世にも奇妙な商品カタログ(1) インスタント死神・友だちクジ他 (角川つばさ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 167
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046318664

作品紹介・あらすじ

【衝撃の連続!!】


その日、真白は家出した。
あまりにテストの点数が悪すぎたからだ。

  あ~あ。
  両親の記憶から、テストのことが消えてくれたらなあ……。

そんな空想を広げていると。
ふと、真白の目に、ショッキングピンクのど派手なパーカーを来て、トランクを引く眼帯の少女が飛びこんできた。
彼女がいなくなった後、そこには真っ黒な本と小箱が落ちていた。
気になって手にとってみると、ソレは何やらあやしい名前の商品が並んだ【カタログ】だった――。

「インスタント死神」
「友だちクジ」
「処刑セット」
「冬しか買えないアイスクリーム」
「??金魚」
そして「記憶消去ボタン」

これは一体どんな商品!?

……使うと必ず予想外の結末が! ワナだらけの危険な商品カタログ!


【あなたの予想は必ず、裏切られる】

感想・レビュー・書評

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  • 買った人が最初はいいな、買ってよかったと思っていたけど、どんどん失望していく話です。私は「インスタント死神」が面白いと思いました。

  • めっちゃ面白かったです。
    絵がかわいい!
    個人的には、「??金魚」が好きでした。
    最後があっと、驚くような話ばかりで、そう言うのが好きな私にとっては、すごくお気に入りの一冊でした!

  • 「処刑セット」が一番怖い。買った主人公の勇気は、すごいな〜

  • 家出を目論む真白は、不思議な少女がトランクの中に入り込み、忽然と消える様を目撃した。驚いた真白がその場に駆けつけると、不気味な黒表紙の本が落ちていた。中身を見てみると、それはどうやら商品カタログのようだが……? *** 雰囲気としては「アウター・ゾーン」「バベルハイムの商人」といった感じ。この世にあり得ない不可思議で便利な道具を紹介し、それを実際に利用した人間の顛末が書かれた短篇集。道具の利用方法は非常に限定的で、出てくる人間のために用意されたとしか思えないほどの品々ばかり。登場人物の欲求にしっかりと応える魅惑的な商品ばかりのため、どんどんのめり込んでいく様がおそろしい。葛藤するもの、欲に呑まれるもの様々出てきたがどれも破滅的な最後を迎えたり、絶望的な結末を迎えたりした。児童向け書籍ということなので、一遍一遍が非常にシンプルに書かれているが、よくよく考えると凄まじい展開ばかりだ。何回か登場人物が助かるであろう分岐点はあったが、欲望にかられ、あるいは妄想にかられ突き進んでしまった。その様子はまさに人間らしいが、それにしても容赦がない。

  • 絵が可愛い❤️

  • あなたはこの本の読者のつもりでいるかもしれないけれど、本当は商品の購入者なのかもしれない。

  • 私はホラーがすごく苦手だけどこの本は楽しめました。
    最後の物語で「そういうことかー」と納得できました。

  • 「インスタント死神」、「友だちクジ」、「処刑セット」、「冬しか買えないアイスクリーム」、「??金魚(赤)」、「試供品 記憶消去ボタン」

    どうせ後味の悪い話が多いんだろうな〜。
    でも、こういう話は気になるので、つい読んでしまう。
    と思っていたら…。

    本当に思ってたのと違った、がっかり、な話、結末が多くて新鮮に感じた。

    賞品カタログを女の子が拾って、それを読む、という感じで話が進む。

    「インスタント死神」
    オチがもはやギャグ。
    言われてみればそういうことになるのは予想はついたはずではあるけれど…。

    「友だちクジ」
    これも、嫌な予感的中なオチ。

    「処刑セット」
    取扱説明書を読まないのが悪いけど、商品としては残念…。
    まあ確かにそうだけどさ…。

    「冬しか買えないアイスクリーム」
    ちょっと後味悪い。

    「??金金魚(赤)」
    オチがギャグその2。


    「試供品 記憶消去ボタン」
    本が開いて扉みたいのがどんどん開いていっている…ってよくある設定かもしれないけれど、最近どこかで見たような…。

  • つばさ文庫・その8

    つばさ文庫です。

    2019/03/14 更新

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著者プロフィール

作家。著作に『お近く奇譚~カタリベと、現代民話と謎解き茶話会~』(メディアワークス文庫)がある。

「2023年 『世にも奇妙な商品カタログ(11) 取り消せるこづかい帳・生まれ変わりタマゴ他』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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