたなかで母と娘がいがみあったり。今でも全然よく見る流れだ。
    本の巻末にはそんな田嶋陽子先生が進めてくれる映画が一覧でまとめられている。新装版ということでかなり最近の作品も羅列されていて見たい作品が増えた。
    ひとつだけ気がかりだったのは取り上げた時代が1980年代のものなどが多かったせいもあるだろうけど、女性も仕事を持つべしという論調が終始強くてポストフェミニズムやリーン・イン・フェミニズムぽさが強かった
    対象となる作品をここ20年ほどのものにしてまた書いてほしい

  • 田嶋先生の記憶はテレビでフェミニストとしていじられまくっていたところから始まる…今考えると途轍もなく理不尽な扱いであった。そんな田嶋先生のフェミニズム映画批評本。ファムファタル→なぜか死ぬ/男は生き延びる・出世するという筋で読める映画がこんなにあったとは…
    巻末にはフェミニズム視点で味わえる割と最近の映画のリストもあり、良いリファレンスだった。

  • 【書誌情報】
    『新版 ヒロインは、なぜ殺されるのか』
    著者 田嶋 陽子
    定価: 2,420円(本体2,200円+税)
    発売日:2023年04月04日
    判型:四六判
    商品形態:単行本
    ページ数:384
    ISBN:9784046060945

    ◆「男社会」で女性はなぜ生きづらいのか? その答え、ここにあります
     自立して自らの人生を生きようした魅力的なヒロインたちは、映画のなかで、なぜみんな死んでしまうのか? 出てくる映画を1本も知らなくても、今読んでも、刺激的な発見に満ちたフェミニズムの名著が待望の復刊! 現代も繰り返し描かれる、男社会の勝手な女性観、消費されるヒロインたちをフェミニスト目線であざやかに読み解く。復刊にあたり、本書と合わせて見たい映画30本を紹介する最新「Feminist Film Guide」を収録。
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322209000333/

    【簡易目次】
    第一章 愛か仕事か、二者択一を迫る男たち――『赤い靴』
    第二章 女は男のお気に入りのオモチャである――『突然炎のごとく』
    第三章 女も愛だけでは生きられない――『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』
    第四章 娘が母を告発するとき――『秋のソナタ 』
    第五章 あの人にだけは分かってほしい――『女優フランシス』
    第六章 主婦という自己犠牲からの脱却――『愛と追憶の日々』
    第七章 母親は成功した娘に嫉妬する――『エミリーの未来 』
    第八章 自分のセクシュアリティを取り戻す――『人形の家』
    第九章 依存と支配が〈弱い自分〉をつくる――『存在の耐えられない軽さ』
    第十章 自分を偽ることをやめたとき――『私の中のもうひとりの私』

  • 佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
    https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD02167920

  • 観てない映画ばかりでなるほど。監督は男が多いから、どうしたって女の扱い雑になるんだろうな。

  • ざっと読み

  • [鹿大図書館学生選書ツアーコメント]
    自立し、力強く描かれる魅力的な「ヒロイン」たち。
    彼女たちはなぜ殺されるのか? 
    映画史をフェミニズムで読み解く。

    [利用はコチラ/鹿大図書館OPAC]
    https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD02167920

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000247802

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著者プロフィール

田嶋 陽子(タジマ ヨウコ)
英文学・女性学研究者。元法政大学教授。元参議院議員。
さまざまなメディアをとおして身近でわかりやすいフェミニズムを説く。
1941年、岡山県に生まれ、静岡県沼津市で育つ。津田塾大学大学院博士課程修了。65歳からシャンソン歌手として、また70歳から書アート作家として活動をはじめ、コンサートや個展などを精力的におこなっている。
著書に『フィルムの中の女』(新水社、のち講談社+α文庫『ヒロインはなぜ殺されるのか』)、『もう、「女」はやってられない』(講談社)、『それでも恋がしたいあなたへ』(徳間文庫)、『だから、なんなのさ!』(TV朝日)、『田嶋陽子が人生の先達と考える女の大老境』(マガジンハウス)、『だから、女は「男」をあてにしない』(講談社)、『女は愛でバカになる』(集英社be文庫)などがある。

「2019年 『愛という名の支配』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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