小説一途 ふたりの「源氏物語」

  • 角川学芸出版 (2010年3月24日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046214133

作品紹介

少女時代に出会った「源氏物語」に魅了され、書くことを運命づけられたふたり。「源氏」を紐解きつつ、物語ること、生きることについて思う存分語り合う。

小説一途 ふたりの「源氏物語」の感想・レビュー・書評

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  • 二人の対話はメッチャ面白かった♪
    .....さて......読む.....のか?

  • 感想
    田辺聖子は「新源氏物語」、瀬戸内寂聴は「女人源氏物語」「現代語訳」という源氏物語の私訳あるいは現代語訳をされた2人の対談による源氏語りとエッセイ集です。読みどころは、やはり対談と思います。それ以外のエッセイはかなり昔のものも入っていて、再編集という感じなので、新しさは感じませんが、これから読む人にはよい道しるべかもしれません。私自身は、源氏物語の読みはじめの頃は、田辺の「源氏物語紙風船」という源氏のエッセイが愛読書でした。
    私が個人的に本書で最も、気に入っているところは、川端康成が与謝野源氏、谷崎源氏、円地源氏の寸評しているところです。
    田辺、瀬戸内の2大女流が橋本治や林真理子などより若い世代の源氏の取り組みを前向きに評価しているところが、この方々が本当に口先だけでなく源氏をお好きなのだと思いました。
    もう一つのテーマであるかもかのおっちゃん話は、田辺ファンは必読でしょう。

    目次
    序「源氏物語」の魅力 瀬戸内寂聴
    第一部 「源氏物語」を愛して
     紫式部は夫のおかげで才能を開花させた?
     与謝野訳はいい加減?谷崎訳は眠くなる?
     円地文子伝説
     登場人物の誰が好きか
     「宇治十帖」は大人の魅力
     「源氏物語」を母体に、さまざまな作品が
         「源氏」は面白い小説か? 田辺聖子
         朧月夜ーー「源氏物語」 瀬戸内寂聴
    第二部 書くことを愛して
     ユーモア小説を書ける才能
     カモカのおっちゃんをめぐって
     日本文学は、関西!
         死なないで 田辺聖子
         対等に愛し合う自信 瀬戸内寂聴
    付録 「源氏物語」の成立と主要人物系図 「the 寂聴」編集部・編

  • 2人の語る源氏なら読まねばと思い手に取る。さらっと読める、読みやすい本。
    重なるところもあり、違うところもありでおもしろかった。竹西寛子も書きたかったはずという説にはリアリティがあった。おそるべし円地文子。

    橋本治の『窯変源氏』のこと、ほめてあった。

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