ラブ・ストーリーを探しに

著者 :
  • 角川学芸出版
3.18
  • (1)
  • (11)
  • (14)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 66
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046211866

作品紹介・あらすじ

ジョニーに出会ったのは、今から三年前。三年前の、春だった。アメリカ人の夫と別れてシングルになり、それまで住んでいたマンハッタンのアパートメントからウッドストックへと引っ越してきて、四年が過ぎようとしていた(「花を愛した男」より)。移ろう季節のなか、忘れ得ぬ出会いを紡ぐ、珠玉の12篇。ウッドストックの四季とともに巡りめぐる、12のあざやかな物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • すてきなフレーズがいくつもあった。当たり前の言葉ではあるけで、苦しい恋をしてきた主人公にこそ言えるセリフ。12の短編は一貫して同じ主人公目線で書かれており、季節の移り変わりの自然描写がとてもきれい。悩める恋をしている人、シングルの人に薬になる言葉がいっぱいでした。

  • p107 L1 【ひとり旅】
    二人の人間がいれば、そこには、ふたつの自由がなくてはならない。二人の人間がいて、片方が「不自由だ」と思えば、その関係は、その恋は、やはりどうしようもなく、不自由なのだ。息苦しくなって、そこから解放されたくなる。逃れたくなる。終わりにしてしまいたくなる。わたしは彼の自由を、本当の意味では、尊重できていなかった。わたしが自由でなければ彼もまた、自由ではいられない。
    自由がなければ、恋は死ぬ。きっと、そういうことだったのだ。

  • 〈内容〉思い出したい人がいる。もう一度訪ねてみたい場所がある――。「世界一有名な、世界一小さな町」ウッドストックを舞台に、移ろう季節のなか、忘れ得ぬ出会いを紡ぐ、珠玉の12篇。

  • 小手鞠 るいさんの本が書架にたくさん並んでいるのを見て、どんな作家さんなのか興味を持っていた。
    今回、初めて読んでみたが、特別よかったということはなく、ものすごくつまらなかったというわけでもなく。

    ベタベタのラブストーリーの連作短編集(4月~3月の一年分)。
    まあ、男性はあまりお好きではないタイプの小説かな、と(笑)。

  • アメリカに精通している人には、面白いのかな?
    中途半端なラブストーリーオムニバスのように感じました。

  • アメリカ・ニューヨーク州郊外、緑豊かなウッドストックという町を舞台に、著者と等身大の女性を主人公にした、イマジネーション豊かでちょっとスノッブなシングル・ライフが描かれている。まあ、企画物と言えばそれまで何だろうけれど、出来すぎのストーリ−が多い中の1編、クーパーズタウンで遭遇した美しい老夫人の語る「ラブストーリーを探しに」には、若干なりとも実話が含まれていると信じたい気分。

  • 短編の最初に載っている写真が綺麗です。それでイメージが湧いて、物語を読むとストーリーのイメージがより具体性を帯びて来ます。最後にもう一度写真を見ると、面白いです。それにしても、世界中何処に行っても日本人がいるのですね。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

著者紹介 刊行趣旨 主な内容
小手鞠るい/小説家、詩人、児童文学作家。
岡山県生れ。同志社大学法学部卒業。1981年「詩とメルヘン」賞、1993年「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(絵/北見葉胡)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。2012年『心の森』が第五十八回全国青少年読書感想文コンクール小学校高学年課題図書に、『きょうから飛べるよ』(岩崎書店)が平成27年長野県課題図書に、『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)が第48回岩手県課題図書に『きつね音楽室のゆうれい』が二八年度埼玉県課題図書に選ばれる。その他小説に、『エンキョリレンアイ』『お菓子の本の旅』『美しい心臓』『アップルソング』『きみの声をきかせて』『炎の来歴』など多数。

「2018年 『ねこの町の本屋さん ゆうやけ図書館のなぞ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小手鞠るいの作品

ツイートする