時をかける少女 (角川つばさ文庫)

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  • 角川書店 (2009年3月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784046310071

作品紹介・あらすじ

放課後の誰もいない理科実験室でガラスの割れた音がした。そして…。時間と記憶をめぐる奇妙な事件が次々とおこる。時代をこえ、世代をこえて読みつがれる表題作ほか、短編「時の女神」「姉弟」「きつね」を収録。

みんなの感想まとめ

時間と記憶をテーマにしたこの作品は、主人公の芳山和子が不思議な体験を通じて成長していく姿を描いています。彼女は理科室での出来事をきっかけに、タイムリープやテレポーテーションの能力を手に入れ、友人たちと...

感想・レビュー・書評

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  • 中学3年生の芳山和子は、同じクラスの深町一夫、堀川吾郎とともに理科室の掃除当番だった。一人片付けをしていた和子は、誰も居ないはずの実験室からの物音を聞く。実験室に入った和子は人影を見るが、試験管からこぼれた薬の匂いで気を失う。懐かしい香り、あれはラベンダー。
    その日の夜から和子は不思議な体験をする。起きたはずのことが起きていない、一緒に居たはずの人が覚えていない、事故に合う瞬間に別の場所に移動している。
    なんど、和子はテレポーテーション(身体移動)とタイム・リープ(時間跳躍)の力を手に入れてしまったらしい。
    以前の自分に戻るには、あの実験室の人影をみたあの場所に戻らなければいけない…。

    ==
    青春のSF小説。この本でラベンダーを知った当時の中高生も多かったはず。(今の中高生はだいたいみんな知っているだろう)
    SF部分は覚えていたのですが、恋愛としてなかなか切ないのと、ヒロイン和子の行動力が立派だった。ラベンダーもお洒落でいいよねーー。

    『時の女神』
    少年の頃から現れる美しい少女。彼は大人になりその女性と再会して結婚した。妻に「あの少女は君なのか?」と聞くと、「そうよ、結婚相手のあなたに会うために時間を遡ったのよ」と答える…。

    『姉弟』
    食べてすぐぐーたらすると牛になるよ!
     …って言ってたら、弟が本当に牛になってしまった!

    『きつね』
    夕暮れには狐が現れて人間を騙すんだよ。ほら、ぼくは狐だよ…。
    ==夢に入っていくような、そして覚める様子がとても良い。現実を幻想にする手法。

  •  “時かけ”は、ふつうの角川文庫版で去年読んだが、子どもが角川つばさ文庫で読んで面白かったというので、“時かけ”終盤のみ再読と、その他の収録短編「時の女神」「姉弟」「きつね」を読んだ。
     「時をかける少女」は、未来の世界の話が興味深いのと、甘ずっぱい恋の味にキュン。時にはこういうのを読みたくなる。「時の女神」ちょっと怖かったが、愛…?「姉弟」これはつばさ文庫的にOKなのね、とか思う私の読み方がよろしくないのか。「きつね」短いながら可愛い(?)会話劇。子どもは、時かけときつね(並べるといよいよそばっぽいが)が面白かったとのこと。

  • 時をかける少女は面白かったが、その後の短編集がちょっと訳わかんなかった。特に牛の話が意味不明すぎた。おちは姉の夢だったとかでもなく、結局牛のままで話が終わったのがわけわかんないと思った。時をかける少女は「君の名は」に似てる気がする。特に最後、記憶が消えてまた会えるよねみたいなところが似てた。

  • 子どもが学校の図書室で借りてきたので拝借。
    細田監督版のアニメ映画を観たのはもう20年くらい前か。原作を初めて読んだ。(そういえば私自身が持っていたはずの角川文庫版はどこに行ったのだろう)

    映画版と比べるとシンプルな構成。かつちょっと時代を感じさせる口語。にも関わらず意外にも繊細な心理描写で初々しい高校生を爽やかに描いている。筒井作品は『虚構船団』しか読んだことがなかったので意外だった。
    ひょんなことで身につけてしまったタイムリープの能力。その謎を解くために友人たちと力を合わせ未知に立ち向かっていった先に判明する真実。そして少しほろ苦いラスト。SF青春小説として児童文庫入りするのも納得。

    その他に3編収録されている。
    『時の女神』『姉弟』はSF的な不条理な謎が謎のまま終わる作品で、個人的にはこういうのがとても筒井作品ぽいなと思う。
    『きつね』は少年同士の強がり。怪異が出そうで出ないのが逆に怖さを煽る感じがよく出ている。

    我が子ながら、なかなかいい選書だ。笑

  • 昔読んだ本なのであまり覚えていませんが多分面白かったはずです。
    表紙の女の子が可愛い。服が超好み。
    恐らく小学生向けに改変されているので原作もぜひ読んでみたいです。

  • アニメで先に知った時をかける少女。まさか筒井さんだったとは…とても読みやすく、アニメと違うところを探すのも面白い。個人的には表題作と2番目のストーリーが好きだった。短編なのね。これを長編映画にしたの凄い。

  • 小学生向けに色々原作から変えてるのかはわからないけど面白かった記憶。これよむとアニメ映画の魔女おばさんがただのおばさんじゃなくなるし写真と一緒にラベンダー飾ってんのもうむりすき語彙時をかける少女ほんとにすきいちばんすき

  • よく作り込まれていて、次へ次へと読んでしまった
    読みやすいし、面白いし、なにより情景が浮かんでくるのですごくいい本だと思う。

  • SFの元祖だけにシンプルにぎゅっと凝縮されていておもしろい。タイムリープって言葉の響きがいいな。ラベンダーの匂いってのもそそるね。短編の方も不思議な読後感でよいです。

  • 学校の図書室で見つけたらしい。
    私も読むのは初めてだったので、二人で和子がどうなるのだろう、理科室で見た影は何なのだろうと結末を迎えるのを楽しめた。

    娘が途中、鋭い推理を言っていたのに忘れてしまった…。

  • 学生時代に一度読み、数年経ったので再読。
    ネットでおすすめ恋愛小説の中にあったので読んだのですが、恋愛小説要素はほとんどなし。
    映画「時をかける少女」のトキメキが好きでこれを読むのは注意が必要。
    千秋くん(だったかしら?)はいません。
    SFとしては面白いです。
    1980年代の人が予想する未来を約40年経って眺めるのが面白い。
    技術進歩(それこそAIのような電子頭脳)は予測されていたけれど、SNSによって人々が発信するようになるという予測は全くされていないのがまた興味深かったです。

  • 最近の児童書は、装丁がほんとにかわいい。
    「ジャケ買い」なんて言葉もはやるから、やはり装丁は重要。

    本文は、従来のものにルビをふっただけ。
    なので、言い回しもどこか昭和。現代の小学生には、古めかしく感じるかも。(アベック、おませ、等々…)

    子どもたちは、親世代、もしかしたら祖父母世代とも感想を共有できる作品なのかもしれません。
    そういう作品は、貴重だなあと思います。

  • 5/16(日)夜。

    追記。
    2016年5/20 貞本義行さん版を所有(Amazonでポチ)

  • ちょっと対象年齢が低かった
    時をかける少女の原作が読みたかったので、もうちょっと探してみよう

  • 主人公の和子は、ある日を境に時間をさかのぼるようになってしまいます。すでに経験したはずの昨日を、もう一度過ごすことになるのです。和子が不安や戸惑いを覚えながらも、タイムトラベラーになってしまった原因を探っていく様子がいきいきと描かれています。主人公と同じ学生の間に、ぜひ読んでおいてほしい作品です。爽やかで、切なくもありながら、じんわり心が温まります。甘いラベンダーの香りが本当に感じられるような錯覚を起こしてしまうほど、くらくらするような神秘的な世界に浸ってみませんか? 

  • ドキドキする

  • 娘が借りてきた本を又借りして読了。

    何十年か振りに読んだけど、やっぱり今読むと文体に古さを感じるね。
    でも話自体は今読んでも新鮮。アニメも見たけどちょっと話が違うくね?やっぱり原田知世バージョンが・・・

    他に短編も幾つか収録されているんだけど「時の女神」が面白かったかな?

  • アニメの方は、時をかける少女は元気いっぱいな感じ♪( ´▽`)
    だけど、この本の時をかける少女は、おとなしめでどちらかといえば、図書室で本を読んでそう
    ( ´ ▽ ` )ノ
    でも、その違いが面白いです
    ( ´ ▽ ` )ノ

  • 「時をかける少女」は、読む本によって物語がちょっとずつ
    ちがうのでいろんなものを見てます!

    私も、時をかけてみたい・・・。

  • 父母が子どもの時からある名作が、つばさ文庫に。なお色あせない魅力的な話で、世代を超えて愛されています。

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著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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