感覚のレッスン

  • 角川学芸出版 (2009年6月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784046214577

作品紹介・あらすじ

メルロ=ポンティの現象学的な「肉」をめぐる考察を援用しながら、神なき時代に「わたし」がいかにして感覚の豊穣さを回復し、肉体に感覚を取り戻すかを説く。そのための目くるめく感覚のレッスンを描く、哲学断章。

感想・レビュー・書評

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  • 今年になって少し集中的にメルロ=ポンティを再読していますが、『知覚の現象学』(1は1967年、2は1974年、共にみすず書房)も『シーニェ』(1は1969年、2は1970年、共にみすず書房)も複数の翻訳者の中に、我が師=竹内芳郎がいるのを見て、そう言えば現象学を率先して紹介したばかりか、自家薬籠中の物として、マルクス主義だけでなく構造主義をも批判的に発展させた、彼の日本での哲学・思想の変革者としての存在の大きさを、改めて思い知った気がします。『言語・その解体と創造』(1971年・筑摩書房)は、衝撃的でした。ちょうどフェルディナン・ド・ソシュールからローマン・ヤコブソンやノーム・チョムスキーなんかの言語学に没頭していた時に、そんな軟(やわ)でどうするんだと、ガツンと一発きつく喝破されたものです。ええっと、我が師といったのは、例によって、私の一方的な片思い、押しかけ女房じゃなくて弟子、勝手に私淑したという訳です。う〜ん、またしても前説が長くなってしまって、全然本題に入れません・・・・・ともかく、梅原賢一郎は『カミの現象学』(2003年角川学芸出版)を読んで注目した人ですが、今度のこの本もかなりなものだという予感がします。・・・・・

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著者プロフィール

京都造形芸術大学教授。一九五三年生まれ。現在は芸術や宗教や倫理について、身体を軸に新たな視座から思索している。主な著作に『カミの現象学̶身体から見た日本文化論̶ 』(角川書店、二〇〇三年)、『感覚のレッスン』(角川学芸出版、二〇〇九年)、『肉彩』(思潮社、二〇一二年)、編著に『不在の空̶「いま・ここ」を生きた女性の肖像̶ 』(角川学芸出版、二〇一一年)、共著に『スピリチュアリティと芸術・芸能(講座スピリチュアル学・第六巻)』(ビイング・ネット・プレス、二〇一六年)がある。

「2017年 『身体感覚の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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