山上宗二記入門 茶の湯秘伝書と茶人宗二

  • 角川学芸出版 (2007年9月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784046211200

作品紹介・あらすじ

『南方録』が偽書とされ、その史料価値が高まる山上宗二記。利休の弟子、宗二が遺したこの基本史料を、誰もが読みやすい読み下しの新編として再構成し、あわせて秀吉に惨殺された茶人宗二の生涯を描く、初の入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 伝承ではなく歴史学的な検証にも耐えうるし、さらにその伝承を覆すような新しい発見がたくさんある本で素晴らしい。
    2部構成で、1部では山上宗二記に註釈をつけている。註があるおかげで中身が頭に入ってくる。
    2部は山上宗二の生涯や思想、茶風について著者の考察。
    利休が紹鴎の弟子ではなく辻玄哉の弟子で宗二は最初兄弟弟子だったこと、侘数寄の三畳茶室は1579年に明智光秀がすでにやっていたこと、三斎の最初の師は宗二だったこと、利休の赤と黒について述べている言葉は内赤の盆についてで樂茶碗の対比ではないこと、そして宗二が高野山に登ったり小田原に行ったのはスパイだった説などなど、面白い。

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著者プロフィール

1953年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ドイツ、マンハイム大学に2年間留学。帝塚山大学大学院修了。博士(学術)。短大・大学教員を経て、著述業。著書に『千利休の「わび」とはなにか』(角川ソフィア文庫)、『茶の湯と日本文化』(淡交社)、共編著に『茶書古典集成 第1巻 初期の和漢茶書』(淡交社)などがある。

「2021年 『茶の湯の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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