いみちぇん!(4) 五年二組のキケンなうわさ (角川つばさ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046315175

作品紹介・あらすじ

わたし、モモ。シュミは書道、愛読書は漢字辞典! のスーパー地味系女子。そんなわたしだけど、誰にも言えないヒミツがあるんだ。それはイケメン男子矢神くんと一緒に、世の平和を守るお役目があること。怖いこともいっぱいあるけど、みんなのためにお役目がんばります! 
クリスマス目前、うちのクラスにカップルが誕生したんだ。でも、それからクラス中が恋愛ムードになっちゃったの。すると、わたしと矢神くんが付き合ってるっていうありえない噂が、学校掲示板に書かれちゃって!? 根も葉もない悪い噂のせいで、学校中どんどん邪気がただよいはじめて…って、もしかしてマガツ鬼のせいなんじゃ!? (小学中級から)

感想・レビュー・書評

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  • モモちゃんかわいい。絵もかわいいし、中身もいい子だから、陰でモテるのも当たり前だよね。
    千方先輩が、マガツ鬼だけど何気にかっこいい。

  • 「うわさ」というのはとても「キケン」だと思った。

  • 地味系女子のモモが勇気を出して色々なことをしていたのが、すごいなと思いました。

  • モモちゃんが飼育係の仕事をしているときに、陽太くんがモモちゃんに、「モモって呼んでいい?」っといっていたし途中で、「パートナーは本当は、モモがよかったけど…」っていってたので、陽太くんもしかして、モモちゃんのこと好きなのかなって思ったらそのとうりでした。モモちゃんみたいな地味系女子なのに、以外と好きな人もいるんだなと思いました。

  • 一組のカップルが誕生したことで色めき立つ五年二組でクリスマスパーティをすることに!そこで実行係になったモモちゃん。夏海くんに告白されたりと内容盛りだくさんな④巻!
    千方パイセンのビジュがめちゃくちゃ良かったです。
    宇田川さんの夏海くんへの向き合い方と自身の気持ちとの向き合い方がとても素敵だと感じた。

  • 超強敵なインターネットの悪意。
    ただ、救いは対象が限られていたということだろうか。
    クラス内で留まっているなら、実際にみんな自分の言葉と頭で考えることができる。
    姿の見えない悪意は本当にどうしようもないから。

  • 仕事が混んできたので、読むペースがグッと落ちました・・・。(;^ω^)
    ゆっくり読めばいいんやけど、返却期限があるのでついつい走って読んでしまう。勿体ない。
    それやったらようけ借りひんかったらええのにね。つい欲張ってしまって。

    さて、そんな状況でも、ササッと読める女子児童向けシリーズ。
    侮るなかれな面白さで、今日もひじょうに楽しみました。

    今回はラブ色が強くて、まさかの陽太くんの告白・・・とか・・・。
    からの、矢神くんの嫉妬・・・とか・・・。

    モモちゃんの鈍感っぷりがなおいっそうキュンキュンとなるこのお話やったけど、庫裏パ・・・じゃなくてクリパ(いうか、こんな単語・・・!)の準備が云々となるあたりまできてようやく

    「あれっ、お役目は?」

    と、思うくらい、今回はフワッフワに浮ついてたよ(笑)。
    誰が好きとか、誰が気になるとか、モジモジしてるんやけど、著者の書き方やとそれが全然鼻につかない。
    むしろ、カワイイのぅ、と、思うので、現役の女子小学生、女子中学生たちはさぞキュンキュンするやろうね!

    だって、
    「おれのしらないトコで他の男と話すなんて気に食わない」
    やで!?

    これが矢神くんにいわれるからキューン!! と、なるけど、台詞だけ見たらすんごい病んでるから。
    すんごい束縛系やから。イヤァ、キュンと束縛って紙一重やな。
    意中の相手に言われるんとちゃうかったらほんま勘弁してくれってセリフやもんね・・・。

    その後マフラーをモモちゃんに巻いてあげるとか(そ、束縛プレイ!?)、矢神くん結構すごい。
    あれっ、ちょっとキャラ設定面白いなそれ!?

    クールなイケメンと思わせといての病んでる系のキャラとか、すごいなそれ! ←オバチャンの妄想


    今回、フワッフワな内容やった反動か(?)次作はお役目関係で展開がある様子?
    ミコトバの里が舞台になるとか、千方先輩の秘密が明らかになるとか、かなり面白そうです。

    もちろん、モモちゃんと八神くんの関係性も気になるけど、ミコトバヅカイとしてアレコレ活躍してくれたら、面白いな。
    ちゅうか、ミコトバヅカイの(お役目の)色が濃くなるととたんに桑原水菜氏っぽくなると思うんやけど(べつにいいけど)。

    また、著者は角川ビーンズ文庫でも書いているようなので、そちらも読みたいなあ。


    主役のモモちゃんは引っ込み思案で、書道が好きな女の子。
    愛読書が「難解漢字辞典」だかなんだかっちゅう、ある意味パンチのある子なんやけど、きっと著者も、漢字辞典が好きなんやろうなあ、と、思う。

    そう思えるくらい表現が丁寧できれいやし、心理描写に至ってはゆるやかに核心をついてくる。
    ぐさっとこられると、たとえそれが正論であっても読むのに体力がいるのに比べ、著者の書き方はほんとうに優しくて、読みやすい。

    もちろん前者のような表現が読みたいときもあるし、どちらも面白いけれど、私はこの著者のやさしさが好きやなあ。


    今回、「蛾」を「我」に変えたことによる展開とか、そもそもモモちゃんが作ったねぎとにんにくで料理をしようとしていた矢神くんの伏線とか(何の料理をするつもりやったのか・・・)(ちゅうか、にんにく臭くてええんかな、矢神くん・・・)、内容ももりだくさんでした。

    宇田川さんのファーストネームが公式になったのも地味にうれしい!
    朝子ちゃんやって、可愛いー。昭和生まれには覚えやすい名前で、いいな。最近また、「○○子」ちゃんってよく登場するよね(本で)?

    あ、それって、私ら世代の作家さんが書いてはるからか(笑)?

    (2016.11.28)

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著者プロフィール

横浜市在住。第2回角川つばさ文庫小説賞で金賞、第12回角川ビーンズ小説大賞で奨励賞を受賞。

「2017年 『「いみちぇん!」式 小学校で習う漢字1026文字攻略ドリル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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