奇界紀行

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  • KADOKAWA (2015年12月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784046213440

作品紹介・あらすじ

見るもの、
出会う人、
みな奇妙。

タイの海中に石像を探し、インド最高の聖者を訪ね、廃墟チェルノブイリに彷徨い、澁澤龍彦の足跡を辿り、謎の古代遺跡に呪われ、アフリカの呪術師と対峙し、南米のUFO村で人々の優しさに触れる……そこには世にも奇妙な世界、「奇界」が広がっていた。
TBS系「クレイジージャーニー」の出演で注目を浴びる『奇界遺産』写真家・佐藤健寿、奇界なる旅の全貌を綴った本格フォトエッセイ! 未公開写真多数収録。
装丁:コズフィッシュ(祖父江慎+鯉沼恵一)

みんなの感想まとめ

多様な文化や人々との出会いを通じて、奇妙な世界を体験できる本格フォトエッセイです。著者は、インドの聖者やタイの寺のユーモラスなエピソード、パプアニューギニアの未知の世界など、さまざまな場所を訪れ、独特...

感想・レビュー・書評

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  • 最近佐藤健寿さんにハマって奇界遺産を熟読していたので旅行地はほぼ知っていて、ここもここも詳しくエッセイにしてくださるのですか!と興奮しながら読んだ。
    インドの紀行文特によかったな。不食の男も予言の葉も聖者サイババもどこまで信じていいのかわからないけれど、インドの聖でも俗でもあり、善でも悪でもある人々の出会いと混じり合って、複雑な人間味を感じる。
    パプアニューギニアも知らない世界すぎて、写真含め衝撃。諸星大二郎さんの本も読んでみたい。
    タイの寺の「煩悩からスーパーフリーになったドラえもん」はさすがに笑う。

  • 世界を知るにはとても良い本です。内容もインパクトあり過ぎでした。
    ただ文字よりもカラー写真を見たくなります。
    佐藤さんの写真はやはり映像・カラーでわかる気がします。
    もちろん文章もいいですが、やはり映像が1番インパクトありますね!
    奇怪遺産の写真集・本の方がオススメです。

  • 最近1番ハマってるテレビ番組の「クレイジージャーニー」での映像を見て、その旅の目的に心惹かれた佐藤健寿さんの紀行文ということで拝読。
    1ページ、時には見開きで掲載されている奇怪な写真たちが文章にプラスの想像力を与えてくれる。
    異様であったり、グロテスクであったりする造形の人工物は実際に見てみたいものばかりであった。
    その地の奇怪な人々の話も聞けてそこがまた面白い。
    現地の物や人だけでなく、足を運んで取材している佐藤さん自身が体験した奇怪な経験もこの人にしかできないものだと思う。。

  • クレイジージャーニーで好きって女性は多い。私もクレイジージャーニーは彼の時は必ずエロい目で見ていた。黒多めのおされなファッション、おされなメガネにおされなおひげ。白いお肌(笑)
    それはさておき、旅の文体も深夜特急好きならかなりどハマりするのではないかな。テレビではローテンションなのにエッセイでは熱い男っていうのも良き。面白かった。写真が白黒なのでそれは写真集を是非見たい。

  • クレイジージャーニーで興味を持ち、この方の文章を初めて読みましたが面白い。写真家としての表現も素晴らしいですが、現地での空気感や感じたことを品良く、ユニークに(ウケを狙ってないあたりが最高)書かれていて、こんな方と一緒に旅が出来たら楽しいだろうなと思うし、一緒に旅をしている感覚にすらなります。完全に佐藤健寿さんの虜です。

  • 他のレビューにもある通り、文章自体が読んでいてとても心地よい。コロナ禍の前に読んだ本なので、今読み返すと一層ワクワクできるかも。

  • 訪れる場所も写真もいいけど文章がとてもいい

  • 写真家で、奇妙な物、オカルト的なものを多く撮影されている著者の紀行エッセイだ。
    主に「怪」という雑誌に連載されていたものがまとめられている。

    他の写真集やTRANSITなどの記事で読んだ話も多かったが、こうやって一冊にまとまっていると読み応えがある。

    著者自身も指摘しているけれど、さまざまな時期にさまざまな媒体で発表された文章が集まっているため、読んでいると、旅や旅先への立ち位置、触れ方、価値観などが変わっていっているのがわかって興味深い。

    それにしても世界は奥が深いな、としみじみ思う。

  • TBSの『クレイジージャーニー』や著書『奇界遺産』でも名を馳せる写真家、佐藤健寿さんが雑誌『怪』で連載していたエッセイ集。

    前述した番組をはじめ、著者は世界各国の奇妙な風習や伝統を切り取った写真を送り届けてくれる人として活動されている。
    元々は写真家ということで、写真を撮ること、写真集の方が本業なのだろうが、このエッセイも訪れた国々のおかしみあふれる習慣や不気味にすら思える遺産の情景・建造物を紹介しており、何より目で見ただけではわからない空気感を、著者の視界を通した主観であっても軽やかな文体で表現してくれるので、とても興味深く読むことができた。

    何より『クレイジージャーニー』を視聴していれば知っての通りかもしれないが、真摯にその文化を尊重する姿勢と、もちろん好奇心という原動力を否定しないで、自らの見たいものに対する冷静な洞察が本書でも伺える。
    既出の旅行記として認識されてしまうかもしれない部分が多々あるものの、その国で感じたこと・その国で考えたことは本書にしか記載されていないだろう。

    というか写真家なのに発表したものではなく、こういったエッセイとかを出してしまうと、さらに写真家・佐藤健寿という人の人間的な魅力やおかしみの方がクローズアップされてしまうのではないか、という老婆心が頭をもたげた。
    インドのくだりなんて騙されて怒ったりしたことですらあっけらかんと白状しておいて、最終的には諦めてしまうのだから「この人ずるいなあ」と思わずにやついた。
    そういった悪く言えば独善的、良く言えばマイペースなところは、個人的に旅行記を辿っていく対象としてこれ以上にないほど好ましい。
    でもまあこの人なら周りのことなんて気にしないでやっていけるのかなあ、とも邪推する。
    どちらにせよ、文化人類学の部分や民俗学としても、とても興味深い内容であり、実地で確認されたフィールドワークとして記録としても学術的であすらある内容だと思う。

    元々オカルト方面に明るいせいなのか、奇妙・不気味なだけではなく、世界の不思議や超自然的な部分が多く切り取られているので、オカルトに興味がある人は勿論楽しめる内容になっている。
    旅行記の醍醐味として道中の苦労話しももちろんあるし、各少数民族の奇妙な風習といった民俗学的にも宗教・風習を抑えられているので、どこを切り取っても私は面白いとしか言いようがない。

    世界の奇界を巡るようになってから2015年発行の十年前から取り組まれてことだと考えると、なんだか奇妙なことだなあとすら思える。著者自身が「こうして続けられるとは」と述べられているように、なんだか佐藤健寿その人こそ奇妙にすら思えてくる。

    何より本書を読んでいると、世界の広はもちろんのこと、「常識」と呼ばれるものの不確かさが際立って、まるで自分も一緒になって「ここではない・奇妙な世界」へと連れて行ってくれているような気がした。
    それは幼い頃読んだ冒険記のように心躍らせるものでもあるし、現状から逃げ出したい人間が多い現代社会では、まるで夢想の世界に連れ出してくれるような導き手でもある。
    かといって自身が直面している現実からは逃れようのないのだけれど、こういう形で読者に「救済」といったら大げさにはなるが「楽にさせる」ことができてしまうのかと思うと、私はてっきり物語しかそういった感慨を与えることはできないと思っていたものだから、特に不思議に感じた次第である。

    近代化が進み、各地の少数民族の文化が技術に押しやられていくなか、それでも強かに現存しつづける文化と、それを継承し続ける人々がいるということは、時に均一化が進む現代においては奇妙に映る。
    けれども、そういった均一化が進む世界だからこそ「奇妙」であることがクローズアップされたり、自身のアイデンティティとも呼べる独自性を保持し続けていくことを可能にさせていくのかもしれない。
    本書の中にも廃れ行く街や風習も勿論あるのだが、それらを含めて様々な形で過ぎ去りあるいは進化を遂げ、各所に謎を残して行くことなど、この世にはざらにあることを改めて示してくれている。

  • 諸星大二郎さんといくMUDMENの旅、パワフルで面白い

  • 世界中に散らばっている奇界な場所を集めた本。本に紹介されている場所はたしかに異様だが、観光化されているのでおどろおどろしさはなく、むしろ滑稽でさえある。

  • さくっと読了。世界の珍奇な場所への潜入レポート。澁澤龍彦の旅の足跡を追った回もあるみたいだったので読んでみた。ウケを狙って書いてるわけではなさそうで好感が持てる。

  • 写真集『奇界遺産』の著者が雑誌『怪』に連載したものをまとめた一冊。写真と文章でより深く世界中の奇界にあえる。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1150545

  • オモロイ(笑笑笑)
    TBSテレビ番組、「クレイジージャーニー」も見てね!

  • 世界の奇妙な建物、奇妙なお祭り、奇妙な人の紀行文。
    台湾の奇妙な寺院、トーゴの呪術、アルゼンチンのUFO、マレーシアの鉄串で体を突き刺す苦行祭!
    インドネシアの何十頭の水牛を生贄にする葬式、パプアニューギニアのマッドメン、ギリシャの最古のコンピュータというアンティキティラ、インドのサイババ。

    奇妙な話がたくさんあり、飽きさせない。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00579074

    タイの海中に石像を探して生死 をさ迷い、砂漠のサイケな救済の山を訪れ、
    インド最高の聖者サイババとご対面。大漫画家とリアルマッドメンの地を旅し、
    世界の果ての雪原で鹿の血を頂き、廃墟のチェルノブイリにを彷徨し、
    時には謎の古代遺跡に呪われながら、懲りずに澁澤龍彦の足跡を辿り、
    そしてUFO村で人々の優しさに触れる――。
    写真家・佐藤健寿は何を求めて旅をするのか?
    奇妙な人々と奇界を巡る、 オールカラーフォトエッセイ(出版社HPより)

  • 最初の台湾編はやや冗長かなと思いましたが、あとは面白かったです。白黒ながらも写真はクリア(カラーで見たければ写真集を、という感じですね)。タイの仏教寺のドラえもんのくだりは声出して笑いました。

    ーその開ききった瞳孔は、仏教的中庸精神の果て、無我にたどり着いたドラえもんのニルヴァーナを表現しているように見えた。しかし僧侶に意味を尋ねてみると、この四人目のドラは「見ざる、聞かざる、言わざる」を実践した結果、「煩悩からスーパーフリーになったドラえもん」という意味であった。(132P)

    あとタイのラチャヤイ島で溺れて九死に一生を得た話もインパクトがありました。無事に助けられて良かった良かった…と思ったのですが、あ、あの、ガイドさんはどうなったんでしょう…?(怖)

  • 著者はTV番組『クレイジージャーニー』で一躍有名になった写真家。丸山ゴンザレス氏と並び、登場回数の多さとともにマスコット化してる。直近の特番だとクラウンホテルやバーニングマンを取材していた。
    彼の主な活動としては、奇界遺産という世界の珍しい・奇妙な遺産やオブジェを見に行くこと。※"奇界"とは、著者の商標登録された単語で造語で、奇妙な世界の略。
    本書の内容は、彼の活動のうち様々な雑誌に寄稿した冒険譚の総集編となる(加筆修正はされてるようではある)。

    300ページほどで18編が書かれている。1番最初にある台湾の章は、同番組で扱っていたので記憶に新しい。セクシーな売り子と貝殻廟の話だ。クレイジージャーニーで扱われていた話は、番組の内容を思い出しつつ照らし合わせながら読み進めれて非常に楽しめた。

    写真家だからか、本の装丁が綺麗で凝ってるように感じた。カバーを外したら見える沢山の仏はもはや圧巻。

    かなり対象の遺産については調べられているようで、文献や普通に観光しただけでは体験できない文化にまで言及・分析していたのが面白かった。

    ただし文章から情景が思い浮かびづらかった。その悩みを消すように、写真が豊富に掲載されているので、写真と見比べつつ読み進められた。写真はモノクロなので色付きで見たい場合は、オールカラーの文庫版を買うか、著者の魂こもる写真集を買うか、『クレイジージャーニー』のDVDを買うかしよう。

    また、こういう総集編にあるあるだが、地図が欲しい。どこのことを説明してて、どこからどこへの移動かまったくわからないのがもやもやした。


    ※著者のWikipediaから抜粋。
    法政大学中退、武蔵野美術大学卒業後、渡米し写真家として活動する。アメリカ留学中にエリア51の撮影に関わったことをきっかけに、UFOやUMAに関する執筆活動を始める。世界中の奇妙な事物や風景を博物学・美学的な観点から撮影・記録する「奇界遺産」で知られる。

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著者プロフィール

写真家。世界の民俗から宇宙開発まで、世界100カ国以上を巡って幅広いテーマで撮影。代表作『奇界遺産』『世界』ほか多数。 instagram@x51

「2023年 『CARGO CULT カーゴ・カルト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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