美術館が面白くなる大人の教養 「なんかよかった」で終わらない 絵画の観方
- KADOKAWA (2025年3月17日発売)
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感想 : 48件
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784046072795
作品紹介・あらすじ
美術館に行って楽しめる人、楽しめない人の違いは、ちょっとした観方の差だった!?
・解説がないと楽しめない
・展覧会に行ってもなんとなく良かったで終わってしまう
・好きな絵があるのに、良さを言語化できない
もしかして、こんな悩みを抱えていませんか?
美術館に行くのが好きなのに、絵画に興味はあるのに、なんとなく楽しみきれない。
そんな悩みを抱えている人は少なくないと思います。
その効果的な解決方法は、自分なりの絵画の観方を身につけることです。
そうすることで、まるでピントの合ったメガネをかけるように、
色鮮やかにそして今までと違ったように作品を鑑賞することができます。
でも残念なことに、絵画の観方は、基本的に誰も教えてくれません。
そこで、東大の美術史で学んだ筆者が
今回こっそりと絵画の観方、そのコツをまとめました。
オフィーリアはそもそも何を描いているのか、どこに着目したら良いのか。
モナ・リザはなぜ凄いのか。
有名絵画を含む 130 点以上の作品を使って、絵画の観方を解説をしています。
具体的に本書で解説している観方の秘密は「物語」と「歴史」の知識。
この二つの知識を身につけることで、自然と絵画の観方が身についていきます。
本書を読むことで初見の絵にも対応できる基礎力が養われ、美術館がもっと楽しくなること間違いなしです。
絵画が好きな方、教養を身につけたい方におすすめの本書、ぜひ一読ください。
◎美術の「物語」と「歴史」を総ざらい。
◎著者は東大の美術史学専修卒で、TikTokを中心にアート系SNSアカウント「美術館が2割面白くなる解説」を運営する、井上響氏。
◎東大美術史教授の秋山聰氏が監修。
☆オールカラー!美術館の予習復習にぴったり!!
感想・レビュー・書評
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圧倒される名画を目の当たりにしても「すごい!」という感想しかない私にも、オールカラーで読みやすく大事なところにはライン入りの親切な本です。
1枚の絵の観方(どこから観ていくかのポイント)や構図、時代背景、他の画家の作品との比較など、易しい文章で抵抗なく読めます。
(絵画の説明は堅苦しいイメージがありました)
それぞれの絵の最後に「主題」「主題を見分けるポイント」「鑑賞のポイント」が簡潔に書かれているのも嬉しいです。
ねこさんのレビューに出会い、グッドタイミングだと即日購入しました。
ねこさん、ありがとうございます。
明日から美術館巡りに行ってきます。
(まずは大塚国際美術館)
美術の知識を簡単に分かりやすく書かれた本書は予習のために美術館に入る直前まで読んでいたい私にとっては参考書のような本です。
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前半は、絵画に描かれている物語の解説。分かりやすい文章で書かれているが、もう少し情報が欲しいところ。
後半は、ざっくりとルネサンス以降の西洋絵画の流れを追っている。
ジョットによるリアル感のある描写。マザッチョの遠近法。ヤン・ファン・エイクの油絵発明による色彩のリアル化。レオナルド・ダ・ヴィンチのスフマートによる柔らかなリアルな肌触り。カラヴァッチョのドラマチックな明暗法。絵画は二次元であることを強調したマネ。輪郭を捨てて光や色彩でのリアルを追求した印象派のモネ。多視点や幾何学的立体を援用し、画家の信じる法則で絵画を描いてよいということを示したセザンヌ。多視点を使ったり、三次元的な空間表現を捨てて自由に空間を構築したりして、絵画は自由に描いてよいことを示したブラック。絵というものは色彩で覆われた面で、色彩で構築できれば別に立体感は必要ないとしたマティス。外界の模倣をやめ、心の内面や音楽など、存在の有無にかかわらず、画家の表現したいものを描いたカンディンスキー。
西洋の絵画の流れについて、ざっくりと頭の整理ができた。こぼれてしまっている画家はたくさんいるが、それはさらに別の本でという感じ。 -
私は美術館は大好きでよく行くのだけど、恥ずかしながらまさに「なんかよかった」で終わる人。
宗教画が苦手で、たくさん観ているうちに全部同じように見えて、「もういいや」となってしまう。
本書の物語編は、そんな私にピッタリの内容だった。
宗教的背景、様々なアイテムが示す意味などが易しい言葉で説明されていて、とてもわかりやすい。
それぞれの絵の最後に「主題」「主題を見分けるポイント」「観賞のポイント」とまとめられているのも、頭の中を整理するのに役立った。
今までなんとなく眺めていた名画の数々。本当にもったいないことをしたなと、めちゃくちゃ後悔。
この本で得た知識を実際の絵で確認したくてウズウズしている。近々、美術館に行ってみよう♪
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国立西洋美術館の作品(最後の晩餐やサロメなど)も色々載っていたので、観に行きたいなと思っていたところです。
すぐ内容を忘れちゃうので、本を隠...国立西洋美術館の作品(最後の晩餐やサロメなど)も色々載っていたので、観に行きたいなと思っていたところです。
すぐ内容を忘れちゃうので、本を隠し持っていった方がいいかも(^_^;)
2025/06/04 -
ねこさん、おはようございます♪
来週あたり、美術館巡りをする予定です。
大塚国際美術館にも行こうかなと…
タイミングがよくて嬉しいです。
...ねこさん、おはようございます♪
来週あたり、美術館巡りをする予定です。
大塚国際美術館にも行こうかなと…
タイミングがよくて嬉しいです。
書店ですぐに購入できるといいな。楽しみです。
ありがとうございます。2025/06/04 -
ミユキさん、おはようございます♪
なんとグッドタイミング!
まさに予習にピッタリの本です。
美術館巡りの日に間に合うといいなぁ。
羨ましいで...ミユキさん、おはようございます♪
なんとグッドタイミング!
まさに予習にピッタリの本です。
美術館巡りの日に間に合うといいなぁ。
羨ましいです(◍•ᴗ•◍)2025/06/04
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ブクログレビューを拝見して知った本。
隅から隅まで読んだ。
面白かった。
40年ほど前から美術館へ、全くしょっちゅうではないが、好んでひとりで出かけている。
しかし30〜40年前あたりに購入した数十冊の美術関連や画家別の書籍はいまだ積読になっている。
コロナ禍に突入した頃からヨーロッパの歴史(建築や絵画も含む)を好き勝手な方向と分野であれこれ独学しているうちに、キリスト教やギリシャ神話についても知らなければ理解が進まないため、そういう本も数珠繋ぎ的に沢山読んできた。
また、中野京子氏の書籍も購入したり図書館で借りたりして読んでいる。
このようなつまみ食い程度ではあるが長年の好奇心のお陰で、本書の「物語編」で取り上げられているトピックス30のうち、知らないものは6つだけだった。
5分の1も知らなかったとも言い換えられるが、そこはポジティブに。
「歴史編」で知らなかった(そして好きじゃない)のはジョルジュ・ブラックとデュシャンだけ。
30〜40年前には知らなかったカラヴァッジョが、近年では私のお気に入り。
誤植(カラヴァッジョがガラバッジョになっている箇所)あり 初版発行
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西洋絵画の基礎知識みたいな本。
子供の頃、祖母と行ったお寺で「これは弥勒様」とか「あっちはお不動様」とか教えてもらって、「おばあちゃん、なんで判るんだろう。」っ思ってたけど、そういう事が西洋絵画で少しだけ出来るようになります。 -
めちゃくちゃ良かった、、、
初見の絵に何が描いているのか理解するには?とか、深く観るにはどこに着目したら良いのか?という知識が書かれていたので、実際に美術館に行ったときに使えそうな知識だった。
美術館なんとなく楽しいんだけど、もっと深く作品見れるようになりたいな〜って人におすすめ! -
なんて面白いの。。
神話も絵画の奥深さも惹かれるものしかない。。
元々見たことある絵画も見方が変わるし、これからの絵画の見方も変わる.ᐟ.ᐟ.ᐟ良いです.ᐟ.ᐟ.ᐟ -
今まで、なんとなく見ていた絵が、本書を読んだ瞬間とても輝いて見えるようになりました。
絵の背景を知ることはとても面白く、どんどん読み進められました。 -
絵を見るコツは、そのストーリーを知ること
歴史を知ること、作家の目指していたことを知ること、そこがわかると、絵自体に深みがうまれる。ただなんとなく良かったとはならない。 -
面白かった!一気読み!
知的好奇心が大満足。
「物語編」「歴史編」に分かれている構成も秀逸。
描かれているモチーフと時系列がさくっと概観して知ることが出来るので、
頭の中に絵画を鑑賞する縦軸と横軸が生まれたような、開眼するような体験だった。 -
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文章は平易であり、細かく章が分かれているので読みやすいが、今まで「なんとなく」見ていたものを「鑑賞」というレベルにまで底上げしてくれる。
美術に興味を持ち始めた人、好きだけれど体系的に学んではない人向けに良いと思った。大人も子供も関係なく読んで楽しい一冊。
本作は物語と歴史という2つの大きな観点をもとに説明が進む。
物語は、日本人には馴染みのない聖書やギリシャ神話の話が説明される。このあたりは実際の美術館の解説でも書かれがちなので、知っている部分も多かった。あとは、同じ主題テーマでも、画家によって描き方が違うというポイントに注目するとより楽しく鑑賞できそう。
面白かったのは、歴史編。ジョットに始まり、絵画というものがどのように進化(?)してきたのか、それぞれの時代の画家は絵画を通してなにを追求してきたのかが時代を追って説明される。
個人的には印象派以降が分からないという理由であまり好きではなかったが、時代背景や流れを踏まえて理解することができた。(好きになったかはまた別の問題だが)
さっそく、美術館に足を運んでみたい。 -
全体を通して優しい文章と説明で、わかりやすく解説されているので、頭に入りやすい。
物語編と歴史編に分かれていて、物語編は西洋絵画の有名な題材の言わば「元ネタ」を解説。
歴史編は、西洋絵画の歴史となぜこのように描いたのか、を解説。
どこかで聞きかじったうろ覚えだったものが、この本で補えたこと、キュビズムの見方が簡単にだが知れたこと、ヤン・ファン・エイクと油絵のエピソードを知れたのがよかった。
確かに「2割」増しくらいで、絵画を見るのが楽しくなりそうな、初心者向けの読みやすい解説書。 -
歴史は大好きだったけど、美術史は苦手だった。名前と絵だけで覚えようとしてたからなんだろうなと、大人になってから美術館に行くようになってから思う。
神話も好きだし、クリスチャンだった時期もあるので、そっちも抑えてるのだが、絵画となかなか結びつかなくて、この本を買ってよかった。
すごく絵を読み解きやすくなった。
なんか良かったが減って、ここがこっちより良かったが増えた気がする。
これを持って国立西洋美術館でやってる「西洋絵画、どこから見るか?ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館VS国立西洋美術館」展に行くのをお勧めする。美術館がもっと楽しめて、早速本を生かせるいい美術展ですよ! -
物語編が面白すぎて今すぐ美術館に行きたくなった。
今まで「わっ綺麗ー!」で終わっていたのがとても勿体無い。
まさか絵を観て《悲しい》《怖い》《切ない》と思える日が来ようとは…。
アトリビュートで誰を描いたのか見分けられるのも面白い。
やっぱり絵を楽しむには教養が必要なんだな、と改めて感じました。
歴史編はめちゃくちゃ勉強になる。
おかげで「なんでこの絵が評価されてるの?」という疑問が解消された。
絵柄や技法にも流行があって、作品を観れば時代背景や描き手の意図が見えてくる。
作者のアカウントである『美術館が2割面白くなる』の“2割”ってホント絶妙だと思う。 -
面白かったです。キリスト教やギリシャ神話に疎い日本人だと背景知識がなく、アトリビュートに気が付かないことも多いですが、代表的なものが紹介されており、勉強になりました。
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この本から西洋美術にどハマりした。
文章量もちょうど良くて読みやすい。
また読み返したい -
本書は、西洋絵画を鑑賞する前に知っておくとより楽しめる「絵にまつわる物語」に焦点を当てた「物語編」と、表現技法のイノベーションを解説する「歴史編」の二部構成になっています。
「物語編」では、主にルネサンス期からバロック期にかけての宗教画や古典歌劇を題材とした絵画を取り上げて、その背景となる物語や、画家ごとの表現の違いから見えてくる主題の切り取り方の差異を説明しています。
「ホロフェルネスの首を斬るユディト」「オフィーリア」「アモルとプシュケ」「ダヴィデとゴリアテ」等については、おぼろげに知っていた物語も、より深い背景を知知って理解が深まりました。例えば「ユディト」とよく似たモチーフで、生首が描かれる「サロメ」。「女と生首」という構図は一緒ですが、違いを知るためにどこを鑑賞したら良いかが分かります。また「オフィーリア」がシェイクスピアの『ハムレット』に由来することを初めて知り、私自身が知っていた(おそらく最も有名な)ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」以外にも、多くの画家が同じ題材を描いていることを今更ながらに知りました。私はミレイ版が一番好きでしたが、今後に向けて、それぞれの画家の「オフィーリア」を鑑賞する楽しみが増えた気がします。
他にも、美の女神ヴィーナスは“巨大なホタテ貝からかぐや姫のように生まれた”わけではないこと、あるいは神々の王ゼウスが「お前のものは俺のもの」という悪代官のような人物であること等など、中々興味深く読めました。
一方の「歴史編」では、西洋絵画の技術的革新を「何が従来と違うのか」に焦点を当て、1400年代から20世紀までを時系列で紹介しています。ジョットやマザッチョによってもたらされた質感や奥行きの表現、ダ・ヴィンチが用いたぼかし技法「スフマート」、印象派のマネやモネが目指した光や空気の表現、そしてデュシャンが既成概念を覆した“署名入り便器”「泉」まで、知っておくべき西洋美術の基本的なトピックスが一通り網羅されています。
仕方のないことですが、本で紹介される絵画は、印刷やレイアウトの都合で暗く見えたり、小さく掲載されていたりと、少しわかりにくい部分もあります。とはいえ、文章量は少なく、1日で読み切れる手軽さは魅力かもしれません。
タイトルにあるとおり「美術鑑賞は好きだけど、なんとなく眺めていただけかも…」という方には、作品の見方が変わるきっかけになる一冊だと思います。絵を見る楽しさが、ぐっと深まるかもしれません。 -
美術関係の書籍を初めて読みました。
内容は絵画の描かれた理由や背景などが分かる『物語編』と
絵画の書き方の進歩や革新を知ることができる『歴史編』からなっています。
絵画を見たときに『なんかいいなぁ』で終わらず、絵画が描かれた根拠や背景を知ることにより、より楽しむことができるのが本書かと思います。
美術館へ足を運びたくなりますし、早速モネのレプリカを借りて家に飾るまで、どっぷり影響を受けています。
美術初心者にも優しい解説で非常に良かったです。 -
最近絵の歴史に興味があって何冊か本を読みましたが、その中でもこの本が1番わかりやすくて面白かった!物語編と歴史編の2パートに分かれてて、前者はよく使われるモチーフの説明、後者は時代とともに絵がどう変化してきたかを説明してくれて、本書を読んだ今なら美術館に行っても「なんかよく分からんけど良かった!」という感想からは脱せられる気がする!忘れないうちに早く行こうっと。
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これを読んで絵画を見た時の感想に圧倒的に深みが持てるようになったのは大きな収穫だった。
物語に関するパートは当然この分量ではすべてを解説することは不可能なので、他の本も読んで知識を付けたいと思う。登場人物ごとにアトリビュートが設定されているというのも初めて知ったのでこれを機にそういうのも気にしながら絵を見ていきたい。
そして後半の歴史パートでダヴィンチがなぜ天才と呼ばれているのか、ジョットからカラヴァッジョまでのルネサンス期の絵画の進化、そこから現代アートへどのようにしてつながっていくのかなどがわかって大満足だった。
絵画にかなり興味を持てたので他の絵画に関する本もいろいろ読み漁ろうと思う。

東京は亀有にいたころは、よく上野の◯◯館に足を運んでました!
東京は亀有にいたころは、よく上野の◯◯館に足を運んでました!
美術館にはいつも刺激をもらいます。
心が豊かになる空間ですよね。
美術館にはいつも刺激をもらいます。
心が豊かになる空間ですよね。
そうですね。
◯◯館の中でも「美術館」はいいですよね!
そうですね。
◯◯館の中でも「美術館」はいいですよね!