歌集 乱反射

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 49
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046217738

感想・レビュー・書評

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  • さみしさを感じる作品。
    わたしは学生の時短歌の宿題がいやだったが、小島さんの表現力すごいなあ

  • うーん、『バスとバスすれちがいたる一瞬に十月の風は光ってみえる』にあるような、微妙な文語とか(自分のものになっていないように感じる。字数的な問題で選んでいるように見える。あるいは私がこの混ざりかたが嫌い。)
    とか、
    『うつぶせにねむればきみの夢をみる夢でもきみはとおくをみてる』にあるようなぞんざいな言葉の使い方(わざとなのだろうが)が気になってしまい、全体として良いと思えなかった。
    良いと思った歌は、
    『噴水に乱反射する光あり性愛をまだ知らないわたし』
    『夕映えの部屋でしずかに燃えている母の小さき老眼鏡は』
    『季節すぐ移り変わって冷蔵庫ひらけば深い静寂がある』

  • 何度も読んでいる。未成年のための透明な歌集。

  • 一日だけ秋を思わせる夏の日があって、電車のなかでだけでも季節に漂っていたくて持ち歩いたのだが、その目論見は上手くいった。本書は角川短歌賞最年少受賞歌人の第一歌集。第二歌集『サリンジャーは死んでしまった』が素晴しかったので、遡って購入したのだ。『牛乳のあふれるような春の日に天に吸われる桜のおしべ』『中間試験の自習時間の窓の外流れる雲あり流れぬ雲あり』『まだ染めぬ黒髪香る妹は首のうぶ毛をそよがせて寝る』『梅雨の夜は重たく赤く濡れている小さき球のさくらんぼ食む』『ひっそりと鏡の中を影うごく冷たい雨の降る秋のあさ』『隣家の犬にも春は訪れて鼻の頭がつやつやとする』『なんとなくかなしくなりて夕暮れの世界の隅に傘を忘れる』『マンションの工事現場に響く音まっすぐのびて空を叩けり』『学食で栗味アイスを食べながら落葉の空を見る深い秋』。17歳から20歳までにつくった歌が時系列で収められているようだ。発行当時の自選とは違うが、3章に分かれているうちの第1章、つまり著者が高校生のときのものがいい。著者自身が『歌のこともこれからの自分のこともわからなくて、とても不安ですが』、『こんなに早く歌集を出すことについては、今でも迷いがありますが』(あとがき)と書いている通り、大学時代の歌は抽象的で常套句的な比喩も目立ち、著者独自の視点を掴み損ねている。しかし、その「著者独自の視点」が第二歌集で存分に実を結んでいることからも、著者が「迷い」の時期を無駄にはしなかったことがわかる。やはり、大した歌人のようだ。

  • 装丁と、ぱらぱらと中を見た時に目に入った一首に惹かれて、悩んだ挙句の衝動買い。

  • 短歌とか正直小中高と苦手てだったのですが、この作者さんのインタビューを新聞記事で読んでから好きになりました。

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