奇界紀行

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
3.80
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本棚登録 : 214
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046213440

作品紹介・あらすじ

見るもの、
出会う人、
みな奇妙。

タイの海中に石像を探し、インド最高の聖者を訪ね、廃墟チェルノブイリに彷徨い、澁澤龍彦の足跡を辿り、謎の古代遺跡に呪われ、アフリカの呪術師と対峙し、南米のUFO村で人々の優しさに触れる……そこには世にも奇妙な世界、「奇界」が広がっていた。
TBS系「クレイジージャーニー」の出演で注目を浴びる『奇界遺産』写真家・佐藤健寿、奇界なる旅の全貌を綴った本格フォトエッセイ! 未公開写真多数収録。
装丁:コズフィッシュ(祖父江慎+鯉沼恵一)

感想・レビュー・書評

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  • 世界を知るにはとても良い本です。内容もインパクトあり過ぎでした。
    ただ文字よりもカラー写真を見たくなります。
    佐藤さんの写真はやはり映像・カラーでわかる気がします。
    もちろん文章もいいですが、やはり映像が1番インパクトありますね!
    奇怪遺産の写真集・本の方がオススメです。

  • 最近1番ハマってるテレビ番組の「クレイジージャーニー」での映像を見て、その旅の目的に心惹かれた佐藤健寿さんの紀行文ということで拝読。
    1ページ、時には見開きで掲載されている奇怪な写真たちが文章にプラスの想像力を与えてくれる。
    異様であったり、グロテスクであったりする造形の人工物は実際に見てみたいものばかりであった。
    その地の奇怪な人々の話も聞けてそこがまた面白い。
    現地の物や人だけでなく、足を運んで取材している佐藤さん自身が体験した奇怪な経験もこの人にしかできないものだと思う。。

  • 写真家で、奇妙な物、オカルト的なものを多く撮影されている著者の紀行エッセイだ。
    主に「怪」という雑誌に連載されていたものがまとめられている。

    他の写真集やTRANSITなどの記事で読んだ話も多かったが、こうやって一冊にまとまっていると読み応えがある。

    著者自身も指摘しているけれど、さまざまな時期にさまざまな媒体で発表された文章が集まっているため、読んでいると、旅や旅先への立ち位置、触れ方、価値観などが変わっていっているのがわかって興味深い。

    それにしても世界は奥が深いな、としみじみ思う。

  • 諸星大二郎さんといくMUDMENの旅、パワフルで面白い

  • 世界中に散らばっている奇界な場所を集めた本。本に紹介されている場所はたしかに異様だが、観光化されているのでおどろおどろしさはなく、むしろ滑稽でさえある。

  • さくっと読了。世界の珍奇な場所への潜入レポート。澁澤龍彦の旅の足跡を追った回もあるみたいだったので読んでみた。ウケを狙って書いてるわけではなさそうで好感が持てる。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00579074

    タイの海中に石像を探して生死 をさ迷い、砂漠のサイケな救済の山を訪れ、
    インド最高の聖者サイババとご対面。大漫画家とリアルマッドメンの地を旅し、
    世界の果ての雪原で鹿の血を頂き、廃墟のチェルノブイリにを彷徨し、
    時には謎の古代遺跡に呪われながら、懲りずに澁澤龍彦の足跡を辿り、
    そしてUFO村で人々の優しさに触れる――。
    写真家・佐藤健寿は何を求めて旅をするのか?
    奇妙な人々と奇界を巡る、 オールカラーフォトエッセイ(出版社HPより)

  • 最初の台湾編はやや冗長かなと思いましたが、あとは面白かったです。白黒ながらも写真はクリア(カラーで見たければ写真集を、という感じですね)。タイの仏教寺のドラえもんのくだりは声出して笑いました。

    ーその開ききった瞳孔は、仏教的中庸精神の果て、無我にたどり着いたドラえもんのニルヴァーナを表現しているように見えた。しかし僧侶に意味を尋ねてみると、この四人目のドラは「見ざる、聞かざる、言わざる」を実践した結果、「煩悩からスーパーフリーになったドラえもん」という意味であった。(132P)

    あとタイのラチャヤイ島で溺れて九死に一生を得た話もインパクトがありました。無事に助けられて良かった良かった…と思ったのですが、あ、あの、ガイドさんはどうなったんでしょう…?(怖)

  • クレイジージャーニーで好きって女性は多い。私もクレイジージャーニーは彼の時は必ずエロい目で見ていた。黒多めのおされなファッション、おされなメガネにおされなおひげ。白いお肌(笑)
    それはさておき、旅の文体も深夜特急好きならかなりどハマりするのではないかな。テレビではローテンションなのにエッセイでは熱い男っていうのも良き。面白かった。写真が白黒なのでそれは写真集を是非見たい。

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著者プロフィール

写真家。世界の民俗から宇宙開発まで、世界100カ国以上を巡って幅広いテーマで撮影。代表作『奇界遺産』『世界』ほか多数。 instagram@x51

「2023年 『CARGO CULT カーゴ・カルト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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