豆富小僧 (角川つばさ文庫 A き 2-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046311511

感想・レビュー・書評

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  • 娘のお薦めの本。
    初めての京極夏彦作品でストーリーも面白いが何より文章の面白さが良いと思う。くどい言い回し?それが京極夏彦先生の味‼️スタイル❗

  • 京極夏彦の子供向け。妖怪うじゃうじゃですが全然怖くない。読みやすいし面白い。出オチ妖怪(笑)。天気を自在に、という人類最先端技術で利権争う人間たちと、沸いてくる妖怪たちの奇妙なシンクロ。いるけどいない、いないけどいる。イメージと定義と名付け、人間次第の妖怪の世界。

  • 内容的には「ふりだし」と映画の間を行ったような感じ。

    映画に合わせて出版された子供向け文庫(だと思う)だけに、お話の展開は京極作品の中ではかなり分りやすいものに。

    けれど、分りやすいとは言ってもそこは京極作品。
    独特の言い回しとか、妖怪と人間の台詞の兼ね合いとかは、彼の作品をそれなりに読んでないと分り難いんじゃないかなぁ。

    あ、でもお子様って大人が思う以上に柔軟だから意外とイケるのかも。

    オチは多少強引ではあるものの、映画よりしっくりきたかな。自分的には。

著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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