- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046526137
作品紹介・あらすじ
現歌壇において人気、実力ともに第一線にいる歌人が一堂に揃い、短歌の基本、作歌法、鑑賞法、短歌独自の用語などをわかりやすく解説。短歌の魅力から、作歌の基本、表現法など、多彩な例歌ですぐにマスター。
感想・レビュー・書評
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やはり創作をする上では、いかに日常生活の中で心のアンテナを張って、心の動きを丁寧に感じるかが大事なんだなと再確認。
基本的な技法を学ぶことも大切だけれど、まずはそこからかな。
ざっくりとしか読んでいないので、また再読します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オムニバス形式なのが難点。藤田湘子の『20週俳句入門』のような快作ではない。
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「決定版」は大袈裟ですが、良い意味での教科書的な内容でした。
短歌の作り方に関する本編だけでなく、付章として「三分でわかる短歌史」や「読むべき歌集歌書リスト」が付いているのも、初心者には役立ちます。
この本を読んで強く気付かされたのは、次の内容です。
・「歌を詠む時、重要なことは『不要な説明の部分を削り落とし、できるだけ詠嘆を抑え、最低限の描写を入れること』である」(高野公彦氏)
・「とかく詠みたい素材を第一句に据える人があって、唐突で頭でっかちになりがちになる点を留意して下さい」(篠弘氏)
・「正岡子規が『頭重脚軽の病』といったのも、意味ありげな語句や強い心情をあらわす語句が、いきなり初句や第二句に置かれているような不安定な歌に対しての否定的評言でした」(島田修三氏)
いずれも私の苦手とするところであり、私には果たして歌など作れるのだろうかと思ってしまいました。