少年探偵と4つの謎 (角川つばさ文庫 A ん 1-2)

  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046310828

作品紹介・あらすじ

4つの事件が、きみをスリル&サスペンス&ミステリアスな世界へご招待!!目覚めるとライオンの檻の中にいた「真夜中のにらめっこ」。3900万円の宝石が盗まれる「名探偵ハットトリックと闇真珠」。2メートルの砂の化け物が夜の学校にあらわれた「砂人形おどる校庭で」。鉄道研究会が恋の事件を解決する「謎小鉄研中央線の巻」。ああ!だれかー!!小学中級から。

感想・レビュー・書評

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  • 小6長女が 小学校図書室から 借りてくる。

  • (収録作品)真夜中のにらめっこ(赤川次郎)/名探偵ハットトリックと闇真珠(杉山亮)/砂人形おどる校庭でー長曽我部慎太郎最初の事件(はやみねかおる)/謎小鉄研 中央線の巻(松原秀行)

  • (2013-07-13)

  • 私は、最初の章の真夜中のにらめっこで、中学2年生の女の子がライオンのおりの中に・・・。
    それに2章目の名探偵ハットトリックと闇真珠では、男の子が、謎をとくすごい作品です。
    さらに、3章目の砂人形おどる校庭で・・では、男の子2人が大活躍・・これは、みのがせない。
    そして、最後の章、謎小鉄研 中央線の巻きでは、ハバ松・レモン・テツが、大活躍、そのおかげで、佐藤直樹を救ってあげられたと思ったら、その佐藤直樹が、こくった人が、レモンのお姉ちゃん!これまぁ、びっくりの1章です。
    みなさんも、この本を読んでみてください。
    私は、ミステリー好きや、探偵ものが好きな人に、おすすめします。

  • 赤川 次郎 と杉山 亮 は,なじみ深いのですらすら読めた 。

    杉山は,いつも,ちょっと不思議な間合いなのが,
    探偵ものとして,考える間を与えているようでうまい。

    赤川次郎は動物もので,動物の思いにまで踏み込んでいるのはめずらしい。
    子供向けということで,一歩踏み込んだ感じだ。
    ただし、「良い子は真似しないよう」という編集部の注意書きが入っている。

    探偵ものは,現実にはしてはいけない領域に踏み込むことがあるので仕方が無いといえば,しかたがないのかもしれない。
    見極めが重要なのかもしれない。

  • はやみね作品を読むために購入。
    他もまあおもしろいって感じでした。
    ハットトリック(?)のお話は主人公が可愛くて好きです。

  • 購入日:2010/06/14
    読了日:2010/07/31
    「真夜中のにらめっこ」(赤川次郎)
    ファンタジーミステリーなのかと思ったけれど、多少現実的には不可解なところもあったけれど、きちんと謎解きというか理由付けはされていてよかったな。

    「名探偵ハットトリックと闇真珠」(杉山亮)
    作者名見ただけじゃ分からなかったけれど、作者紹介の部分を見て気付いたんだけれど、この人『もしかしたら名探偵』の人か~!!
    殆どダジャレだけど、まぁ、面白いよね~。
    パラパラッとイラストを見ているときに犯人が分かるイラストを見てしまったために、楽しみが半減してしまったのもあるけれど、いまいち、ぱっとしないな。
    イラストはかわいいよね。
    警部たちの子どもをバカにしているのを強調した大人キャラが、何となくフォア文庫の「マリア探偵社」っぽいと思った。
    最後の「これでハットトリック」みたいのは、締めっぽくて締めてないような…。

    「砂人形おどる校庭で」(はやみねかおる)
    この語り手のお父さん誰なんだ!?
    そこがまず気になる。
    今後出てきたりするのかな。(もしかしたらもう出てきているのかも)
    今でも大学生ってありえる気がするっ!
    でも、『僕と先輩のマジカル・ライフ』よりはあとの話だよね、多分。

    「謎小鉄研 中央線の巻」(松原秀行)
    これ、松原秀行だったのか。
    うーん…これもね~。
    バズルっていうか、最早ただのダジャレ…。
    「東京近郊区間」が経路が同じならどう通っても料金が同じってのは知らなかった。
    面白いなぁ。

  • 人気作家4人が「少年探偵と謎」をテーマに競作した書き下ろし短編集。

    動物園の檻の中で目覚めた中学2年の女の子に話しかけてきたのはメスのライオンだった...「真夜中のにらめっこ」(赤川次郎)

    アウトレットモールで取り引きされる盗まれた闇真珠を探偵小説が好きな男の子が追いかける...「名探偵ハットトリックと闇真珠」(杉山亮)

    真夜中の小学校にあらわれた砂人形の謎を解く「あやかし研究会」の長曽我部慎太郎(!)...「砂人形おどる校庭で」(はやみねかおる)

    鉄研の小学生3人組がフィールドワーク中の中央線で出会った高校生の暗号を解読する...「謎小鉄研 中央線の巻」(松原秀行)

    杉山、はやみね、松原の3作品はそれぞれの作風がストレートにあらわれた短編で、これをきっかけにショコラやミルキー、夢水にクイーン、パスワードなど、同じ作者の“つながり読み”の世界にすんなり入っていくことができる。

    一方で、赤川作品は“少年探偵と謎”というテーマに直接リンクしているわけではなく、ページ数も少なく、なぜこの本に収録されているのか趣旨が不明。
    アクセントにはなっているが。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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