いざなぎ流の研究 歴史のなかのいざなぎ流太夫

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  • 角川学芸出版
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (702ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046532404

作品紹介・あらすじ

高知県旧物部村の峻険な地に暮らす村人たちが守り伝えてきた「いざなぎ流」。"現代の安倍晴明"と称される太夫の神秘的な祭儀、物語性に富む祭文、神霊を象った数百種もの御幣など、そのすべてに原始の信仰の姿を見いだすことができる。陰陽道や修験道、神道、仏教と混淆しつつ、独自の信仰を今に伝える「いざなぎ流」の、謎に満ちた歴史と文化に分け入り、日本人の精神の根源に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • いざなぎ流研究の第一人者、小松和彦の集大成ともいえる一冊。
    帯の推薦文が夢枕獏、京極夏彦の両氏というのも頷ける充実の内容です。

    陰陽道の流れをくむともいわれるこの民間信仰が、歴史の彼方のことではなく、今この現代に伝承されている事実と意味を考えながら読んだ。
    間違いなく、民俗・文化人類の研究書なのだが、私はむしろ、この土地と歴史に秘められたミステリーとして、読み物として楽しんだ。

    姉妹編として太夫たちが伝承してきた祭文・祭儀についてのものが刊行予定とのことなので、こちらも楽しみに待ちたい。

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著者プロフィール

(こまつ・かずひこ)1947年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター所長。埼玉大学教養学部教養学科卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科(社会人類学)博士課程修了。専攻は文化人類学・民俗学。著書は『いざなぎ流の研究─歴史のなかのいざなぎ流太夫』(角川学芸出版)、『神隠しと日本人』『妖怪文化入門』『呪いと日本人』『異界と日本人』(角川ソフィア文庫)、『百鬼夜行絵巻の謎』(集英社新書)、編著に『妖怪学の基礎知識』(角川選書)など、多数。2013年、紫綬褒章受章。2016年、文化功労者。

「2018年 『鬼と日本人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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