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Amazon.co.jp ・本 (136ページ) / ISBN・EAN: 9784046218162
作品紹介・あらすじ
<眼鏡屋は夕ぐれのため千枚のレンズをみがく(わたしはここだ)>。日々の隙間にこぼれ落ちてしまうささやかな“ものたち”を記憶し、瑞々しい言葉で掬いとる。第47回角川短歌賞受賞作を含む待望の第2歌集。
感想・レビュー・書評
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けっこう苦手な歌が多かった。ノリ切れない。悪意に向くベクトルの、向けている手つきが見えすぎる感じがして、そういう歌はなにか苦手。
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何でもない日常の一瞬が、ふと物語の入口に変わる、そんな歌集です。静かな夜、眠る前に。
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普通なら受け流してしまう日常を、サクっと切り取ってサラっと歌ってしまうという感じです。過剰な情は入ってこない、のでしっかりと眼を開いて読まないと、どんどんこぼれていってしまう。その粘性のなさが心地よいのです。以下、目に留まった歌をいくつか。
★水に降る雪のごとくにこなぐすりこころに受けてやがて忘れぬ
★もうわたしは朝の光りだ聞こえない人魚の歌が窓辺にさわぐ
★草原が薄目をあけるおりおりの水おと ここも銀河のほとり
★青空が折りたたまれてあるまひる曲がり角とはいたましい場所
★風を聞く 踵をなくしてしまうまで帰るところが海と知るまで
著者プロフィール
佐藤弓生の作品
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