風景

著者 :
  • 角川学芸出版
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本棚登録 : 34
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046532251

作品紹介・あらすじ

安吾賞受賞とともに、かつての破滅的な恋と死が胸に蘇る「デスマスク」、戦中動乱の北京で運命的に出会った恩人との再会と別れを綴った「絆」、得度を目前にして揺れる女心と、師僧の言葉をはじめて明かした「そういう一日」-。野間文芸賞受賞作『場所』の対をなす、珠玉の短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 瀬戸内寂聴さんが出演されたBHKスペシャルを見たきっかけで積読のなかかから引き上げて読み始めた本だ。自分で買った本ではなく確か読書仲間の友人からもらった本だと思う。短編集だが私小説と創作した物語が一緒に収められているのもさすがに悟られた瀬戸内さんならではの構成か。煩悩にまみれた人たちが日々起こすちょっとした諍いや小さな事件を本当に優しい目でもって観察し、人間なんだからみんな色々似たような事あるだろうけど許そうよ!という著者の声が聞こえてきそうな作品が並んでる。読後許されたような優しい気持ちになれる評判にはなっていないがいい本だとおもった。

  • 瀬戸内さんの小説を初めて読んでみた。おもしろい。おもしろかった。やはり解脱した者しか感じ得ない感覚というものはあるのだろうなあ。いちど、仏門に入りたいと思う。

  • 請求記号:913.6/Set 資料ID:50062270
    配架場所:書庫入り口横 学生選書コーナー・指定図書

  • 彼女の生き様はある程度知っているつもりであったが、こうやって読むとやっぱ凄い!
    特に、とても明日89歳の誕生日を迎える女性が書いてるとは思えない「生臭さ」......とても素敵だと思います♪

  • 瀬戸内寂聴を初めて読む。奔放な人だとは知っているつもりでした。これはフィクションか、自叙伝か。瀬戸内さんは出家するしか無かったのでしょうか?懺悔と逃避そして自分の正当化。一世紀を生きようとする彼女の言葉には、どうしようもない深みがあってまるで映像のように私を蝕む。

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著者プロフィール

せとうち・じゃくちょう 1922年、徳島生まれ。東京女子大学卒。1957年に「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる(旧名晴美)。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年『風景』で泉鏡花文学賞受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年に文化勲章を受章。他の著書に『釈迦』『死に支度』『わかれ』『求愛』『いのち』など多数。

「2018年 『花のいのち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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