噛みきれない想い

著者 :
  • 角川学芸出版
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本棚登録 : 167
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046214690

作品紹介・あらすじ

ひとは他者とのインターディペンデンス(相互依存)でなりたっている。「わたし」の生も死も、在ることの理由も、そのつながりのなかにある。日常の隙間にみえるメタファーから「答え」のない「問い」と向き合う、思索のエスプリ。

感想・レビュー・書評

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  • 〈わたし〉を宛先とする声、〈わたし〉に思いをはせるまなざしに触れることで〈わたし〉は〈わたし〉でいられる。

    〈わたし〉は、あなたに賭けられているのだ。


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  • 初読。友人にすすめられて。新聞等に掲載したもの集合で、一つ一つは短くて思ってたより読みやすかった。なるほどと思う部分もあった。「死の経験」「身を養うということ」「脇役」「あの人が突然いなくなった」あたりが印象的だった。

  • 大学卒業以来、初めて手に取ったのではないか鷲田。この語り口、恥じらいもなくうつくしい世界を語ること、あまりに懐かしいのに、全力で首肯すること、集中して読み進めることができなくなったじぶんにかなしくなった。熱いコーヒーを飲みながらだらだらと読み進めたい。

  • 清水美穂子さんオススメ

  • 読みやすい哲学書だと感じた。
    ずばっと著者の考えが載っているのもサッパリしてて面白かった。
    なるほどな〜と思う部分も多く、生きる上で参考にしていきたい考えが多かった。
    2013.7

  • 話の中身よりも、
    自分が誰かに
    たいせつにされていると
    感じられること

    子どもたちも、大人もそう望んでいるのかな。
    言葉って、大事です。
    大阪弁の話も面白かったです。

  • よく聴く言葉。何となく認識するまでもなく、流されてしまう事柄。
    柔らかい視点をもっているからこそ、そのモノ達に気づく事ができ、
    面白い視点を提示してくれる。
    そんなほっこりとしたエッセイ。   

  • 噛み切れない想いを噛みしめる…。

  • 哲学者である著者が、普段の生活の中で感じた何だか「噛みきれない」ものをエッセイとしてつづった本。

    気になったものだけ以下メモで。

    ・価値の遠近法がおかしい
    ・他者のまなざし
    ・受身(聴き手)でいることの意義 語る=対象化
    ・現代アート コミュニケーション
    ・理解においては、一致よりも不一致を思い知ることが重要?
    ・恋愛 交換不可能性 反復不可能性 「アイデンティティ」を見つけやすい
    ・パッシングケア 認知症老人介護の一方法 つきあいが方法になってはいけない
    ・学校「教える/応える」⇔「験す/当てる」不信を前提とした関係
    ・一人のひとが別の一人のいのちをそっくり面倒みるというふうには人間はできていない
    ・教育≠教える 教育=見せる
    ・哲学者のことを古代ギリシャ人は梟にたとえた
    ・ゆとりは息抜きではない。精進のたまもの。
    ・柳宗悦『茶道論集』 「貪の心のない所にこそ貧がある」「足ざるに足るを感じる」

  • 角田光代さんが書評で触れていたので、
    気になって読んだ本。

    するする読めるところと、
    つまりながら読むところとがあったけれど、
    それぞれにじわじわ効いてくる感じ。

    哲学書の面白さを噛みしめることができました。

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著者プロフィール

1949年生まれ。京都市立芸術大学学長。せんだいメディアテーク館長。哲学者。臨床哲学を探究する。著書に『現象学の視線』『モードの迷宮』『じぶん・この不思議な存在』『ぐずぐずの理由』『聴くことの力――臨床哲学試論』などがある。

「2018年 『大正=歴史の踊り場とは何か 現代の起点を探る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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