僕は猛禽類のお医者さん

  • KADOKAWA (2024年10月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784046070487

作品紹介・あらすじ

北海道釧路市にある、日本で唯一野生の猛禽類を保護・治療する施設、それが「猛禽類医学研究所」。
自動車や列車との衝突事故、風力発電の風車への巻き込まれ事故、そして狩猟につかわれる鉛弾での鉛中毒などにより、多くの野生の猛禽類に被害が出ています。彼らの命を守るべく立ち上がったのが、獣医師である著者。猛禽類医学研究所の立ち上げ、仲間の獣医師やスタッフ、関係者との出会い、そして保護活動と前例のない治療……。鳥たちとのドタバタな日常を送りながら、いますべての人に伝えたい「本当の共生」とは?

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

生態系の重要性と人間の影響を深く考えさせられる作品です。著者は、野生の猛禽類を保護・治療する活動を通じて、彼らの命を守るための努力を描いています。読者は、猛禽類の魅力に引き込まれつつ、保護活動の裏にあ...

感想・レビュー・書評

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  • 夏休み、那須での登山の帰りに寄った那須動物王国で、久しぶりにバードショーを観覧。
    数々の猛禽類が大空に羽ばたく姿に魅力された。

    ワシやタカなどの猛禽類ってカッコいい!
    という単純な理由で読み始めたところ、齊藤先生が猛禽類を始めたとした野生動物の保護活動で、素晴らしい実績を残されていることを知る。

    恥ずかしながら、(猫を飼っているのに!)本書を読む前まで野生動物の死に対して人間が救済することの意義を全く理解できていなかった…
    野生動物が死ぬのを一々保護なんて、金の無駄
    くらいに思っていた自分をボコボコにしてやりたいくらいだ。

    齊藤先生が保護されているのは、人間が作った環境によって傷ついた動物達であり、しかも多くは希少種。
    猛禽類が生態系のトップであることもイマイチ理解していなかったわけで…

    生態系の外にでている人間が、どれだけ勝手なことをして生態系を崩しているのか。
    この辺を理解できると、人間の業に対する危機感も芽生えてくる。

    感電や電車、風力発電への衝突、誤飲、鉛中毒など人間の生活を豊かにする環境によって、野鳥の死が増えている。

    人間の健康、動物の健康、自然環境や生態系の健康をひとつの健康としてまとめる「ワンヘルス」という考え方も知らなかった。

    齊藤先生が素晴らしいのは、ただ保護して治療するのではなく、野生に戻すための様々な工夫。
    以前、ボルネオに行った時オランウータンの保護活動を知ったけれど、野生に返すことが難しいと聞いた。
    齊藤先生とチームの皆さんの知恵と努力には頭が下がる思いだ。

    齊藤先生が活動されているのは、釧路湿原野生生物保護センター。
    釧路湿原といえば、今話題のメガソーラー建設。
    あの忌まわしき開発という名の破壊行為に、齊藤先生も心を痛めるとともに阻止するための活動をしていらっしゃるだろう…とSNSを覗くとやはりその通り。

    釧路湿原は猛禽類だけだなく湿原固有の様々な野生動物の住処となっているはず。
    しかも、湿原は破壊されると森林より回復に時間がかかると聞く。

    一日も早く破壊行為が中止になることを願わずにはいられない。

  • 診察して必要があれば手術

    看病してリハビリ 放鳥まで

    物言わぬ鳥ですし 野生ですし

    その上猛禽類ですから

    一筋縄ではいかぬ大変さ

    ちょっとした油断でこっちが大けがですかね



    それでも鳥たちを守りたいという

    気持ちが伝わります

    自然に優しいとされる風力発電でも

    鳥には優しくない・・難しいですね

  • 人間も生きていかなきゃならないから便利な物を開発するけど、その裏で野生動物が犠牲になっているなんて、よく考えてなかった。風力発電は原発より環境に優しいと思ってたけど、機械に巻き込まれてケガしてしまう猛禽類がいるなんて、本当に胸が痛む、泣いてしまった。やっぱり野生動物たちの住み処や餌場を奪わないように、人間が気を付けなければいけないんだと思った。

  • 『僕は猛禽類のお医者さん』発売中です!: 営業日は毎日更新!ホビーズワールドスタッフブログ 2024年11月13日
    http://hobbysworld.cocolog-nifty.com/blog/2024/11/post-c7736a.html

    動物との共生 実践の説得力
    <ほっかいどうの本>「僕は猛禽類のお医者さん」齊藤慶輔著(KADOKAWA 1760円):北海道新聞デジタル 2025年3月23日
    https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1138029/

    人間の活動で傷ついた、野生の鳥たちを救うプロジェクトを綴る『僕は猛禽(もうきん)類のお医者さん』2024年10月30日(水)発売! | KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/topics/12625/

    Keisuke Saito(@keisuke.saito.irbj) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/keisuke.saito.irbj/

    スタッフ紹介 | 猛禽類医学研究所
    http://www.irbj.net/about/staff.html

    「僕は猛禽類のお医者さん」齊藤慶輔 [生活・実用書] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322404000757/

  • 「鉛中毒」「自動車事故」「列車事故」「風車衝突事故」「感電事故」…自動車も列車も電気も、現代の人間の生活にはもう欠かせない。だからこそ、野生動物と共生するためにはその環境をより良く変えていかなければならないことがよくわかった。
    傷ついた野生動物を治療するだけでなく、「野生に戻す」ことの大切さと大変さ…。それをずっと続けておられる研究所の皆様のお仕事を、沢山の人に知ってほしいと思った。

    「人間は、生態系を一瞬で破壊する能力をもつ元・野生動物」だとあり、納得。
    一部の人間だけが、環境保全、野生動物との共生について考えても、その他の人間が破壊し続けたら意味がない。多くの人が自分にも関係があることだと感じてほしいと思った。野生動物のいない世界で人間だけが生きることはきっとできないのだから…。
    今回知ったことをまず身近な家族へ伝えたいと思う。

  • 人間か、いかに野生動物に影響を与えているか!
    人間も生活しなくてはならないし、なんとか共生できるよう研究する姿勢には頭がさがる。
    最近の承認要求のために、悪影響を受ける野生動物たちの事を、考えなくてはならないと思う。
    自分も我知らず加担していないか、考え続けたい

  • 人間の快適さの犠牲になっている動物たちがいることを知っておくべきだと思う。

    研究員や獣医の方々の気持ちには心打たれた。

  • とても読み易い、野生動物の入門書にもなる。

  • 知らないことばかりでたくさん発見と学びを得た。
    機会を作って見学に行きたい。
    1人では微々たる力かもしれないがより良い状況になるよう願って知識を身に付けたい。

  • 齊藤慶輔先生のご活動に対する尊敬が深まった1冊でした。

  • 野生動物との共生は環境問題でもあり、深く考えさせられます。
    取り急ぎ自分ができる事の第一歩は、猛禽類医学研究所のSNSのイイねボタンを押す事から。
    活動の様子が広く伝わり、多くの人の考えるきっかけになればと願います。

  • 北海道釧路で、希少種の猛禽類の治療、保護にあたっている有名な先生らしい。
    人間との関わりの中で逞しく生きながらも噛み合わずに命を落とす。

    野生動物の健気さが胸を打つ。

    最後は金な。
    やはり予算が潤沢とは言えない。寄付とかで応援しようと思いつつ、絶対しない人。キリないし。

  • 前の本より読みやすかったのですが、猛禽類はいろいろなところで感電とかで
    亡くなるのですね…人の営みを最小限にして、他の動物たちに迷惑をかけないように生きてゆきたいと思いました。

  • 488/サ

  • 希少猛禽類の保護活動から得られた知見を予防に活かす活動に敬服
    鉛汚染の問題はジビエや土壌を通して人間にも影響がありそうであり、より注目してしかるべき

  • テレビで齊藤慶輔先生の特番を見てから、ずっと応援してきました。
    この本では人が食物連鎖から外れ、野生動物に対する無意識の殺略を行っていることへの警告、また直接殺略に関わっていない人間に対しても野生からの声を聴け!と教えてくれます。

  • 選書番号:458

  • 2024年出版。猛禽類を専門とする獣医師にして、環境・人類を含めた「ワンヘルス」を目指し実践し続ける筆者。本としては少し珍しい構成という印象。目標と、対する問題点の本質や関係性を考察し、仮説と実証・実践を積み上げ続け、国や多くの人の行動変化まで起こしていく筆者は掛け値なし凄いと感じた。

  • 有り 488.7/サ/24 棚:11

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著者プロフィール

1965年、埼玉県生まれ。獣医師。幼少時代をフランスで過ごし、野生動物と人間の共存を肌で感じた生活を送る。1994年より環境省釧路湿原野生生物保護センターで野生動物専門の獣医師として活動を開始。2005年に同センターを拠点とする猛禽類医学研究所を設立、その代表を務める。絶滅の危機に瀕した猛禽類の保護活動の一環として、傷病鳥の治療と野生復帰に努めるのに加え、保全医学の立場から調査研究を行う。近年、傷病・死亡原因を徹底的に究明し、その予防のための生息環境の改善を「環境治療」と命名し、活動の主軸としている。世界野生動物獣医師協会理事、日本野生動物医学会理事、環境省希少野生動植物保存推進員。

「2017年 『命の意味 命のしるし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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