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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784046312945
作品紹介・あらすじ
大竜巻に巻き込まれ、犬のトトといっしょにオズの国へ飛ばされたドロシー。大魔法つかいオズに家へ帰してもらうようお願いするため、旅に出たドロシーは、その途中で不思議な仲間たちとであい…!?
みんなの感想まとめ
夢に向かって冒険するドロシーとその仲間たちの物語は、単なる子供向けのメルヘンではなく、深い寓話性を持っています。彼らはそれぞれのコンプレックスを抱えつつも、助け合いながら未知の世界を切り開いていく様子...
感想・レビュー・書評
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オズの魔法使い、柴田元幸さんの新訳。
オズの魔法使いは、絵本的なイメージがあり、メルヘンチックな幼児向けな話がしていたけど、きちんと小説を読んでみたら、思っていたよりも複雑な話だった。
小学校中学年以上向けというのもうなづける。
寓話的な話であることが印象的。
夢に向かっていたアメリカで書かれた話。
コンプレックスだらけの弱者たちが協力し助け合うことで未知の世界を開拓し、成功する。
皆が足りないと思っている能力は、実は皆の中にある。
経験と自信を得ることで、自分の力に気づき、堂々と振る舞えるようになる。
カラフルな色の表現。(これは映画版でも大きな効果)
カンザスは「なにもかも灰色」
エムおばさんは棒みたいにやせていて絶対に笑わなかった。
希望のもてない現実の中で、ドロシーは笑顔が絶えない。
トトも「灰色ではなく黒色」目が輝いている
エメラルドの街
物語後半で分かるが
メガネをかけることでエメラルド色になっている。
街までの道は黄色のレンガ
ドロシーの服装
青と白のギンガムチェックのワンピース
青はマンチキン、白は魔法使い
かかしがドロシーから経緯を聞いて言う言葉
「わたしにはわかりませんね。どうしてあなたがこのきれいな国をはなれて、そのカンザスっていう、乾いた灰色の場所に帰りたいのか。」
そして、スーパーアイテムは
金の帽子、銀の靴
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原作よりも、ジュディ・ガーラントの映画のほうで話を知っている人が大多数と思うんですが、かつて子供向けにリライトされた本を持っていたことがあり、西の魔女のグリンダがシャボン玉に乗ってないことに衝撃を受けた記憶が微かにあります。
原書を片手に柴田さんの翻訳技術を堪能し、最近新刊を出してくれない(笑)吉野さんのイラストをたっぷり愛で、子供向けレーベルとはいえ、本好きには割りと堪らない1冊だと思うのですが。どうでしょう?-
「柴田さんの翻訳技術を堪能」
オズが公開されるからでしょうけど、角川は奮発したのか、子ども向きと大人向き?の二つを出してる。柴田元幸の訳文が...「柴田さんの翻訳技術を堪能」
オズが公開されるからでしょうけど、角川は奮発したのか、子ども向きと大人向き?の二つを出してる。柴田元幸の訳文が、どの程度違うか気になるし、 吉野朔実のイラストも気になる(当り前だけど表紙は違う)。小学館から出た江國香織:訳、植田真:イラストとでは、どちらに軍配が上がるかな?
2013/03/13
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小さい頃映画を一度観ただけで、ほとんど覚えていない状態で読んだ。面白かった!
脳みそがほしいかかし、心臓がほしいブリキの木こり、勇気がほしいライオン、と仲間がみんな個性的。訳者解説で、ドロシーは家に帰るため、他は欲しいものを手に入れるため「仕方なく」冒険していると書かれていて面白かった。
展開がテンポ良く進むのも心地良かった。西の魔女があっさり死んだのは驚き。
オズの魔法使いの正体も驚きだった。
意外性が散りばめられているのも面白さの理由かも。 -
大きな竜巻に巻き込まれて、不思議な国へと飛ばされてしまったドロシーとトト。偉大なる魔法使い・オズに頼んで、カンザスへ帰らないと! 道中仲間になった脳みそが欲しいかかし、心臓が欲しいブリキのきこり、勇気が欲しいライオンと共にドロシーたち旅人一行、様々な困難を切り抜けてエメラルドの国を目指す! 世界中で読み継がれる冒険ストーリー、つばさ文庫で登場っ
長年生きておきながら、お恥ずかしながらオズの魔法使い、大体誰が主人公で何が出てくるか、はわかってたけど、どういうお話なのか、実は去年、プロジェクト杉田玄白っていう翻訳小説がweb上で読めるサイトで読むまでほっとんど知らなかったです。ライアーソフトの紫影のソナーニルがオズをモチーフの一つとして持ってることもあってやっぱちゃんと読んでおかないとなあ、と思い読んでみたら……もーこれが本当感動するお話で。勿論子供向けに書かれている話だし、基本ファンタジーなのでユーモラスなところとかなんじゃそら、ってところもあってそこは笑うんですけど、みんなの欲しいものって結局みんな既に持ってたりするところとか、特に感動したのはドロシーがずっとカンザスに帰ることを願っているところ。これはブログでも書いたのですがオズの国の方がずっとずっといいところなのに、あんなひどいカンザスに帰りたいって言うの。ドロシーのカンザスへの想いは“大切なものは夢の中じゃなくて現実にある”ということ、かかし達の欲しいものについては“自分の大切なもの、欲しいものはすぐ傍にある”ということを教えてくれているような気がしたのです。後書きで訳者さんが紹介してくれた人の言葉とほとんど同じこと言ってるような…だからこそ、長い間読み継がれているんだなあと。
しかし改めて本で読んでみて、ドロシーのさばさばしすぎなところはかなり笑えたりw きこりやかかしのことどうでもよくて早くカンザスに帰りたいって思ってるところねw でもみんなめいめい自分のことしか考えてないんですよねw すごいw 挿絵は絵本のようなイラストで素朴な感じが作品の良さを引き出してくれたと思ってます*
今度公開になるのは前日譚にあたるわけで、あんまり興味なかったんですがこれ読んでいたらあのちっこいおっさんがどう偉大なる魔法使いになってったか結構気になってきたので見ようかなあ。本当はブロードウェイのウィケッド(ウィキッド?)が見たい! でもDVDとかないので…うう、本場は無理だけど劇団四季とかが再演してくれないかなあ。わたし悪役と善役の交流、前日譚ってすごい好きなんですよ…しかも女同士だし…西の魔女と南の魔女グリンダのおはなし…すごい気になる…見てみたいよう(´;ω;`)
著者プロフィール
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