理屈が通らねえ

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  • 角川学芸出版
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046214768

感想・レビュー・書評

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  •  この世の中で、算法にかかわることだけは、理屈を通さなければ気がすまない二文字厚助は、遺恨の相手を探す旅をしている。
     道中に出くわした算法にかかわる揉め事を解決していく痛快時代小説。

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     9話の短編連作。
     理屈が通らないことは嫌だという主人公に期待していたんですが…。
     いや、主人公の厚助さん自体は、全然嫌じゃないんです。その考え方も。

     でも、そういう主人公を作っておきながら、こういうタイトルでお話を書いておきながら、痛快時代小説て帯に載せておきながら、オチが全然痛快じゃない!
     揉め事自体は、厚助さんの算法で解決の見通しが立つんだけれど、理屈だけでは済まない人の感情とかによって、解決するものも解決しないまま終わるというか…。

     選りに選って第1話のオチが最悪で。
     それでも次の話ではすっきりするのかと思ったけれど、大してすっきりもせず。
     もう、理屈が通るとか通らないとかいう問題じゃない!!

     主人公に都合のいい展開ばかりじゃ、お話としておもしろくないかもしれないけれど、「痛快」と銘打ったからには、痛快なストーリーにしてよ! て思う。

     がんばって2話目まで読んだけれど、ギブアップ。

  • たまに読んでいる「算学時代小説」
    あまり魅力的な主人公ではないのですが
    時代の空気を楽しみながら読みました

  • 読み本と思って図書館で借りたが、パンチ不足。

    それにしてもこの著者、専門でもないのによくもまあ算法なんて調べて書いたものだ。

    よほど何かを書くのが好きな人なんだろう。

  • 算法の問題ならなんでもこいというほどの自信を持つ二文字厚助(にもじこうすけ)は安藤曲角(きょくかく)を探して旅をする

    1 山を測れば
    2 算法合戦
    3 賭けに勝つには ここで梅吉が加わる
    4 渡世人の算法
    5 まるく、まるく
    6 虫食い算を解く娘
    7 ぶった切りの明日
    8 水争い
    9 十字環の謎

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著者プロフィール

1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業。1996年「一所懸命」で小説現代新人賞を受賞しデビュー。'98年『簒奪者』で歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で松本清張賞、'04年『村を助くは誰ぞ』で歴史文学賞、'08年『清佑、ただいま在庄』で中山義秀賞、'14年『異国合戦 蒙古襲来異聞』で本屋が選ぶ時代小説大賞2014をそれぞれ受賞。『太閤の巨いなる遺命』『天下を計る』『情け深くあれ』など著書多数。

「2017年 『絢爛たる奔流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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