反撃カルチャー プレカリアートの豊かな世界

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  • 角川学芸出版
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046214409

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!6年前の本だけど中に書かれている状況ははそのまま続いてるかむしろひどくなってるけど、武器になる言葉、盾になる言葉、自分を奮い立たせる言葉、開放される言葉がいっぱいあった。

  • プレカリアート運動の「文化的」側面に焦点を当てた・・ということでしょうか。国内の現状については部外者の立場としてはよくわからないのですが、「歌って踊る」文化でいつまでやっていられるのかは少し疑問もあります。(もちろん声を上げること自体が重要なわけですけど)
    海外はアナキスト系の人も多いようですし、運動が持続していくためにはそれなりの論理も必要だと思うので今後を注目したいです。それにしても政治家の人たちって、こういう声に対しては冷たいですね。票にならないからかな・・ 
    恐らくプレカリアートだけではなく正規の職を持った人たちの状況もそれほど余裕があるわけではないでしょう。そういった不満が排外主義や右旋回の原因にならないためにも頑張って欲しいです。

  • 以前、フリーターの人と、もしかしたら新しい文化が生まれるかもしれないねって話していたけど、それが現実になろうとしている。2006年の秋のことだった。ベーシックインカムは大賛成だ!!

  • 貧困と格差がこれだけ広がる現在の日本で、『プレカリアート』と呼ばれる人間たちがつむぎだす文化活動に焦点を当てたルポルタージュです。

    先日やっと読み終えました。自分の現在おかれている環境がそうさせるのかどうなのかはわかりませんが、最近はずっとこういう本を読んでいる傾向がありますね。それが果たしていいことなのかどうかは別として。しかし、少なくとも、ここで書かれていることのほんの差し障りでも、実行できるとたといカネはなくとも、楽しい人生が開けてくると思いますよね。

    でも、自分にお金が入ってくるとそのときはまたどうなってしまうのかわかりませんが…。しかし、やっぱりプレカリアートを取り巻く環境は今後ますますひどくなると確信しますし、「自己責任」の名の下に特に若い人がどんどん苦境に追いやられていく、という図式はひどくなっていると思います。だからこそこうして声を上げる必要があると思います。

    筆者ではありませんが『生きさせろ!!』と。そして僕のこの駄文も、この中に書かれていることのひとつを、
    実行しているに過ぎません。何とか『変えることのできるものを変える』その一心です。

  • 黙っていても状況は変わらない、むしろ悪くなる。だから声をあげよう!!騒げ!ってことが趣旨のプレカリアート(=落書き)運動。
    注目すべきは、非正規雇用の皺寄せを見た当事者が、当事者の手でデモやユニオンを立ち上げているという点。

    日本人は働いていないこと、働けないことを自己責任に帰結しがちだけれど、それで納得しちゃいけない、もっと社会に対して怒っていい!というメッセージが、様々な活動のルポを通して強く伝わってきた。

    この本で主に取り上げているサウンドデモも、一見バカバカしいかもしれないし、迷惑かもしれない。だけど、そうやってデモを目にした人たちに何らかの感覚を呼び起こすことが、後々大きな動き(うねり?)を起こしていくような気がする。
    それと、疲弊した人々の息抜きという意味でも、こういう運動はあっていいんだろうなと思った。

    何か雇用に対して不満があるなら、まず動いてみないと!そんな前向きなやる気が生まれた。

  • サウンドデモとフラッシュモブと∞+∞=∞さんの話が特に印象に残った。

    あと、自分はこういう表紙がとことん好きみたい。ピンクと黄色で荒っぽい感じ。

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著者プロフィール

1975年、北海道生まれ。作家・活動家。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。以来、「生きづらさ」や格差・貧困問題に取り組む。反貧困ネットワーク世話人。著書に『生きさせろ!難民化する若者たち』(JCJ賞〈日本ジャーナリスト会議賞〉)、『一億総貧困時代』など多数。

「2017年 『世代の痛み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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