笠置シヅ子 昭和の日本を彩った「ブギの女王」一代記 (角川文庫)
- KADOKAWA (2023年9月22日発売)
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感想 : 7件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784046065995
作品紹介・あらすじ
やむにやまれぬ事情で養女として育てられるも、養父母の深い愛情を受け、明るい笑顔と歌の才能で人生を切り拓いていった笠置シヅ子。彼女は『東京ブギウギ』や『買物ブギー』など、数多くの楽曲で、敗戦から復興へと進む日本社会を、持ち前の笑顔と歌声で励まし、勇気づけた。再び起ち上がっていく戦後日本のシンボルとなり、一世を風靡した「ブギの女王」はいったい、どんな人物だったのか? 彼女の波瀾万丈の一生を追う。
みんなの感想まとめ
人生の波乱を乗り越え、戦後の日本を明るく照らした女性の物語が描かれています。笠置シヅ子の生涯は、彼女の歌声と笑顔を通じて多くの人々に勇気を与え、復興の象徴ともなりました。著者は、彼女の背景や人間関係を...
感想・レビュー・書評
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2024.1.20市立図書館
図書館の新着図書のコーナーでみつけて気軽に借りてきた。朝ドラ「ブギウギ」のモデルになった笠置シズ子さんに興味がわいてきたので。
略歴や既刊のタイトルから察するに、著者の方は、朝ドラや大河ドラマなどで話題になりそうな人物についてタイムリーに調べてまとめては本にして出しているようで、ノンフィクションとしてはちょっと浅い気がするが、ひととおりの記録に残っている事実はわかりやすくまとめてくれている。
なるほど、ドラマ化するにあたって、キャラ設定や人物関係や時系列をこう変えたのだなあと確認しつつ、あっというまに最後まで読み終えて、まもなく中盤のクライマックスを迎え終盤に入っていく「ブギウギ」がまたいっそう楽しみになってきた。物語としてはどこまで描くのだろうか。
書籍、雑誌、ネット資料など執筆の出典をまとめた巻末の参考文献リストが役に立つ。 -
宵待草 親族のしでかした不義理や非常識が自分にも累が及ぶ事もある アメリカ文化を色濃く感じさせるジャズも「敵性音楽」として排斥が叫ばれている 敵愾心を煽って戦意高揚を狙う当局が喜びそうではある ビクターの録音スタジオは内幸町にあったのだが 作詞家の鈴木勝は日英のハーフのバイリンガルで ブギのリズムは彼女の心のリミッターを外すトリガーにもなったようだった 敗戦国の屈辱や生活苦も全て忘れさせてくれるような…底抜けの明るさに引き込まれていった 作詞家の阿久悠も淡路島で暮らす小学生だった頃にこの曲を聴いて大きな衝撃を受けている 街には虚無感や悲しみのある歌詞やメロディーの曲が溢れていた。そんな重くて沈滞した空気を、底抜けに明るいブギのリズムが吹き飛ばした。 センチメンタルな和製ブルースが大流行している頃、大衆がそれに飽き始めている事を既に察知していたのだろうか。 当時は未だ大蔵省の新人官僚だった三島由紀夫は「天皇陛下みたいな憧れの象徴」と称える程にシズ子の大ファン 『ジャングル・ブギー』は黒澤明がこの映画で使う事を想定して ブギウギの人気が凋落した今がその頃合い 神は巫女の体を借りてメッセージを伝えながら舞い踊る
著者プロフィール
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