あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方
- KADOKAWA (2024年7月19日発売)


- 本 ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046069337
作品紹介・あらすじ
★売れ続けて10万部突破★
★読者が選ぶビジネス書グランプリ2025 自己啓発部門 受賞★
★Amazon1位(情報学・情報科学全般 2025/2/14)★
★ジュンク堂書店 1位(池袋本店 社会 2024/10/1週)★
★ブックファースト1位(ルミネ北千住 オールジャンル 2024/10/27週)★
★本紹介インフルエンサーが続々絶賛★
「2024年で1番刺さった本」(サラタメさん)
「君に迷っている時間はない」(フェルミ漫画大学)
「20分のスキマ時間も無限に引き延ばせる」(本要約チャンネル)
「亡くなるときの合言葉は、我が人生に一片の悔いなし!」(学識サロン)
あなたの時間は限られています。今、この瞬間をどう生きますか?
「仕事、家事、育児、タスクだけに追われ疲れている」
「生きる意味や目的があればと思うが、特にない」
「空いた時間も、スマホを見るだけで潰れてしまう」
「大きな不満はない。でも、人生に行き詰まりを感じる」
「1日がすぐ、1年もすぐ過ぎる。年齢だけが増える」
本書を手に取られた方は、このような悩みを抱えた人が多いかと。
ご安心を。本書で、そんな悩みはたちどころに解消いたします!
…と安易なことは言いません。
でも、本書はどんな方にとっても、よりよい人生を送るヒントになるでしょう。
著者は統計のプロで、今もっとも注目を浴びるデータサイエンティスト。
古今東西の知恵とエビデンスに基づいた「人生における有意義な時間の使い方」、
その具体的な指針を展開します。
以下はすべて間違い。
・夢や目標を持て
・悲しい時は笑え
・辛いことは考えるな
・一万時間努力しろ
・ポジティブになれ
自己啓発の「常識」を、統計で叩き潰しまくった末に見えた「希望」とは?
感想・レビュー・書評
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時間浪費は回避・逃避行動の結果。不安に向き合い、主体的に行動するに尽きる。併読している坂口恭平本と同様、「自己欺瞞、自己否定からの脱却」が、最近の選書テーマの傾向らしい。
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☆4.5
まだ途中ですが、これは冷静に読んでいくことで、今後の人生の一つの指針になりそうです。
食い入る用に読んだ、7つの習慣にも少し触れているし、さまざまな文献から生きるための何かを私たちに示してくれているようです。
人を信じるというのは、本当は実はむつかしいことであり、私は先輩にしかも複数の先輩に人は信じるものではなく、人は信じて頼ることはできるが、全幅の心用を持って、行動するときは7割肩裏切られると教わってきました。
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あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方
佐藤舞(サトマイ) 著
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### あらすじ
「1年たつのが早くなった」と感じるすべての大人に向けた、時間と人生の使い方を見直すための一冊。統計データとエビデンスに基づき、人生を無駄にしない具体的な方法を解説しています。一般的な自己啓発書でよく目にする「夢を持て」「ポジティブになれ」といったアドバイスを覆し、本当に有意義な人生を送るための現実的な指針を示します。人生の有限性や孤独に向き合いながら、読者の本心を掘り下げ、行動へとつなげる実践的な内容が展開されています。
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### 感想
サトマイさんのYouTubeをよく拝見しており、初の著書ということで興味深く手に取りました。動画でもおなじみの論理的でわかりやすい言語化が、本書でもしっかり生きていて、読んでいて心にストンと落ちる感覚がありました。特に印象的だったのは、エビデンスをもとに「自己啓発の常識」を覆していくスタイルで、「そうか、自分は思い込みに囚われていたのか」と気づかされる場面が多かったです。
知っている内容も一部ありましたが、初めて耳にする視点やアプローチも多く、自分の時間との向き合い方について深く考えさせられました。特に「人生の浪費」というテーマは、目の前のタスクに追われている自分にとって非常に刺さるものでした。
勝間和代さんのような、データに基づく合理的な考え方が好きな方にもぜひおすすめしたい一冊です。文章も簡潔で読みやすく、忙しい方でもスムーズに読める内容となっています。 -
「理想の自分になるための方法」なんて、皆んなたくさん知っており、それを実践しているつもりでしたが、なかなか上手く行ってません。なぜなら「余計なことをし過ぎている」から。そして、それを正当化するための言い訳を常に言っているから。
人生あっという間に死ぬから、現実から目をそらさず、失敗の恐怖から恐れず、進むべき方向へ進んでいきましょう!と教えてくれる本です。 -
死と孤独、責任から逃れようとして無駄な時間を過ごしてしまう。小手先の時間管理術ではなく、本質的なところに焦点を当てており、1章は良かったが、それ以降はどこかで聞いた話だなという印象。
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価値観に沿った目に見える目標を設定する。
どちらの方向に進めば自分が有意義になるか、いわば自分自身のコンパスみたいなもの。
しかし、まだふわっとしている。
理想の状態を数値化で導き出すこと!
目標に向け日々のやることとやらないことを決める。どんな行動習慣を保つべきか。違和感あれば自分の価値観を再度見直す -
【今どきのメソッド】
題名から想像していた内容は、
「人生は短い好きでもないことをしているほど人生に余裕はない」
といった内容であると勝手に想像していましたが違いました。
ただ単に精神論に基づいた内容ではなく統計・理論に基づいた内容でした。
やりたいことが思いつかない人にやりたいことを見つける方法を述べられています。
わたしみたいに、やりたいことが山盛りある人はどうすればいいのでしょうか?
「やった方がいいこと」この程度のことはすべて除去するべきですね。
人生は短すぎる・・・ -
ありきたりな時間術の本ではない。自分の人生から逃げずに直視し、人生で最も大事なものを再発見するための良書である。「人生は短い」と嘆きながらスマホで時間を潰している人に刺さる一冊。
本書で一貫しているのは「価値観」である。
・自分の人生で一番大事にしたい価値観は何か?
・本心では何を成したいのか?
それを考えなければ、どんなに高度な時間術も無意味だし、娯楽もただの現実逃避となってしまう。とても耳が痛い話だが、これを避けて人生を生きることは難しい。
価値観に沿って、目的・目標・手段の順番に決めていく。目的は価値観そのもので、これは基本変わらない。目標にはなりたい職業や人物像などを置き、後から変えても良い。この方法なら、もし望む職業や役職に就けなかったとしても、人生の目的はブレないので柔軟である。
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ロンブー淳さんのポッドキャストを聴いてたら、たまたま著者が出演していて、この本のお話をしていて、非常に興味深い内容だったので購入
タイトルの通り、時間の浪費を防ぐにはどう言う意識を持って人生歩んでいけばいいのか、そのヒントがまとめられてました
人間が避けて通れない3つの理(ことわり)、死、孤独、責任、これらを回避しながら過ごしていると、時間を浪費して、あっという間にときが進んでしまう、と言うお話がとても印象的でした
3つのことわりは、いずれもしんどいことで、できれば逃げたい、避けたいのだけれど、立ち向かって、苦労して、悩まないと、生きている価値、目的は見出せない、と言うことなのかな、と思いました
人そのものが存在している目的はなくて、ただ存在している、存在前提だから目的なんてない、見出すしかない、そのためには自分の価値観をじっくり整理して考えて、定期的に見直して、精度を高めていって、それに向かって生活していくことで充実する、と言う内容でした
様々な統計や過去の文献を紐解きながら、理論的にまとめていて、とても腑に落ちる内容でした
ただ、一回読んだだけでは理解できないところもあり、適宜再読が必要と感じました
時間の使い方は、人類誕生来、2000年間継続して試行錯誤している永遠の課題である、ということも知れて興味深かったです