- KADOKAWA (2014年7月15日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784046314079
作品紹介・あらすじ
小学四年生のみどり。おばあちゃんの病気をきっかけに、原爆のことを考えはじめるが……。現代の小学生の目線で原爆を追体験する書き下ろしストーリーと、実際に原爆を体験した人たちが作った原爆詩20編を収録。
みんなの感想まとめ
戦争の悲惨さと平和の大切さを深く考えさせられる物語が描かれています。小学四年生のみどりは、おばあちゃんの病気をきっかけに原爆について調べ始め、自らの名前の由来を知ることで心の成長を遂げます。物語の中で...
感想・レビュー・書評
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R3.12.24 読了。
おばあちゃんの願いは、ある日、学校で自分の名前の由来についての作文の宿題を出されたみどりが、名前をつけてくれた広島のおばあちゃんに話を聞かなければいけなくなり…。そんなおり、広島のおばあちゃんが倒れ、おばあちゃんが今でも原爆症で治療していることを知る。みどりは原爆について調べ、戦争の悲惨さも学んでいく。
そして、自分の名前の由来をお父さんから教えてもらい、おばあちゃんへの想いも変化していく。
とても短い文章ですが、戦争や原爆の怖さや悲惨さなど痛いほど分かります。みどりの心境の変化や成長が、救いでした。
原爆詩集は、戦争の最中に広島に落とされた原爆の怖さや広島の街のいたるところに広がる遺体と焦土、死臭や腐敗臭、人々の水を求める呻き声など、まるで地獄のような世界、人々の悲しみや憎しみ、悔やみ、嘆き、その中で懸命に生きようとする人たちが、この中の数々の詩に描かれている。
戦争を知らない子供たちにも戦争や原爆がない世界で、平和で何気ない日常の生活を送ってもらうためにも、このような本から知ってほしいと思う。
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被爆の痛み、未来へつなぐ 吉永小百合さん、命の朗読 聞き手・岡本玄、核と人類取材センター(PDF)
http://nenkinsha-u.org/04-youkyuundou/pdf/yoshinaga_hibakunoitami1408.pdf
ヒロシマの風 伝えたい、原爆のこと | 本 | 角川つばさ文庫
https://tsubasabunko.jp/product/321402000224.html
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自分の名前が好きではない、小学4年生のみどり。
広島に住む、おばあちゃんの病気がキッカケで、お父さんと共に横浜から広島の病院へ見舞いに行くことになった...。
その後、みどりは、原爆のことを調べたりすると共に、おばあちゃんが名付けてくれた『みどり』と言う、自分の名前の由来を知ることとなる。
そんな、みどりとおばあちゃん、そしてお父さん達の心ぬくなる、お話。
ある日の平穏な生活が、原爆投下によって一瞬で変わってしまった1945年 8月の広島。
第1部の『物語』、第2部の『原爆詩集』の構成によって、戦争と言うものの凄まじさ、耐えがたい苦しみ、哀しみのなかで、なお必死に生きようとする人間の心の叫び...をこの本は伝えようとしてくれている。
物語、写真、そして詩集を介し戦争の恐ろしさがひしひしと伝わった。
そして、平和な日々を過ごせることのありがたさを改めて感じた。
戦後ちょうど80年を迎え、戦争や原爆のことを知らない世代がどんどん増えてきたのではないかと思う、現在の2025年。
平和な日々を過ごせることがどんなにありがたいことなのかと言うこと。
二度と戦争は繰り返してはいけないと言うこと。
日本は唯一の被爆国であり、現在進行形で原爆症で苦しむ人が大勢いると言うこと。
これらのことが、この児童書を読んで心に残った。
戦争を風化させないよう、世代を超えて伝えていくべきと強く感じた。
子供、大人問わず多くの人に、一度は読んで欲しい、読むべきと思えた一冊でもあった。
最後に、
世界中の戦争が一刻も早く収まり終息すること。
そして、この様な戦争を伝える本が世界に向けて発信されることを期待すると共に世界が平和であることを願いたいと思った。-
2025/07/26
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2025/07/26
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2025/07/27
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8月6日、読みます。伝えましょう。
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詩には「助けて・・・!」という思いがとても伝わってきました。
広島の原爆のことがよく分かりました。 -
わたしの名前は、広島のおばあちゃんがつけたもの。おばあちゃんのこと、嫌いじゃないけど少し苦手。「みどり」なんて古臭い名前、本当は嫌い――みどりが自分の名前についての作文に悩んでいるある日、おばあちゃんが倒れてしまう。父と共に広島へ向かうみどり。おばあちゃんのいる病院は“広島赤十字原爆病院”だった――ずっとずっと前の日本と世界がどうなっていたのか、そして七十年前の夏、広島で何が起きたのか。「みどり」と言う名前に込められた祈りとは。現代の小学生の目線で原爆を追体験する書き下ろしの一篇と実際に原爆を体験した人々による“原爆詩”の20篇を収録。日本を代表する女優・吉永小百合さんの平和への願いがこめられています。
アンネの日記を読んでかなり気持ちがロスってしまい、とても普通の読書に戻っていける感じじゃなかったのです。続けて戦争のものを読もうと思いましたので、今年の夏に買って積んでいたこちらを読書。前半はオリジナル小説となってて、後半は広島原爆の被爆者の方々が戦後間もない頃に発表した詩が何編か収録されています。特に感動したのは「生ましめんかな」ですねえ……小説の方には平和資料館に展示されている原爆の熱線によって破壊された品々や当時の写真なども収録されています。お話の方は大人にも響く話で、つばさ文庫を読む本当に若い子供達の世代にもきっと何かを残してくれるんじゃないかと、そう祈ってます。ほんとに、私の弱い話で……はい、読んでいて泣きましたよね普通に……
作中で「日本が戦争をしないでいるのはとても難しいことだったんだよ」っていうお父さんの言葉にも頷けるし、それに対してみどりが「だからって戦争をしていい理由にはならない」って返すのにもハッとしましたよ。読んでいてつくづく思ったのは、人間が生活を、人生を営むうえで本当に一番大事なものは(アンネの日記を読んでいても思ったけど)日常の些細なことに対しての喜びだとか楽しさだとかで、いっそ苦しみとか怒りとかも、悪いものすべてをひっくるめてそういう普通の生活が送れることなんだなと、それが幸せで、誰も奪っちゃいけないんだなあって思いまして。そのことを大事だな、ああ幸せっていいな、って思える心や精神の余裕をなくし、人間としての尊厳さえもなくしていくから――人間が人間じゃなくなっていくから、戦争はいけんのだろうと思います。その最たる悪が、太平洋戦争では二つの原爆であり、第二次世界大戦ではホロコーストだったのだろうと思います。 -
内容 前半は、自分の名前の由来を調べるうちに被爆者である祖母の戦争体験を知り、考えを深めていく少女のお話。後半は原爆詩集。
感想 前半は、(今の子の祖父母は戦争体験をした世代ではないと思うけれども、)現代っ子が自然に入っていけるお話になっていてとても良かった。人は戦争をなぜするのか、父親と話し合う部分はちょっと浅いけれども、小四という主人公の年齢からすると致し方ないか。戦争は絶対にしてはいけない、ということを心に焼き付けることが子どものころには特に大切なことかと思う。後半は大人も胸を打たれる詩集。子どもには強すぎるメッセージかもしれないが、敢えて載せたことを評価したい。 -
ヒロシマと原爆について、主だったものはたいてい入っているので、一冊買っておくといいでしょう。
活字も新しいし、安いしね。
学校、買い!
2020/07/31 更新 -
こんなことがあったら、
やだなあと思いました。
著者プロフィール
男鹿和雄の作品
