本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784046526144
作品紹介・あらすじ
短歌に必要な文語文法を、豊富な実作例を基にわかりやすく解説。短歌実作者に必携の一冊。
感想・レビュー・書評
-
歌を詠む人なら一度は文語での作歌を試みた事があるかもしれない。私もその一人。
文章は硬く少しとっつきにくさを感じたが、動詞、形容詞、助動詞、その他助詞や特殊表現にいたるまで解説。
動詞を名詞化するク語法“~らく”や、難しいという意の“がたなし”等々、万葉時代に使われて平安期には古いとされた表現が現代短歌で使われているのも面白い。
文法例として名だたる歌人の短歌が引用されており、名歌鑑賞としても楽しめた。
欲を言えば、引用作の口語訳があればよかった。作歌だけでなく鑑賞するにも古語の知識が必須であるということであります。勉強します。
高校生向けの参考書『百人一首で学ぶ文法 https://booklog.jp/item/1/4880092568』『必携 古典文法ハンドブック https://booklog.jp/item/1/4860667832』と併せて読むと理解が深まった。
文法は時代によって変遷があったり、歌人があえて文法的には誤りともいえる表現を用いていることもあるようだ。(“馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ/塚本邦雄” 本来、仮定助詞“ば”は未然形接続なので“戀ひば”となる。)
間違った表現を知らずに使うのも避けたいが、かた苦しく考えず、まずはどんどん文語表現を取り入れてみながら学んでみてもいいのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学生時代は古文、古文の文法も特異だったのに、随分忘れてしまっている事に気がつかされた。
作歌に必要な範囲に絞り込んで、文法の細かいところに踏み込むことは避けてくれているのがありがたい。
用例として引用された名歌は出来るだけ近現代のものが揃えられており、大変参考になった。
著者プロフィール
今野寿美の作品
本棚登録 :
感想 :
