新訳 思い出のマーニー (角川つばさ文庫)

制作 : 戸部 淑  越前 敏弥  ないとう ふみこ 
  • KADOKAWA/角川書店
4.20
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本棚登録 : 58
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046314321

作品紹介・あらすじ

わたしはアンナ。両親はいない。誰もわたしを好きじゃないし、わたしだって誰も好きじゃない。だけど、しばらく過ごすことになった海辺の村で、生まれてはじめて大好きな友だちができた!マーニーはきれいな金髪の、とても不思議な女の子。わたしたちが仲良しなことは、二人だけのひみつだ。けれど、嵐の日、マーニーは消えてしまい…!?二人の少女に起きた魔法のような奇跡。愛と感動あふれる運命の物語!小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  • 良い作品とは知りながら、実は岩波少年文庫では途中で挫折・・・orz
    ジブリで映画化すると言っていたので、
    なんとか読みやすい新訳が出ないかと期待していました。

    そしたらやっぱり!
    つばさが新訳で出版してくれました!

    つばさ文庫の訴求力でもあり問題点でもあるイラストについては一旦よそにおくとして、
    リーダビリティーから言うと、
    とても読みやすく書かれていて、これなら今時の小学生にもすんなり読めると思います。
    格別に品のある書きぶりではないものの、
    平明な今風の文体で、翻訳物に多かった抵抗感はないと思われます。

    主人公のアンナのように心に壁を作って頑張っている女の子は少なくないはず。
    そういった子が感情移入して読んでくれると、
    忘れられない読書になると思います。

    舞台も夏休みであることだし、
    夏休み中の読書に絶賛めっちゃ推しです!

    追記:今みたら角川文庫でも同じ訳で出版しているようですね。
    アニメ風のイラストがイラッとする人は角川文庫が良いかもしれません。

  • 入り江の風景と孤独なアンナの心情が重なり合うファンタジー。
    イラストが現代っ子すぎる感じだけど、今の子にはそれが読みやすくていいだろうなぁ。
    岩波版等とも読み比べてみたいです。

  • 図書館
    映画みたので原作も読んでみました。結構原作に忠実に映画化してたんだなぁ…
    もちろんイギリスから日本に舞台が変わったりリンジー家の兄弟が人数減ったり、あとサンドラの性格は映画のほうが格段にいい子ですね。

  • みんなは円の内側にいて、わたしは、「外」にいる―ー誰もわたしを好きじゃない、わたしだって誰も好きじゃない。けれども、孤独な少女アンナが療養先で出会った少女は、彼女に出来た初めての大好きな友達だった! 不思議な湿地屋敷に住まう少女・マーニーと友情を育むアンナ。互いに「世界で一番大好きな女の子」であることを、友達であることを嬉しく思っていたはずなのに、ある嵐の日、マーニーはアンナを置いて消えてしまった…? 孤独なふたりの少女。けれども本当は、誰にも奪えない、大切な繋がりが… 今夏映画化で話題の作品、新訳で登場!

    先に映画を見て、その映画がすごく良かった! ので、買っておいた原作をどんな感じかな~とわくわくしながら読み始めました。思っていた以上に映画は原作を崩してなくて(あくまで私個人の見方でだけど)うまーくアレンジしてるところがまた高評価です。ってこれは映画のことじゃないかw 映画だとちょいとネタバレになるのですが、マーニー編とプリシラ編が同時に交互に起こる感じなのでちょっとわかりづらかったとこがあったけど、あれはあれでかえって良かったかもなーと。謎が謎を呼ぶ感じがしてたまらん人にはたまらん。
    って映画についてばかりだ。翻訳作品は結構久しぶりで(年末に読んだぶり)この文体とかこのリズムとかあ~翻訳だなあ、とか浸ってました。あと訳者の方が金沢出身の方だった。ペグさん夫妻の描写もリンジー家の描写もいい~
    ここから思い切りネタバレなんですけど、なんでマーニーはアンナの祖母でなくちゃならなかったのかとちょっと考えたけど、でもアンナが友達になったマーニーはあくまで“友達”、女の子としてのマーニーだよね。実は祖母でしたっていうのは「実は」ってだけで、そんなに大した情報ではないのよなと(重要ではあるし、血の繋がりっていう大きなものが胸を熱くさせるわけだけど)
    「祖母だから」現れたわけじゃなくて、マーニーとアンナだけに通じるものがあって出逢うべくして出逢ったんだよねあの二人はさ。互いの孤独を照らし合う(互いに幻(思い出)としての)最高の友だちだったのではないか、と思います。マーニー編が終わってプリシラ編に入るとどんどんマーニーのことを忘れていくアンナが切なかった(´;ω;`) 何かあったんだけど何か思い出せない…私の好きなやつや…

  • 10年ほど前に、岩波の旧約版を読んだことがありますが、今回、映画化をきっかけにこちらの新訳版を読んでみました。
    とても読みやすい訳で、風景も目に浮かんできます。
    愛情を疑うことしか知らなかったアンナが、さまざまな経験をし自分の生い立ちを知り、たくさんの人に愛されて育ってきたことを実感する。そして、閉ざされたアンナの心が開いていく様は感動的です。

  • ネタバレのブログで見てから読んだ。
    ヒトの思考って、世界・時代共通なところがあるのが面白いなぁ。

  • 読みやすくて、良かった♪
    映画も見たけど、舞台のイギリスを、上手に日本に移しています。
    本を読むより、感動した。

  • ジブリとちがって、舞台はイギリス ノーフォークストーリーはだいたい同じ。幼少期に親の愛情を受けられるかどうかって、その後の成長に大きく影響するものなのだなーと改めて思った。子供の頃に読んでいれば別の感想だっただろうけれど。マーニーと過ごした日々が夢の中のように素敵でした。人の輪の外にいるといつも感じていたアンナは、マーニーと過ごした時間で心をほぐされ、リンゼイ一家との地に足の着いた付き合いで成長を遂げました。リンゼイ一家は絵にかいたような良い家族だし、養母さんもおばさんもアマリンボーもみんないい人たちで、本当は沢山の愛情に囲まれて過ごしていたのです。

  • 新訳です。

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著者プロフィール

1910年-1988年。イギリス、ハムステッド・ガーデン・サバーブで子ども時代をすごす。主な作品に、『くまのテディ・ロビンソン』シリーズがある。

「2014年 『思い出のマーニー 徳間アニメ絵本35』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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