底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方

  • KADOKAWA (2023年10月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784046064424

作品紹介・あらすじ

“底辺でも自分らしく生きられる”

30歳までどん底ニートだった私が、
異国の地で駐在員になって
生きづらさから解放された話。

<収録内容>
第1章 どん底ニート、実家で病を患う
第2章 ゼロスキルでもアメリカ移住、キラキラのないNY生活
第3章 コロナ禍でクビに! 結局なんとかなった
第4章 アメリカで学んだ節約暮らし
第5章 ラスベガスで在宅勤務、YouTuber になる
第6章 ギリギリ消耗しない生き方
and more……!!!

みんなの感想まとめ

自分らしく生きることの大切さを教えてくれるエッセイで、著者はどん底のニート生活からアメリカでの駐在員、YouTuberへの道を綴っています。心の負担を軽くし、持続可能な働き方を模索する中で、地位や名誉...

感想・レビュー・書評

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  • YouTubeのチャンネル、アラフォー独身日本人男性のアメリカ駐在記「US生活&旅行」。ぐたーっとした内容が仕事で疲れている頭にちょうど良い、癒し感満載の動画だ。

    このチャンネルで初めてバズった「JALファーストクラス搭乗記」という動画見て、嵌った口の僕
    。いまでは、マイペースで、1月に1回くらい新しい動画がアップされることを心待ちにしている結構熱心なファンだ。

    そんな動画の作成者が本を出すと、動画内で宣伝していたので、速攻で予約のポチをして心待ちにしていた本。

    この本は、どん底のニート生活をしていた(バセドウ病も患っていた)著者が、アメリカで就業してYouTuberになるまでを綴ったエッセイ。
    「ございます」文体が動画の口調と同じなので、YouTubeを見ているような錯覚に陥る不思議な読書体験だった。

    タイトルどおり「ギリギリ消耗しない生き方」を説いている。
    最近、疲れが溜まっているなって人は「US生活&旅行」チャンネルの動画を見て、この本を読むと対処法がなにか生き方のヒントが掴めるかも。

    ♫イージューライダー/奥田民生(1996)

  • アメリカの旅行会社に勤めながら、お得な旅行術を紹介するYouTuberとして知られている(らしい)著者が、自身の来歴を飾らずに綴った本。

    日本でニートも経験しながら、アメリカ留学を機に、インターンシップを経て旅行会社の社員になれたこと、コロナ禍で一度は職を失いながらも、YouTuberとして成功しつつ、元の職場に呼び戻されたことなど、著者は運のよい人なのだとは思うが、今、将来の絵を描けずにいる人に勇気を与えてくれそうな気がする。
    そして、何より、クレジットカードのポイントだけで飛行機のファーストクラスに乗れるなど、お得な旅行術が紹介されているのはありがたく、参考にしたいと思った。

    最後にまとめられている"ギリギリ消耗しない5か条"も、著者が書くと説得力がある。
    1 一目を気にしない
    2 運に感謝する
    3 目標を持たない
    4結果に期待しない
    5健康が一番大切

  • 米国で、日系旅行会社の駐在員として足掛け在住10年のアラフォー著者。Youtubeでの人気が先駆けとなり、本を出版したようだが、著者のことは本書で初めて知った。お二人の表面上の経歴に共通点はないのだが、東京や台湾での「隠居」生活を綴った大原扁理さんになんとなく似ている気がした。お二人の共通点は、冷静沈着で賢いところ、そして、徐々に薄れては来たようには思うがまだまだ根強い日本の「一般的なレール」を歩んでいないこと。

    当方はアメリカには1度1週間の短期滞在したことがあるだけで、ほとんど縁はないのだが、どのようにしてアメリカで働くことになったかといった経緯や、この方の人生に対する考え方がとても為になった。コロナ禍で不況に陥った時に解雇され、5年ぶりに帰国した時も、35歳を超えて多くの仕事オファーがあったが、同時に元いた会社で復職の声かけもあり、迷った上で米国に戻る決断をされたとのこと、仮にここで日本で新たなキャリアを目指したとしても、この方の場合はどちらでも成功する気がした(結局、最終的には米国に戻る気はするが)。

    肩の力を抜き、ある程度人生の大きな流れに身を任せ目の前のことを頑張ると言う、世の中の多くの人にとっては難しい「当たり前」のことをできる人だと思った。おそらく仕事も淡々と真面目に上手にこなす方だと思う。それにしても、現職の日系旅行会社は見る目のある、本当に良い会社なのだろうなぁ。出会えて良かったと思う本。

  • 大切なものって、地位や名誉、収入、大企業に勤めている、とかそういうことではなくて
    家族みんな健康で、笑って過ごせること。
    非日常的な、特別なことじゃなくて
    普通の毎日を過ごせることが幸せなんだなと思う。

    モチベーション高く働き、理想高く、目標に向かって突き進む同僚や、そういう働き方をロールモデルとする会社に流されて
    早朝から遅くまで働き、昼休みも働いた
    まさに同調圧力であり、ストレスの根源だった

    そして私も体調を崩し、いま欠勤している

    昇格しなくてもいい
    よい評価が得られなくてもいい
    ただ持続可能な働き方がしたい

    理想なんてなくていい
    目標なんてなくていい
    やりたいことなんてなくていい

    ただ自分にできる、目の前のやることを淡々とやっていく
    これが積み重なって未来になる

    人と比べなくていい
    自分がどう思うか

    自分がいいと思うならそれでいい

  • US生活&旅行というYouTuberをご存知でしょうか?

    飛行機のファーストクラス搭乗記でバズった方ですが、ちょくちょく見させて貰ってます。お話の仕方もとても丁寧で、映像の作り方もナレーションも丁寧で見てて引き込まれます。淡々とアメリカ生活や旅行記の紹介をされてるのが好き。

    その方が本を出したので読ませて貰いました。彼がアメリカで働くことになった経緯や生き方とか、YouTubeと同じで丁寧に書かれてます。

    若い頃に生きることに躓き、でも色々考えて運も味方にかつ気負うことなく生きる、その考え方は素晴らしいと思うな。今ってどうしてもやれ格差だ、一部のエリートだけで世を席巻してるみたいな雰囲気あって私みたいなオバチャンですら焦りを感じたりするけど。

    そうじゃなく、自分で気付き、生き方を建て直していく様は素敵。さすが10万人以上の登録者を抱えるYouTuberさんは違うー。決して上手い汁吸って生きてる人じゃないです。
    マイルの貯め方は吹いたけどw

  • 20代後半でアメリカにインターン生として渡米した著者が、現地での理想とはかけ離れたリアルな生活を描いた本。何をするにも遅すぎることはないのだと感じた。

  • 著者のyoutubeは拝見していましたが、本書を読むことで点(youtubeの番組)が線でつながった感じがします。
    著者の生き方に何となく共感出来、肩肘張らなくても良いところは良いし、摂生を続けられているのは立派だなと、外に出る元気もなくUber Eatsで三晩連続カツ丼を食べている私は思いました。

  • 飾らない人柄。YouTubeで見る姿がそのまま文になっていた。

  • 妹に教えてもらってから、大好きなYouTuberさん!私たちの家族の中ではUSおじと呼んで親しんでいる(笑)

    いつも、異常に丁寧な喋り方と、アメリカに暮らしているのに、あまり楽しそうでもない様子、仕事と家の往復を淡々と映したり、かと思えば貯めたマイルでファーストクラスを紹介したり、自分サイズで、でもこちらの知らないアメリカの様子を伝えてくれるUSおじさん、めっちゃファン!!

    この本は、USおじさんがラスベガスの旅行会社で働くことになったきっかけ、バセドウ病や、ニートだったことなどを交えて、頑張らずに生きるためにアメリカに渡った話になっています。

    海外生活は、意識高い、頑張りたい人だけのものじゃない、もっと身近に望んでいいんだなと思わせてくれます。

    (37歳ニート時に読了)

  • 凄く丁寧にネガティブな発言されるからポジティブにしか思えなくてクスッと笑えるアメリカの日々

    ともかく行動力ありすぎで、この人本当に病気で家に籠ってたの?アメリカの生活はほぼ旅人というか、戦闘遊牧民みたいとずっと笑ってた

  • YouTubeでファンだったので読んでみました。

    読む前から少しだけ不安というか心配があって。
    YouTubeで見てるだけだからいいのであって、それが活字になってしまうと、別に知らなくてよかった、知りたくもなかった、なんてことになるのではないかなと。

    恐らくこの本を買っているのは、本屋でふと目にして、という人ではなく、ファンで買っている人が多いと思うので、低評価は少ないと思いますが、私としては正直、うーん・・・という感じでした。

    YouTubeのあの力の入っていない抜けた感じと言葉選びの絶妙さがとても好きで、本になっても、意識してか無意識なのか、あの雰囲気を壊さないようにという文章運びをされていることは感じましたし、YouTubeの動画の中での点の情報が線で繋がったような感覚はありました。

    ただ、YouTubeを全部見ているこちらからしていると、同じことを文字で説明されていると感じる場面も多く、文章ももちろん素人としては上手なのかもしれませんが、やはりプロではないので、誰かのブログを読んでいるような感想でしたし、私としては、やっぱり知らなくてもよかったかな・・・と思われる情報でした。

    最近、YouTuberが本を出すことが増えた気がしていて、もちろんそれはいいことだとは思います。でも、それって単に出版社が、YouTuberなら必ず一定数のファンが買ってくれるし低評価はつかないし、未知の才能ある輝ける原石を探してくる労力と比べたら、楽ですごくおいしい案件なのではないかと思っていて。本が売れなくなっている今、そうやって発行部数を増やしているのかもしれないけれども、なんとも消化不良な気持ちにもなりました。

  • アメリカに暮らすふつうの日本人の話。ありそうでなかった本の内容は、健気で、謙虚で、優しい著者の語り口でわかりすい。なるほどと思える箇所が多く、一度読む価値はあると思う。

  • アメリカに関する本に書いてあったけど、アメリカ合衆国ってニューヨークが最大の都心でニューヨークで働くのが一番の勝ち組で西海岸で働くのはニューヨークで働けなかった人達みたいな括りらしい。ビジネス的な視点で言ったら。そういえば最近見た映画で西海岸に住んでた田舎者が東海岸の大学を目指すみたいな青春ストーリーがあったなと思った。映画ってほんと文化を知ることが出来るよね。

    「そのことがわかってから、留学中はラジオ(主に iHeartRadioというネットラジオ)を聴くようにしました。ラジオからは標準的なアクセントの単語が流れてきますから、聞き流しているだけでも発音の勉強にはなるわけです。  ほかに、「映画を英語字幕で観る」「知っている小説を英語で読み直す」「好きなスポーツを英語の実況中継で観戦する」なども実践しました。  今であれば、「好きな YouTuberの動画を英語で観る」という勉強法も有効かと思いますが、私が留学していた 2015年当時は今ほど YouTubeが世の中に浸透しておらず、 YouTuberや TikTokerというワードさえございませんでした。それを思うと、改めて、世の中の変化の速さを実感いたします。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著
    https://a.co/31tre39


    「 語学留学にかかった費用はざっくりと当時のレートで 260万円ほどでしたが、インターンシップのビザ取得にも結構なお金がかかりました。  まず、留学エージェントに支払った費用が 60万円ほど。語学留学をしたときはお金をケチりまして、自分で語学学校とホームステイ先を探しましたが、インターンシップ制度を利用する場合はビザスポンサーを探す必要もございますので、信頼できるエージェントを通されたほうが安心かもしれません。  ほかに、航空チケット代、アパートを借りるための前家賃と家賃、お給料が出るまでの 1か月分の生活費、残高証明用の資金などが必要になります。   20代の私は、「やりたいことが見つからない」「何をすれば良いかわからない」と考えているだけで、仕事もろくにせず、ニートに片足を突っ込んでいるフリーターでした。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「唯一の救いは、日系企業なので社員のほとんどが日本人であり、先輩からの仕事の指示が日本語だったこと。もしも英語しか使えない会社でしたら、 3倍くらいは凹んでいたと思います。  パソコンを使っての書類の作成も、営業時代以来 6年ぶりでございますので、ミスしないように気をつけるだけで精一杯。「コレ、お願いします」といきなり仕事を振られて焦りまくることも日常茶飯事で、長いブランクがあると、こんなにも仕事をこなせないものなのだと、ダメな自分に愕然としていました。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「★ 17  ロサンゼルス米国カリフォルニア州にある同州最大の都市。米国ではニューヨークに次いで人口が多い。略称、 L. A.。日本語で「ロス」と略すことがあるが、英語圏では通じない。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著


    「1年間、海外に身を置くことで実践的な英語力を身につけられますし、甘えることができない環境で生きる力も身につけられると思います。  少なくとも私は、そうでした。ただし、インターンとして働くなら、物価の安い場所を選ぶことです。  ラスベガスからロサンゼルスまでは、ルート 15を西へまっすぐ進み 4時間ほど。ところがこの2つの都市、物価がまったく違うのです。  ラスベガスは米国有数の観光地ですが、観光以外にこれといった産業はなく、中心地以外は茶褐色の乾いた大地がどこまでも続く田舎なので、治安もそこそこ良く、物価が安くて住みやすい街でございます。  一方ロサンゼルスは、全米でもニューヨークに次いで人口が多い大都市で、ハリウッドやビバリー・ヒルズがあり、物価が高いことでも有名です。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「ロサンゼルスに異動するまでの猶予はわずか 10日。安いアパート探しに奔走してようやく見つけたのは、知り合いの知り合いを通して仲介をしてもらった、いわく付きのキャンピングカーでした。  ラスベガスのアパートよりもさらに格安の月 550ドルでしたが、まさかキャンピングカーで暮らすことになるとは思ってもいませんでした。  これもまた、米国でインターンをしなければ味わえなかった経験です。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「ただ、ロサンゼルスは年間を通してほとんど雨が降らず温暖なため、エアコンや断熱機能が一切ないキャンピングカーと屋外シャワーでも十分に生活はできました。  また、日系のコミュニティがあるので日本食のレベルが高く、ラスベガス勤務当時には往復 8時間かけて車で買い出しに来ていた大型の日系スーパーもあるため、物価は多少高くても、とても暮らしやすかったです。  キャンピングカー暮らしにも慣れてきた頃、ラスベガスで始めたインターンが期限の 12か月を迎え、私の在米生活も終わりを迎えることとなりました。  米国のインターンシップ制度を利用した場合、期間満了を迎えたらすみやかに帰国することが条件になっておりますが、もし他のビザに切り替えられた場合は、引き続き米国に滞在することが可能です。  代表的な一例が、「インターンシップの期間に米国国籍の方と結婚して配偶者ビザに切り替える」、「永住権( ★ 19)(グリーンカード)を取得する」、「インターンシップ先の企業で就労ビザに切り替える」などでございます。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「ところが、私を待ち受けていたのは、思いもよらない展開でした。「インターン後も、会社に残りませんか?」と打診があったのです。  仕事にも慣れ、フランクで個人の意見を尊重してくれる会社の雰囲気も自分に合っていると感じていましたし、日本帰国後に再度就職活動するのも面倒な気がしておりました。断る理由はありません。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「ロサンゼルスは年間を通して温暖で過ごしやすく都会と言うにはのんびりした雰囲気があるのですが、ニューヨークは 12月ともなると凍えるような寒さで、人口が超過密状態。いきなり高いビルばかりのコンクリートジャングルで、ちょっと異様な、東京とはまた違う圧迫感がございます。  とにかく驚いたのが、物価が高いこと、高いこと……。ラスベガスからロサンゼルスに引っ越したときも物価の変動に驚きましたが、そのときをはるかに超える驚きでございまして、ロサンゼルスが安いと思えるレベルです。  物価が超高い上に、ニューヨークはロサンゼルスのようにエアコンのないキャンピングカーなんかで寝起きできる街ではございません。  そこで、お給料アップをお願いし、ロサンゼルス時代のほぼ倍にしていただきました。社員になってインターン時代の倍近くの月収になり、ニューヨーク勤務でさらに倍近くになったので、ラスベガスでのインターン時代の 4倍近いレベルになっていました。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「西から東に赴任し、カルチャーショックを受けたと言いましたが、住んでいる人の違いにも本当に驚きました。  東海岸に比べると、西海岸のほうがアジア系住民が多く、話す速度もゆっくりで、アジア系言語訛りの英語を聞き慣れているのでしょう。私の下手くそな英語も聞き取っていただけて、西海岸にいたときはありがたかったです。  米国の人はお喋りで、フレンドリーで、陽気なイメージがあるかもしれませんが、それは一般的に西海岸のことです。  東海岸(とくにニューヨーク)では、話していても全然笑顔を見せないですし、話すスピードが速く、転勤した当初は話す機会があっても全然聞き取ってもらえませんでした。さらに、「お前の言ってることは全然わからない」と平気で言われますので、凹みました。  こんなこと申し上げますと反感を買うかもしれませんが、東海岸は閉鎖的で窮屈なところというのが私の印象です。  西海岸に比べて東海岸は都会です。ロサンゼルスはあれだけ人口がいて大きな街のように見えますが、ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィアなどの東海岸の人たちからすると、どこか田舎に感じられて、とても悪い言い方をすると「のろま」なイメージをもっているようでございます。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著



    「スクールカースト( ★ 23)なんて言葉がございますが、在米日本人の中には東西カーストとでも言うような、「東海岸(とりわけニューヨーク)こそがアメリカの中心、世界の中心であり、それ以外は田舎で、東海岸に辿り着けない、働けない人たちが西海岸にいる」くらいの考えをもたれているように、西海岸から東海岸へやって来た私の目には映ったのでございます。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著



    「旅行業におけるトラブルは、天候不順や交通機関の乱れなど、どうにもコントロールできない部分があるため、スキルやキャリアを積んでも発生するものです。  トラブルの電話は 24時間入る可能性がありますし、なかにはモンスタークレーマーと思えてしまうお客さまもおられます。  だからでしょうか、若い人の中には、旅が好きで旅行業についたのに、トラブル対応に疲れてしまい転職してしまう人が少なくありません。旅行業に限らず、どんな仕事にも楽しい陽の部分があれば、きつく感じる陰の部分があります。「旅行が好きだからこの仕事を選んだのに、時間外対応やクレームが多くて……」と陰の部分が大きく見え始めてしまう人は、仕事に対する理想、目標や期待が大き過ぎるのかもしれません。  私も若い頃は「営業成績を伸ばしたい」「仕事で評価されたい」と期待ばかりして、思い通りに物事が運ばないと落ち込んでいました。  何事でも、人間は期待していたものを下回る結果が現実として突きつけられると、ひどく落ち込むものでございます。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著
    https://a.co/4TSdBjx

    「バセドウ病が治ったあたりから、私はハードルを下げると言いますか、ハードルを設けない、つまり目標や夢を設定したり、何かに期待することはやめました。  自分に負荷をかけ、高いハードルを乗り越えていくタイプの人もいるでしょう。  しかし私は、夢や目標を設定せず、小さなことにでも目の前にあるできることをコツコツと積み重ねていくほうが性に合っていたのです。  目標を持たずに生活し、仕事をするのは外道と考える方もいらっしゃると思いますが、私は目標を置かず、大きな期待をせず、身近なできることを淡々とやっていたほうが、物事が終わったときに良い結果が出ていたケースが圧倒的に多かったです。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「ニューヨークはネズミ天国地下鉄の駅にはチワワ大のネズミも  ニューヨークで何がいちばん驚いたかというと、ネズミの多さでした。  私がニューヨークに赴任したのは 2017年 12月。最初はバストイレ、キッチン共同の狭いシェアアパートで暮らしていたため、ネズミと対面することはございませんでした。部屋にキッチンがなかったことが幸いだったのでしょう。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「ゴキブリも出ます。ゴキブリは日本と同じくらいの大きさですが、ネズミはびっくりするほど大きく、成長したハムスター、あるいは小さなウサギといった大きさです。 「30歳を過ぎた男ならネズミぐらいで騒がなくても」と思われるかもしれませんが、私はネズミが大の苦手。とりあえず何とかしなければと思い、 Amazonでネズミ捕り器を購入いたしました。餌をセットしておき、ネズミが餌に食いつくと挟まれるという昔ながらの形です。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「食べ歩きをするニューヨーカーや観光客が多いためにマンハッタンの街中は食べ物がかなり落ちていますし、レストランから出されるゴミも相当量なので、ニューヨークは「ネズミのビュッフェ」と呼ばれているそうでございます。それだけリッチな街?ということなのでしょうか。  アパートでネズミを見かけることにも少し慣れてきた頃、さらに驚くような光景を見ることになりました。  地下鉄のホームに立ちぼんやりと線路を見下ろしていると、何十匹というネズミが蠢いていました。しかも、そのネズミたちは驚くほど巨大で、チワワぐらいの大きさがあったのです。もちろん、そんな光景もニューヨークの人々には当たり前。誰も驚かずに忙しく歩いていきます。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「日本で普通に暮らしていても、家の中でも街中でもネズミを見ることはまずありませんでした。ラスベガスでも、ロサンゼルスでもネズミを見たことはなかったのに、ニューヨークは犬よりも猫よりもネズミと遭遇する確率が高い。ネズミ嫌いにとってこれほど息苦しい街はありません。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「ときどき、「芸能人の ○ ○さんがニューヨークに移住!」みたいなネットニュースを目にしますが、私はまったく羨ましくありません。  お金のある方々のニューヨークでの生活は私なんかとはまったく違うと思いますが、私の経験した「閉鎖的で、狭くて、やかましくて、汚い街」で暮らすのは大変そうだなと思う次第でございます。  私は田舎育ちというのもありまして、都会は性に合いません。現在はラスベガス勤務ですが、もし万が一「もう一度ニューヨーク勤務」と言われたら、しがないサラリーマンで人事権などはまったくないのですが、一回はゴネさせていただいて、何とか再度の東海岸勤務は回避したいものでございます。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「リストラされ、さよなら NYファーストクラスで帰国する   2021年8月、とうとう私はインターン時代から 5年間勤めた会社から解雇されました。  ウイルスパンデミックによって仕事がなくなってしまったにもかかわらず、 1年半も解雇されることもなく、雇用していただいた会社ならびに上司の方には感謝しかありません。  その上、会社側から、「パンデミックが終息して仕事が元に戻ったら、呼び戻すかもしれない」と言ってもらったことも励みになり、解雇で落ち込むということはまったくありませんでした。  それと、パンデミックになってからは日本にいる両親も心配していましたので、このときの帰国はちょうどいいタイミングだったのかもしれません。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「旅をして今までにない景色と出合うのは、どこか人生と似ています。  私自身も、米国に来なければ見えなかった景色がたくさんあります。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「 私は、『老人と海』を読んだことがあるくらいで、全然詳しくないのですが、当時のヘミングウェイの生活ぶりがわかって、面白かったです。  ヘミングウェイの家にはたくさんの猫が飼われていて、ヘミングウェイが使っていたベッドの上では猫が気持ちよさそうに昼寝している姿を見ることができます。美しい建物と庭では貸切イベントを開くことができるそうで、結婚式が頻繁に行われているそうでございます。  旅の楽しさは、今まで知らなかったことを知ることができること。そして、今まで見たことのない景色を見られること。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「日本を離れて家族友人から半ば強制的に隔離され、距離的に孤独でいることに慣れてしまったこともあるかもしれませんが、米国に来て以降思うのは、自分の意見を述べて行動に移したことにより、周りから仲の良い人がいなくなって孤独になってしまうのは全然恥ずかしいことではないということです。  自分の意見が、もし他人にとって厳しいことだったり、否定的なことだったりしたら、それを口にするのは難しいことですが、その場凌ぎで妥協して馴れ合い的な行動や発言をしていると不満を抱えることになります。  私もまだまだですが、最近やっと他人に反対するようなことでも自分の意見を言えるようになってきました。  そういったときによく使う枕詞が、「批判いただくことを覚悟で申し上げます……」とか「〇〇さんと険悪になるかもしれませんが、それでもあえて申し上げます……」などでございます。  自分の意見が人の道に外れていたら勿論ダメですが、自分の意見ははっきり言ったほうがスッキリしますし、相手にも考え方を理解してもらえるので、逆に人間関係を上手く構築できていくことのほうが多かったように思います。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

    「ギリギリ消耗しない 5か条 1  人目を気にしない  周りの人は他人の容姿や服装なんて、ほとんど気にしていません。比較するのではなく、自分の価値観で生きていれば、息苦しさを感じたり無駄に消耗することがなくなります。 2  運に感謝する〝自分は運が良い〟そう思うことで何事にも感謝でき、ポジティブになります。病気をしていたどん底時代と比べると、居場所があることに感謝しなければと思うようになりました。 3  目標を持たない  やる前に考えすぎてしまう方は、〝とりあえずやってみる〟ことで不安が軽減します。目の前のことに没頭してみると、自然と不安や憂鬱な気分がどこかに消えてしまうことってあると思います。 4  結果に期待しない  人間は期待していたものを下回る結果が現実として突きつけられると、ひどく落ち込むものでございます。高い理想や目標を設定せず、目の前のことを淡々と積み重ねるだけなのです。 5  健康が一番大切  健康を取り戻すことができたから、こうして活動できています。体は、食べ物と運動で作られます。自分で体をコントロールできるということは、意識しなくても自信につながっているようです。」

    —『底辺駐在員がアメリカで学んだ ギリギリ消耗しない生き方』US生活&旅行著

  • リアルなアメリカの体験記。
    アメリカと日本を比較する部分が多くあるがどちらかの国を貶めるところがなく気持ちよく読めました。
    またアメリカ駐在員特有の話等が私にはとても新鮮で面白く読めました。

    駐在員までの道のりが細かく書かれており、自分が体験している様な高揚感が持てました。
    私自身マルタで語学学校に通っている最中でこの様な生き方があるのかと先の人生が楽しくなりました。

  • 多分、バズってた動画をきっかけに
    チャンネル登録してファンになった。
    考え方とか価値観が分かるエッセイはとても好きです。
    YouTubeの話し方で脳内再生されるよ

  • いつも楽しみに観ているYou Tuberさんの初書籍。社会人になってからの遍歴が知れて、You Tubeでも観ていた裏側を知れたのも面白かった。年齢よりも老成した雰囲気や力が抜けていい感じなのは、これらの遍歴から来ているのか、と。

  • ギリホリシングル男性の話
    英語出来ないで行ってもなんとかなるぜ系で
    ちょっと違いそうだった
    ブックオフでパラパラした

  • 最近たまたまこの方のYouTubeを見た所、何となくイメージしていた海外駐在員のイメージとはあまりにも掛け離れた、落ち着いた物腰の柔らかい雰囲気で、一体どんなバックグラウンドをお持ちなのか気になり、本を購入した。
    新卒入社の会社を2年で退職後、病気になり数年のブランクを経た後の行動力がすごい。行動を起こすのは何歳でも遅くないんだなと思った。読んで良かった。過去動画の裏話的なくだりもあるので、先にある程度動画を見てからの方がより楽しめると思う。

  • これは作者が丁寧と真面目を貫いているからこそできる生き方なんちゃうかなと思った。本の中でも延々と謙遜しまくっているけど、すごいことだと思う。

  • 読んで面白かった
    エリートの自慢タラタラな 話じゃなくて
    もがき 苦しんでる感じや
     等身大の感じ
    また、 馬鹿丁寧な文章に最初は違和感だったが
    最後は心地よかった

    あまりYU TUBUを見る習慣がないが ぜひ今度見たい

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