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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784046532213
作品紹介・あらすじ
シャンゼリゼ、ブローニュの森、アパルトマン――。資本主義の発達と共に娼婦たちは街を跋扈しはじめた! 娼館の外に出た高級娼婦と私娼、ヒモや女衒、男たちの生態とメカニズムを、小説や資料を駆使して描き出す。
感想・レビュー・書評
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娼婦とヒモの関係が、さながら「DV 夫から逃げられない嫁」のようだ。
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文章は読みやすく、なぜちゃんと職のある女の子たちが娼婦への道を歩むのかがわかり、目からウロコでした。しかし、この本は殆どが、様々な小説の引用なので、様々な娼婦のシーンを楽しめますが、登場人物の名前の多さに疲れました。「ナナ」は読んでみたいです。
当時の写真や、絵は魅力的だったので、もう少し欲しかったです。 -
歴史
社会 -
メゾン・クローズ(公認娼館)と吉原を
比較しながら読むべし。
ただ、女性からしたら、無茶苦茶しんどい内容(^^; -
前作の「パリ、娼婦の館」を読んでから読むべきでした。
フランス革命以後の時代(第二帝政期等)が分かってると流れが掴みやすい。
文体は相変わらずのすんなり入ってくる感じで読みやすかったですが、文字ばかりで資料は少なめ。 -
情報として興味深かった。鹿島氏の視点には馴染めなかった。
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これは超面白い本!
パリの私娼と公娼、メゾン・ド・クローズなどについて書いてある本。
著者もなかなかの変態だな!ということが分かる本でしたw
下級娼婦が高級娼婦となる時には、パトロンからお金だけではなくて「文化」を得る必要があった、とか、銀座のホステスにも通じるものがありますよね。
女は、安売りするべきではないのだ!中身がともなっていなかったとしても、高く売ろうとすることも大事なのではないかと。
傲慢になるのではなくて、卑屈にならないということ。
自分の価値を信じること。
そして「それだ!」と膝を叩きたくなった部分が以下。
「『減るものじゃなし!』という勿れ!性器は減らないが、心の減りは一度でも売春に走ったら、永遠に埋まらないのである。」
こんなこと、男性で書ける人ってすごく珍しいと思う。
女は誰でも、自分の「肉」としての価値に葛藤を覚える。
この著者は文章もうまいし考察も素晴らしいと思います。
他の本も読んでみよう。 -
こういった本は読みづらくて面白くない場合が多いのですが、柔らかい語り口でとっつきやすく、娼婦ひとりひとりの物語を読んでいるようで飽きさせません
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専門書なので時間がかかると思ったけど2時間ぐらいですぐ読めた。
18〜9世紀は娼婦になってしまう人が多い。そのような人々が今も昔も文学の中心になっている。
この本を読むとゾラのシリーズを読みたくなり、今『居酒屋』を読んでいる。 -
仏文学の鹿島教授の書かれた、歴とした学術書であり、19世紀から20世紀初頭にかけてのパリの文化を知る上で、貴重な文献であるwww
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少女を娼婦へといざなう環境、高級娼婦への道のり、娼婦という存在。
この本は、男たるもの誰でも関心をもつであろう「娼婦」という女、あるいは文化面でのセクソロジーを学ぶには、読みやすくておもしろい本と思う。
特に娼婦にとって必要不可欠なヒモという存在についての章がおもしろい。
そこで良いヒモの条件が紹介されているが、どうやら自分は良いヒモとはなれそうにない。
この本の唯一の欠点は、電車など公共の場で読んでいると周囲の視線が痛いということである。その理由は、タイトルもそうだが、革製のムチを握っているパリの娼婦が表紙を飾っているせいである。 -
パリの娼婦について、家計簿、ヒモ、高級娼婦への分れ道など興味深い内容。
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この本の中でも多々引用されている、コルバンの「娼婦」とデュシャトレの「十九世紀パリの売春(邦題)」を読んでいれば大体カバーできる内容ではあるような。
前者は内容が詰まっていて(ただしメインは第三共和制から以後について)後者は19世紀前半当時の視点ということも手伝って、いきなりそこから読み始めるのは…と思うのであれば、わかりやすくまとまっている分、先にこの本を読んでみるのもいいかも知れない。
それに、鹿島茂独自の部分も少なからずあるので、その辺りはやっぱり楽しめる。
もしかしたら鹿島さんの『パリ、娼婦の館』を先に読んだ方が流れとしてはいいのかな。ただまだ未読なんだけど。
著者プロフィール
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