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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784046214553
作品紹介・あらすじ
山口あおば、24歳、派遣社員。テンポの遅さは、わたしとワンセットなのか、それとも、いつか変わる時が来るのか……。個性的な人々の刺激をうけながら、ただ今、自分と将来を考え中。大好評のあおばの物語、第二弾
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
日常の中での自己探求と人間関係の描写が魅力の作品で、登場人物たちのリアルな思考や感情が共感を呼び起こします。主人公あおばの独白を通じて、読者は自身の心の奥底にある考えに触れることができ、時には「そうそ...
感想・レビュー・書評
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あおばシリーズ第二弾。夏石さんの作品って本当に私達の生きている現実と地続きだなぁと思う。自分が一度は考えたことのあること、意識はしていないけど心のどこかで考えていたかもしれないことを、あおばちゃんの台詞や独白を通して読むことができる。そうそう!と思ったり、なるほど!と思ったりしながら、どこかであおばちゃんやそのほかの登場人物たちが生きているような気がして、かすかながら前向きになれる。第三弾へ続くようなので、とても楽しみ。
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この本が「今日もやっぱり処女でした」の続きだということを知らず、でも、偶々この順で立て続けに読んだので、冒頭でかなり驚いた。
長編の第2巻ということで、前巻末のその後を読むことができて、それはそれで面白いのだが、第3巻に続くという終わり方なので、一冊の本としては、いかにも中途半端な感じがする。最初から、第2巻というタイトルにすればいいのではないか、もし、知らずに本書から読み始めてしまったらどうするんだろう、などと思ってしまう。
というわけで、本書独自の感想というのは留保しよう。新たに登場した緑川さんが気にならないではないが。
ところで、緑川さんの性癖は、原田ひ香の「はじまらないティータイム」に出てくる佐智子と似てる。両者の性格はだいぶ異なりそうではあるが。 -
夏石鈴子が好き。
気負わず、自然体で物事を見つめている印象があるから。
イラストの教室で出会う不思議さんが心に残った。
連作のようだから、前の作品も読もう。 -
ふわっとしたところもありつつ、硬い感じの文章もありつつ。
でも時々ぐさっと残る表現がありました。
「メールって派遣社員みたい。」「心がトロ火でじっくり焼かれた。」とか。
お母さんやあおばの行く末を寄り添ってみていきたいと思った。
なんとこれがシリーズの第二巻らしい。不覚。第一巻早速予約。
新しい作家さんに挑戦してよかったパターン。
表紙の絵がちょっと借りるときに恥ずかしいのだけど、中を読むと意味はわかった。でももっと可愛い絵でもいいのになぁ。 -
「今日もやっぱり処女でした」の第二弾。
山口あおば、イラストレーターをめざす24歳、派遣社員。
前回も、これといって言いたいことがはっきりしないまま
終わったなぁ、夏石さんのすっきり爽快な文章ではないなぁと
思ったけど、今回もあおばの心の中の突っ込みや相手に対する
不満や思うところをぐちぐちときかされたまま、それで
終りだった。なんか個性的な人はまた出てくるものの
その人とのやりとりが中途半端だったりして、不完全燃焼。
きっと第三弾も出すんだろう。でも単行本なんだし
そんなにずるずる物語を引き延ばされても困る。
ソフトカバーで手に入り易くして続きものにするならいいのに。
この本だけで完結すると思って購入した人は次回も
買わなくてはいけない流れにいらっとするかも。
もっとテンポよく物語をすすめてほしいなぁ。
でも第三弾が出たら読むんだろうなぁ。 -
図書館の本棚の誰かが返したばっかりの棚で発見しました。
あんまり普段読まない感じだな~。でも読みやすそうだしおもしろそう!ってことで借りてみました。
すごくリアルな日常がつづられてて、昔くさくなく、ちょうど今の時代を背景としていて読みやすい。ところどころ、「ん?」っと良い意味でひっかかる箇所がいくつかあり。
すんなりと入っていける感じ。 -
主人公あおば。派遣社員をしながらイラストを勉強しています。「今日もやっぱり処女でした」の続編です。自分の居場所に迷いながらの日常の中で人との会話が興味深い。どうなのだろう?と、あおばが迷うように自分も人間関係に思いをはせる。あおばは「今日もやっぱり---」と変わらない。つづきがあるとのイラストあり。こうして人との出会いからあおばが新境地を拓くのか楽しみなところです。今回はあるナチュラル系人気雑誌についての違った考察にはっとしました。相変わらず夏石鈴子さん冴えてます。
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イラストレーターを目指して正社員を辞め、派遣社員として働きながらイラスト教室に通う、24歳処女・あおばの日常を描いた物語の二作目だ。
本当に、前作『今日もやっぱり処女でした』の続編、という内容で、とりたてて大きな事件やイベントがあるわけでもない。なんていうことのない日々の中で、生真面目すぎるあおばが、恋、性、仕事などについてつらつらと考えるさまがたんたんと語られる。
あおばの考え方はじれったいところもあるけれど嫌いではない。
何事に対してもどちらかというと卑屈なくらい謙虚な彼女が、母親に対する時だけは高圧的な様子になるのが興味深い。<娘>というものは<母>を、あるいは<勤める女>というのは<生涯専業主婦>を、どこかで侮るものなのだろうか。女の機微がリアルだなぁ。
著者プロフィール
夏石鈴子の作品
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