恋する新選組(1) (角川つばさ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 115
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046310200

作品紹介・あらすじ

勝兄ぃが近藤勇になった日、あたし、宮川空は、雲ひとつない空に誓ったの。「あたしも、勝兄ぃのような、りっぱな剣士になります!」って。あたしは、13歳。夢をかなえるために、行動を開始します。やさしく強き剣士・沖田総司、美男子・土方歳三、にぎやかで楽しい試衛館の居候たち。ヒロイン・空を中心に時代は大きく動き始める。リトルラブ&青春ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • ◆勝兄ぃが近藤勇になった日、あたし、宮川空は、雲ひとつない空に誓ったの。「あたしも、勝兄ぃのような、りっぱな剣士になります!」って。あたしは、13歳。夢をかなえるために、行動を開始します。やさしく強き剣士・沖田総司、美男子・土方歳三、にぎやかで楽しい試衛館の居候たち。ヒロイン・空を中心に時代は大きく動き始める。リトルラブ&青春ストーリー。


    (^^)<Comment
    新選組がモチーフの話を初めて読みました!

    漫画やゲームでも人気のある新選組だけど、こんなにたくさんの人物が入り乱れる激動の時代なんですね。

    主人公の空ちゃんが魅力的。
    近藤勇の血の繋がらない妹という設定が、オリジナル要素です。

    ゆくゆくは新選組隊士になっていくメンバーが近藤勇の周りを固め、兄である近藤勇が大好きで剣士になりたいとその道場に転がり込んできた空。
    空の愛嬌で、隊士たちはみんなメロメロ(笑)
    みんなも、空を実の妹のようにかわいがってくれます。
    その中でも、沖田総司は別格…?


    話の流れは、きちんとこの時代の背景を追いながら、主人公の女の子目線で語られていくので、この時代の様子が分かりやすいし、面白く読めました。

    物語の最後で、空を置いて、黙って都に旅立ってしまった近藤勇や沖田総司たちを追いかける決心する空に、師範の奥さんが「女の武士道」を語り聞かせるところが印象的でした!

  • 子供向けなので、簡単でざっくり読めて面白いです。

  • 越水利江子さんにハズレ無し、という長女(小6)が図書館で借りたのだけれど、長女以上に次女(小4)がハマったらしい。主人公の空ちゃんがかわいい! 沖田さんかっこいい♪ って。
    ぱらぱらっと流し読みした感じ、キャラのイメージ(イラストも含めて)が2004年度大河ドラマ「新選組!」を思い出させるもので(藤堂平助だけちょっと違うけど、試衛館の人物と龍馬が京都以前にであっていたというのも大河と似た設定だし)、ドラマの声や表情を脳内再生しながらなつかしくすいすい読めてしまった。
    快男子そろい踏みのあのゆかいな青春群像劇に「近藤勇の妹」がまぎれこんだら、それはもう楽しいだろうと思う。ややこしい歴史的背景も主人公の少女に理解できるように説明してくれているので小中学生の幕末&新選組入門にはちょうどよいかも。
    1冊目は京へ上るまで。

  • 【図書館本】対象は小学生。すべての漢字にルビが振ってあったけど、平仮名まみれにされるよりはマシかw とても読み易かった。ちょっと詳しすぎると思うくらいに噛み砕いていて、その辺りも小学生向きだからか。 イラストは可愛いんだけど、新選組といえば薄桜鬼という残念な方程式が成立している頭の中では、薄桜鬼ビジュアル&ボイスでお送りしましたwww りょうちゃんはともかく、いーちゃんって呼び名可愛すぎる。これから新選組に身を寄せるであろう空(と総司)、りょうちゃんいーちゃんとの関わりがどうなっていくのか楽しみ。

    「女は男より強くないと、男を幸せにはできないの」女の武士道、格好いい……!

  • 「風光る」よりも児童向けなのでいろいろわかりやすく端折られていますが、対象年齢の時に読めばすごく楽しめると思います。

  • 外れかと思ったけれど、ものすごく面白かった。

  • 同じく、新選組もの。
    うちでは、新選組・越水さんブームであります。

    (まっきー)

  • いろいろ、もろもろ事情がありまして。
    長い間、書棚で待機していただいてた本。
    ……。
    鳥肌たちました。

    いーちゃんの
    「けんど、友達を斬らせるわけにはいかん」
    と、
    そのあとの、みなさんの「友達の友達」「友達の友達の友達」というセリフが続くシーンで、心がふるえました。涙がでました。
    ここに〈愛〉があるって思いました。

    登場人物みんなそれぞれ個性豊かで、すっごく魅力的♪
    ひそかに、周斎先生がかっこいい、です。
    なんというか、〈師匠〉って、こういうひとのことをいうんだよなぁ。と思っちゃいました。
    そして、その周斎先生のかっこよさは、奥さまがいてこそ、なんですよね…(しみじみ)。
    奥さまのセリフには、背筋がのびる思いです(もろもろ反省)。

    空ちゃんの、まぶしいくらいのまっすぐさ。
    胸が、ほっこりあったまって、空ちゃんにエールをおくりつつ、じぶんの心が元気になってくるようなのです。

    2巻、すぐに読まなきゃ。

  • 空は、いろんなことをしっていて、物語の中に入ったみたいになった。

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著者プロフィール

作家。元東北芸術工科大学客員教授。日本児童文芸家協会所属。『風のラブソング』で日本児童文学者協会新人賞、『あした、出会った少年』児童文芸家協会賞受賞。「忍剣花姫伝」シリーズ(ポプラ社)など多数。

「2017年 『竹取物語/虫めづる姫君』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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