あさひやま動物記(1) オオカミの森とホッキョクグマ@旭山動物園 (角川つばさ文庫)

著者 :
制作 : 秋草 愛  今津 秀邦 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 20
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046311016

作品紹介・あらすじ

ホッキョクグマのダイブ、オオカミの遠吠え、ペンギンの空中遊泳、テナガザルのブラキエーション。行動展示で知られる日本最北の旭山動物園。閉園寸前から2006年度に入園者数が300万人を突破するまで、小菅前園長は、36年間毎日、動物のお世話をしてきました。交尾、出産、子育て、病気、そして、死。地球上で綿々と繰り返されてつながる命。絶やさないようにするのは、人間の使命です。"日本版動物記"の決定版!小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  • 旭山動物園館長、小菅正夫氏の動物記。
    8歳次男の夏休み用。
    次男が先に読み私に「シロクマの毛って白くないって知ってた?!」などと自慢(笑)してきたので私も読んだ。

     良い獣と書いて狼、
     空いたペンギン池で飼育したら人気が出たカピパラたち、
     動物園にサルの群れを!育児放棄の母サルに母性を呼び起こすには?
     国内初のホッキョクグマの繁殖とその後。三本足となってしまったホッキョクグマの成長、
     北海道にもキンメフクロウがいた?!
     僕は獣医だから動物には嫌われて哀し~、
     ホッキョクグマの毛は実は白くない!半透明でチューブ型の毛が反射により白く見えてるんだよ、
    …などなど子供向けに動物園のお仕事ご紹介。

    動物園の意義も語られます。
    ただ囲いの中にいる動物を見るのではなく活き活きとした活動を見る”行動展示”、
    は野生と同じ環境で複数の動物たちが共存する環境をつくる”共生展示”。
    行動展示のためにはキリンの餌箱を高い所に設置する試みなど。
    共生展示でもどの動物を強制させるか試行錯誤で、カピパラとクモザルを組んでみたら一触即発状態、アザラシとウミネコは成功…などなど動物園を作るにあたっての試行錯誤。

    動物園の意義としては、野生では生息の場所が少なくなった動物たちを保護していつか野生へ返す、
    繁殖を試み命を次の世代へバトンタッチさせる、
    そのために研究を進める…ということ。
    特に動物の交配は動物園の重要課題で、世界レベルで動物たちを登録し、どの個体とどの個体を娶せれば子供ができるかを情報共有し合っているとか。
    しかし一番難しいのも交配と育児。せっかく雄雌仲良くても交尾に至らない、せっかく子供が産まれても育たない…などなどの苦労、その経験を活かしてその次へ伝えようという努力と。

    生命の強さや脆さ、野生の本能、次世代へ繋げたいという願い。

  • ・ホッキョクグマやカピバラの話がおもしろいので、よんでみてください。
    ・ホッキョクグマのコロの命の物語がおすすめポイントです。

  • ★★★★★
    旭山動物園のことは、園に関わったいろんなスタッフがそれぞれの視点で自分の旭山動物園を紹介していて面白いですね(^^)
    こちらは獣医さんが、動物たちを紹介。
    とくに繁殖の様子や苦労がよくわかります。
    (まっきー)

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著者プロフィール

旭山市旭山動物園前園長、北海道大学客員教授。1948年、北海道生まれ。北海道大学獣医学部卒業後、獣医師・飼育係として旭川市旭山動物園に就職。飼育係長、副園長などを歴任し、1995年に園長に就任した後、閉園の危機がささやかれていた旭山動物園を再建し、月間入園者数日本一を達成した。全国での講演活動も行う。10年以上続けているNHKラジオセンター「子ども科学電話相談」での回答は、ライフワークのひとつとなっている。主な著書に『生きる意味ってなんだろう?』『「旭山動物園」革命』(以上、KADOKAWA)など多数。

「2016年 『ピクサーのなかまと学ぶはじめての科学3 生きもののふしぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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