- KADOKAWA (2024年3月22日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (228ページ) / ISBN・EAN: 9784046068385
作品紹介・あらすじ
「家庭裁判所は人間を扱う場所です」。固く閉ざされていた女性の法律家への道を進み、日本の法曹界で初の女性の弁護士・裁判所所長となった三淵嘉子。“狭き門”である高等試験司法科試験への挑戦、戦時中の疎開生活、最初の夫との死別など、数々の人生の試練を乗り越えた彼女の根底には人間への深い愛情があった――。非常に強い運を持つという「五黄の寅年」の生まれで「トラママ」と称された不屈の女性の一生をたどる!
みんなの感想まとめ
女性初の弁護士として法曹界に新たな道を切り開いた三淵嘉子の人生は、非常に魅力的で興味深いものです。彼女は、戦前から戦後にかけての厳しい社会の中で、自身の信念を貫き通し、数々の試練を乗り越えてきました。...
感想・レビュー・書評
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三淵嘉子の人生を知りたくて読書。
版元の都合でNHK朝ドラの言葉が使えないようだが、2024年4月1日スタートの朝ドラのモデルとなった女性として興味を持った。
まず、読み物として面白かった。グイグイと引き込んでくれる魅力ある人生だったんだなと思う。
人間関係が面白く、まさにドラマ向きなんだろう。
読み終わって、ウィキペディアで登場人物を確認してまた読み返す。
三淵嘉子の人生とは直接関係ないが、嘉子が生まれた1914年(大正3)のシンガポールの在留邦人数に驚いた。
嘉子の名前は、新嘉坡(シンガポール)に由来するそうだ。
「良いところのお嬢さんが恵まれた環境で能力を発揮した」
と書くと身もふたもないが、女性初を多く獲得したホルダーとなり、偉大な法曹界のパイオニアとなる。
全編を通して嘉子の快活で表裏がない人間性、他者や子供に対する温かみと愛情、信念を原理原則とした行動。その一方で、信頼する家族の前での“暴君”、素の性格のエピードなどはクスリとさせてくれる。
嘉子らが切り開いた女性の社会進出だが、現在の男女平等・ジェンダー論は、日本の文化・習慣とは方向性が違っているように感じるのは僕だけだろうか。
今の日本の男女平等・ジェンダー論を嘉子はどう思うのだろうか。
せっかくの魅力的な人物の一生涯。編集部で年表や人物関係図を作成して巻末にでも添えれば、より読者に伝わって良かったのになと感想。
読書時間:約1時間10分 -
連続テレビ小説「虎の翼」をきっかけに、日本初の女性弁護士と呼ばれる三淵嘉子がどんな人物なのか知りたいと思い手に取った。
今とは価値観も制度も異なる時代に法律の勉強をして司法試験を受けるというのは例を見ないもの。
前列がないものに対して、ひたすら自分の志のままに進んでいく彼女を見ることができて、今の自分の在り方も少し見つめてみたいと思った。 -
三淵嘉子さんの活躍の背景などその時代の背景や状況を解説した内容。
著者プロフィール
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