忍者烈伝

著者 :
  • 角川学芸出版
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046216489

感想・レビュー・書評

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  • “烈”という字の通り
    忍者として生きることは
    とても激しく険しい

    それに
    忍者の人生はとても孤独

    いつも死と背中合わせ
    師匠も仲間もいるけれど
    自分を守れるのは自分だけ


    郷を大事に思い
    忠信と忠義の心
    そんなかっこいい
    “忍び”として生きるには
    心も無常でならなければならない

    忍者の人生は烈しい

  • 伊賀の飛び(鳶)加藤のお話です

    出だしはたるいですが、80pあたりから俄然おもしろくなってきました。
    最後まで、予想できないストーリー展開。
    忍者ものとしては久々に出会った出色の作品。

    小説版、カムイ伝的感じです。
    500年前、日本では普通に子供の売買が行われており、その経緯の先に忍という特殊な職業の人間が生まれ続けていたという

    天才でも、がんばっても、幸せ探ししてみても
    どうやっても、どうしても報われない
    そんな身分の末端にある忍びの姿を描く戦国版蟹工船です。

    奇しくも主人公の加藤を拾い伊賀に売った男と
    伊賀で死ぬはずだった加藤を拾い、忍びの心を説いた男の
    ラスト対決が凄まじいです。

    それにしても、主を持てなかった忍びは
    斯くも哀れなものなのだろうか・・・

    風魔が盗賊集団としてちょっとだけ登場してます

  • 流浪の伊賀忍者、加藤段蔵の一生の物語。

    全編に渡って淡々とした文章。活劇記というより歴史書を読んでいるような雰囲気の部分もあるが、それだけに忍者の凄みを感じ取ることもできる。稀有な術師であるが故に、主君に仕える夢を果たせずに終わってしまう段蔵の後半生は、皮肉で物悲しかった。
    それに対して、幼少時の段蔵の師匠であった上野の左の方こそ正統な忍者活劇の主人公と思わせるような活躍ぶり。最後の暗夜軒との対決も圧巻。段蔵がもう少し彼と一緒に過ごせていたら、また違った人生を送れていたんじゃないかと思う。

  • 鳶加藤こと加藤段蔵の話。

  • 基本的には飛び加藤の一生の物語.しかし時代背景やほかの伊賀忍者たちのことも詳しく書かれている.忍者同士の対決シーンも迫力があって面白い.ところどころ間延びするのが難点.

  • 久しぶりに読んだ忍者小説。
    最初はあまり文章のリズムと自分のリズムが合わずに読みづらく感じたが、途中から呼吸が合ってきた。中程からは一気に読み切ってしまった。
    段蔵が成長してからの物語が断然おもしろい。
    ただ、幼少期の思い出が要所要所で段蔵を捕らえて離さないでいる。後で最初の物語がじわじわと効いてくる。
    望郷心と孤高の忍びとしての人生の間で揺れ動く段蔵の心理描写が印象的。

  • とにかく面白いです!
    忍者の苛烈な生き様を描いた時代小説。

    口コミ!?で話題らしい・・
    一読して納得!
    戦国ものが好きなので
    また別な視点で戦国時代が読めて良かったです。

    新たな視点での戦国時代に感服!!

  • 新たな才能にただただ感動!
    口コミで聞いた評判で即購入。
    面白い!
    本当に一気に読んでしまいました!
    こんなに最後まで面白く読めたのは
    北方謙三の三国志を読破した時依頼です。

    山田風太郎、司馬遼太郎、池波正太郎、藤沢周平らに
    勝るとも劣らない小説!

    内容に沿ってこの感動を伝えたい気持ちではありますが、
    本当にたくさんの人に読んでもらいたい本です。

    読みながら自分の中で映像化しやすい(イメージしやすい)本なので
    ぜひ映画化してもらいたいです!

  • ざっと物色して立ち去ろうとした書店ですが、妙に何だか後ろ髪引かれるものを感じて、思い起こして再度訪れて、もう一度書棚とか平積みを見回したら、隅の方でこの本が黒光りして、手に取ってくだされ候、と待っていました。実は、私は忍者物には滅法目がないんです。何故なら、それはひとえに、ご先祖様のルーツを調べた際に分かったことですが、我が家は忍者しかも抜け忍という家系で、私の中にも忍者の血が脈々と流れているかと思うと、無性に血が騒いで仕方ないのです。今まで時代物総体はそれほどではありませんが、こと忍者物は、村山知義はもちろんのこと、白井喬二や五味康祐、山田風太郎や池波正太郎、早乙女貢やシバレンこと柴田錬太郎、司馬遼太郎や戸部新十郎、南原幹雄や笹沢佐保などを貪り読んできました。これから読みますので、この★は期待度ですが、はたして私を満足させてくれるかどうか、乞うご期待、というところです。・・・・・

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