風景

著者 :
  • 角川学芸出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046532251

感想・レビュー・書評

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  • 7編の短編だけど、読みごたえがあった。さすがに寂聴さん自分の生育歴から、結婚生活、若い男性と出奔、そしてまたまた新しい恋愛、作家生活と目まぐるしい。
    収められている作品も恋愛絡みで、人間の生きようとか情念、しがらみとか、不思議な思いで引き込まれてしまった。

  • 瀬戸内寂聴を初めて読む。奔放な人だとは知っているつもりでした。これはフィクションか、自叙伝か。瀬戸内さんは出家するしか無かったのでしょうか?懺悔と逃避そして自分の正当化。一世紀を生きようとする彼女の言葉には、どうしようもない深みがあってまるで映像のように私を蝕む。

著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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