ようこそ、古城ホテルへ(4) ここがあなたの帰る国 (角川つばさ文庫)
- アスキー・メディアワークス (2012年12月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046312792
作品紹介・あらすじ
湖のほとりに建つ古城ホテル『マルグリット』にいる四人の女主人たちは、どんなやっかいごとでもあっというまに解決してしまう-。そんなうわさを聞きつけやってきたのは、新婚ピカピカのお嫁さん!?力を合わせて、なんとか彼女のなやみを解決してひと安心-と思っていたら、亡国の姫君リ・ルゥがとつぜんホテルをやめるなんて言いだして!?四人の少女の、切なくも優しい友情物語、大好評シリーズ第4弾!小学中級から。
感想・レビュー・書評
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従者一人が舞い上がった挙げ句に案の定、という感じ。あのままお別れになってディランとのオチがつかないで終わるのはやや消化不良。姫さまは覚悟もあって毅然としていて良かった。そしてそれに見合う友人たち。やはり古城ホテルにはこの4人の女主人がいないと。ヘンリーも頑張った。ロベールおじさんもなんかもうただのいい人だった(笑)
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亡国のお姫さまの話。
まさか従者が。
それよりも!
ジゼットちゃん…美人です。最強。やっぱり大好きです。 -
ひと段落、ということはこれで終わりだったりするのでしょうか。
話としては、予想通りのリ・ルゥがメインの話。
前半はドタバタですが、何がどうなって気付いたら全力シリアスに。
ぐだぐだ書くより、読んでほしい本です。
最近の本は表紙で得をしたり損をしたりしている気がします。
嫌いじゃないけど。
しかしジゼットさん半端ないな… -
4人一緒だった女主人達が、“それぞれの”生きる道を進むか、否か。
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子供向きレーベルとは思えない辛口な作品。
今回は、滅びた国の元お姫様リ・ルゥが主役。
国が陥落する寸前に、彼女が臣下から与えられた毒の正体が明らかになる。
これで、四人全員の話がそろったのだが、この巻で終わってしまうのだろうか?
もっと続いて欲しいような、切りのいいところで終わるのもいいような、複雑な気分。
地獄の番犬ヘンリーが四人のお父さん気取りなのもかわいい。 -
そして次、お姫様。
背後が背後なので、この問題くるかと思ってはいましたが
予想通り! でした。
属国…あの姫様が? という思いがものすごく。
しかし国を立て直したい、という従者よりも
帰宅してくる者がいる、という所に問題あり、です。
変える場所がない気持ちは、よく知っていますから。
そして最後に、よい所を少しだけもっていった犬様。
けれどそれよりも気になるのは、女装(?)した軍人!
イラストがついているとはいえ、きっちりばっちり上から下まで
眺め見たい! と思ってしまったり。 -
児童書のアリかナシかのギリギリのラインではあると思う。
4人の少女の友情と呼んでしまうには余りにも強い絆。ヘンリーちゃんも大活躍。こいつは本当にいいやつだな。
前の女主人とのやり取りで、彼女たちが認められたと嬉しくなった。 -
この児童文学レーベルでギリギリアウトな描写がたまらないですね。小学校高学年の自分だったら、『もやもやしたもの箱』の中に仕舞いこんで、ある日突然、「ああ、そういう意味だったのか!」とピーンと来て、懐かしく読み返しちゃったりするんだろうなぁ。読み手が大きく成長する合間に手に取る本。子を持つ親として、いつか子の前に上手に差し出してあげたいシリーズ。