風景

  • 角川学芸出版 (2011年1月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784046532251

作品紹介・あらすじ

『秘花』以来3年ぶりの新作小説刊行! 安吾賞受賞とともに昔の破滅的な恋が蘇る「デスマスク」、得度を目前にして揺れた心を初めて語る「そういう一日」など、胸に刻まれた体験を渾身の筆で綴った自伝的短編小説。

みんなの感想まとめ

多様な人生経験を背景にした短編小説集は、恋愛や人間関係の複雑さを深く掘り下げています。著者の生育歴や結婚生活、さらには新たな恋愛の模様が描かれ、読者はその情熱や葛藤に引き込まれます。特に、仏門に入ると...

感想・レビュー・書評

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  • 7編の短編だけど、読みごたえがあった。さすがに寂聴さん自分の生育歴から、結婚生活、若い男性と出奔、そしてまたまた新しい恋愛、作家生活と目まぐるしい。
    収められている作品も恋愛絡みで、人間の生きようとか情念、しがらみとか、不思議な思いで引き込まれてしまった。

  • 瀬戸内寂聴さんが出演されたBHKスペシャルを見たきっかけで積読のなかかから引き上げて読み始めた本だ。自分で買った本ではなく確か読書仲間の友人からもらった本だと思う。短編集だが私小説と創作した物語が一緒に収められているのもさすがに悟られた瀬戸内さんならではの構成か。煩悩にまみれた人たちが日々起こすちょっとした諍いや小さな事件を本当に優しい目でもって観察し、人間なんだからみんな色々似たような事あるだろうけど許そうよ!という著者の声が聞こえてきそうな作品が並んでる。読後許されたような優しい気持ちになれる評判にはなっていないがいい本だとおもった。

  • 瀬戸内さんの小説を初めて読んでみた。おもしろい。おもしろかった。やはり解脱した者しか感じ得ない感覚というものはあるのだろうなあ。いちど、仏門に入りたいと思う。

  • 彼女の生き様はある程度知っているつもりであったが、こうやって読むとやっぱ凄い!
    特に、とても明日89歳の誕生日を迎える女性が書いてるとは思えない「生臭さ」......とても素敵だと思います♪

  • 瀬戸内寂聴を初めて読む。奔放な人だとは知っているつもりでした。これはフィクションか、自叙伝か。瀬戸内さんは出家するしか無かったのでしょうか?懺悔と逃避そして自分の正当化。一世紀を生きようとする彼女の言葉には、どうしようもない深みがあってまるで映像のように私を蝕む。

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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